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子犬の耳掃除、いつからはじめるのが正解?嫌いにならない方法は?

   2020/02/11

愛犬の耳掃除はいつからできるのでしょうか。動物病院でも耳掃除をしてもらうことはできますが、できれば自宅でも愛犬の耳のケア、してあげたいですよね。「耳掃除」が苦手…というのは、耳のトラブルを抱える愛犬の飼い主さんによくあるお悩み。耳掃除が嫌→耳のトラブルを起こす→耳掃除がさらに嫌になる…の悪循環に陥っていることもよくあります。今回は、耳掃除を嫌いにならないために大切な耳掃除を始めるタイミングと、自宅での耳掃除の方法についてお伝えします。

犬の耳掃除を耳の病気になってから始めるのは絶対NG

よくあるのが、外耳炎などの耳の病気になってはじめて家で耳掃除をしようとして犬が耳掃除を嫌いになってしまった…という失敗。

外耳炎になるとたくさんの耳垢が出るため、耳掃除に非常に時間がかかります。そもそも痛い耳を触られること自体が犬にとってはイヤなこと。そんな状態で長時間拘束されてしまった犬は、耳掃除が大嫌いになってしまっても不思議ではありません。

ですから、耳掃除は耳の病気になってからでいいや…とは考えないでください。耳の清潔を保つことも、愛犬にとって大事なグルーミングのひとつ。つまり、愛犬のために行ってあげたいお手入れなのです。

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子犬の耳がこんな状態の時は、耳掃除をする前に動物病院へ!

子犬の耳に病気がある時は耳掃除せず病院へ

子犬がよく見せる、耳の病気が疑われる症状には、

  • 耳をよく掻く
  • 頭をよく振る
  • 頭を傾けるしぐさを頻繁にする
  • 耳が臭い
  • 耳垢が多い
  • 耳が赤い

などがあります。もしも愛犬の耳がこんな状態になっているのであれば、自宅で耳掃除はせずにそのまま動物病院を受診してください。

病変のある耳を触られることは、子犬にとって痛みやストレスを伴います。人間だって、ケガしている部分を触られるのは怖くて嫌ですよね。耳のトラブルは早めに診断を受け、適切な治療を開始することで、治療期間は短くなります

もちろん、外耳炎などの病気の治療として、耳掃除が必要になるケースはあります。それでも、適切な診断と治療によって、耳の痛みや不快感を少しでも抑えてあげておくことで、飼い主さんにとっても愛犬にとっても耳掃除のハードルは下がるはず。愛犬が 耳掃除を嫌いにならないためにも、少しでも耳掃除に対するハードルを下げた状態から、少しずつ練習を重ねていくことが大切なのです。

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痛い耳を無理やり耳掃除することの3つの危険

耳にトラブルがあるにもかかわらず、病院に行かずになんとかしようと、無理やりに耳掃除を繰り返すことは非常に危険です。

1つめの危険は、耳の状態を悪化させてしまうこと。不適切な耳掃除の方法で耳道を傷つけたり、適切な治療を受けていなかったりすることで、耳の病気が悪化したり慢性化したりすると、耳の病気と一生付き合っていくことになったり、時には手術が必要になったりすることもあるのです。

2つめの危険は、犬が耳掃除を嫌いになってしまうこと。愛犬に「痛い耳を無理やりさわられた!」という記憶が強く残ってしまうと、子犬が耳に触れられるのを嫌がるようになってしまい、普段のお手入れとしての耳掃除や、耳の治療が難しくなってしまうでしょう。

3つめの危険は、犬が顔まわりを触られること自体が嫌になってしまうこと。耳を触られることが嫌なあまり、頭を撫でられることを警戒するようになることがあります。場合によっては、恐怖のあまり、噛みつきなどの行動をとるようになってしまうケースもあり、愛犬と飼い主との関係にも非常に深刻な影響を及ぼすことになるのです。

耳のトラブルを起こす前に耳掃除を始めよう

耳のトラブルを起こす前に子犬の耳掃除をはじめるのが大事

トラブルを起こして耳が痛い状態になってしまってからはじめて耳を触る、というのは絶対におすすめできません。ですから、子犬の耳掃除は、耳がトラブルを起こす前、健康な状態の時にはじめておくほうが良いでしょう。

子犬の初めての耳掃除は、耳の入り口の汚れをふき取ることから

耳のトラブルを起こすまえに耳掃除を始めておきたい、とお話ししましたが、最初から自宅で耳の奥まできれいにするような耳掃除をすることをおすすめしているわけではありません

子犬の始めての耳掃除は汚れをふき取るだけ

まずは、「耳の状態を確認して、耳の入り口付近の汚れをふきとる」ことをお手入れの一環として習慣にすることからはじめましょう。耳掃除をされることが嫌にならないようにしてあげることが大切。楽しい雰囲気で、リラックスして、決して無理はしないように少しずつ練習しましょう。

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できるだけ早い時期から「耳を触る練習」を!

耳掃除がスムーズにできる犬になるには、子犬の頃から耳に触られることになれておくことが大切です。
犬は口や足、しっぽ、耳などの体の末端を触られるのが苦手なもの。でも、子犬の頃から体中を触る練習をして、犬が本来触られるのが苦手な部分であっても、「触られても平気」な状態にしておけば、普段のグルーミングもしやすくなりますし、病気になった時の診察もスムーズです。

耳を触られるのが好きになってしまえば、耳掃除OK!

子犬が体に触られることに慣れ、体中触られるのが大好きな状態になるのが理想的。そうなれば、自宅でスキンシップを楽しむこともできますし、健康チェックがとてもしやすくなります。

これは、「耳」についてもいえること。できるだけ早い時期から子犬の耳を触る練習をして「耳を触られるのが好き!」な状態にしてしまいましょう。そうすると、耳掃除に対するハードルはかなり低くなりますよ。

もし愛犬が耳を触られるのが好きな状態になっているならば、耳の入り口をきれいにする程度の耳掃除の練習はいつでもはじめられる状態になっているということです。

耳掃除の前に!子犬の耳を触る練習の方法

子犬に耳掃除をする前の準備段階として、子犬が耳を触られることを嫌がらないようにしておきましょう。もしもすでに子犬が耳を触られることに抵抗がない状態であれば、ここは飛ばしていただいてOKです。

1.まずは子犬の体中を触る練習

いきなり子犬が苦手な場所を触ると、子犬が触られること自体を嫌いになってしまうかもしれません。子犬が触られてうれしい場所を撫でることからスタートして、手をスライドさせるように体中を触る練習をしましょう。

耳掃除の前に子犬の体を触る練習をしておく

2.耳を触ってみる

最初はほんの1秒、子犬の耳を触ることから。少しずつ触る時間を長くしていきましょう。耳の外側からはじめていき、少しずつステップアップ。耳をめくったり、耳の内側を指でなぞったりまでできるとgood!

3.子犬が触られるのが好きな場所を触って練習終了

練習を良い印象で終えるために大切なこと。ぜひ最後に子犬が触られて喜ぶ場所を触って終わりにしてください。そしてもう一度、しっかりほめてあげましょう。

体を触られることとうれしいことが結びつけば、耳を含め、体に触られることが好きになってくれるはずですよ。

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耳を触る練習は、必ず子犬にご褒美を与えながら

子犬が嫌がることを練習するときには、食べ物を何粒か用意しておいて、片方の手で少しずつかじらせながら練習することがおすすめです。食べるのに時間がかかるガムや知育玩具を利用してもよいでしょう。

もちろん、誉め言葉をやさしくかけ続けることもお忘れなく。途中で子犬が触られるのを嫌がったら、食べ物で気をひきつつ、少しずつ練習していきましょう。

※耳掃除をする前にしておきたい、愛犬の体を触る練習についてはこちらの記事でもご紹介しています。
撫でられるのがもっと好きに♪犬の撫で方の基本3STEPと、練習の方法とは?

子犬の耳掃除、実際の方法は?

子犬が耳を触られることに慣れたら耳掃除をスタートする

子犬が耳を触られることに慣れたら、耳掃除をスタートしてOKです。ちなみに、耳掃除におすすめの時間帯は、子犬が存分に遊んでストレス発散させたあと。まったりとリラックスするような時間帯であれば、受け入れてくれやすいですのでおすすめです。
逆に、子犬が遊びたいモードの時や、ストレスが溜まっているようなタイミングはおすすめできません

子犬の耳掃除に必要なもの

  • コットン
  • イヤーローション
  • お気に入りのおもちゃや知育玩具
  • フードやおやつ、ガム

イヤーローションがなければ、ぬるま湯でもOKです。また、ペットの耳掃除用にローションを含んだコットンも販売されていますので、そういったものを利用してもよいでしょう。

お気に入りのフードは必ず手元に用意しておいてください。これは、ご褒美を与えるタイミングを逃さないためです。また、耳掃除の練習をおもちゃやフードを与えながら行うためにも必要です。

※しつけやトレーニング成功のカギ「褒めること」と「ご褒美」。その効果的な方法とは?
愛犬の上手な褒め方のコツ5つ!ハッピーでイキイキした愛犬に育てよう!

※おやつ、上手に使えていますか?ただあげるだけではもったいない。おやつの上手な活用法はこちらの記事でご紹介してます。
子犬におやつって必要?!おやつは〇〇〇としつけに役に立つ!

ちなみに綿棒は、耳道の粘膜を傷つけてしまったり、耳垢を奥に押し込んでしまったりすることもあるので、おすすめしません

子犬の耳掃除、普段は見えている汚れをふきとるだけでOK

普段は子犬の耳に見えるよごれをとる程度の耳掃除でよい

毎日のスキンシップの一貫として、子犬の耳の中を観察してみましょう。
子犬が耳を触られるのにまだ抵抗があるようならば無理はしないで。片方の耳だけ確認して、反対側は翌日にしてもかまいません。

もしも子犬の耳に赤みや傷、強いにおい、いつもと違ったひどい耳垢があるなら、耳掃除は中止。
動物病院に連れて行ってあげましょう。奥の方に耳垢が見えて気になるときも、無理をせず、動物病院でとってもらうと安心です。

子犬の耳の表面についた汚れや耳垢は、コットンに耳洗浄用のイヤーローションを浸して、やさしく拭きとります。汚れを耳の中に押し込まないように、指が届く範囲だけで大丈夫
ガムや知育玩具を与えておき、夢中になっている間に手早くすませてください。

たれ耳の犬種であれば、耳を裏返して、新鮮な空気を入れてあげましょう。ずっとふさがれたままにしておくと、湿気がこもり、菌が繁殖する原因にもなります。

子犬の耳掃除は「できて当たり前」ではない!

犬の耳は、耳道が5cm~10cmと長く、L字型に曲がっています。そのため、通気が悪く、菌が繁殖しやすい傾向にあり、外耳炎などの耳のトラブルを起こしやすくなっています。

ただでさえ触られることが苦手な犬が多い犬の耳ですが、このような複雑な構造をしているために、犬の耳掃除はかなりハードルの高いケアであることを忘れないようにしてください。「できて当たり前」ではないのです。

子犬の耳掃除の頻度は?

耳掃除の頻度は、子犬の耳の汚れ具合を見ながら、適宜調整してください

子犬の耳掃除の頻度は汚れを見ながら決める

耳掃除のしすぎは外耳道を傷つける原因になることもあります。目安としては、健康な犬の場合、立ち耳の犬種であれば、耳掃除は多くても月に1~2回程度で大丈夫。通気性が悪く、トラブルを起こしがちなたれ耳の犬種の場合はもう少し頻繁な耳掃除をしたほうがいいこともありますが、それでも多くの場合は、週1回程度の耳掃除で十分です。

逆に、それ以上の頻度で耳掃除が必要なほどに耳の汚れがみられる場合には、何らかのトラブルがある可能性が。無理に耳掃除をしようとせず、動物病院を受診してください。

※病気の治療のために獣医師の指示で耳掃除を行う場合の耳掃除の頻度については、かかりつけの獣医師の指示に従いましょう。

耳の奥の掃除は、動物病院で指導を受けてから

犬の耳の奥の方の掃除としては、イヤークリーナー(洗浄液)を直接耳に入れて掃除する方法があります。しかし、健康な状態の犬であれば、無理にそういった耳掃除をする必要はありません。

犬が嫌がらない耳掃除、安全な耳掃除のためにも、はじめは動物病院で指導を受けることをお勧めします。

子犬の耳掃除、無理やり行うのはNG

子犬の耳を清潔にしておこうとするあまり、押さえつけるなどして無理やり耳掃除するのはNGです。本来、耳を触られることは、子犬にとってあまり気持ちのいいものではありません。お手入れだからといって、嫌がる子犬に無理やり耳掃除をしていると、耳掃除がトラウマになって耳を触られること自体を嫌がるようになってしまいます。

また、子犬が嫌がる行為を無理やりしてしまう飼い主のことを子犬は好きになってくれるでしょうか?子犬との関係を維持するためにも、嫌がる子犬に無理やり耳掃除をするようなことはしないでください。

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すでに耳掃除を嫌がるようになっているなら、丁寧に慣らしていって

すでに耳掃除を嫌がるようになっているならば、自宅でゆっくりと体を触る練習から進めてください。焦らず丁寧に、じっくりと進めることが大切です。

自宅では体を触る練習、耳を触る練習を繰り返し、どうしても気になる汚れはトリミングサロンや動物病院などのプロに依頼するのもひとつの方法ですよ。

子犬の耳掃除で格闘しないため、少しずつ練習を!

子犬の耳を健康に保つためにも、子犬との関係を悪化させないようにするためにも、子犬が嫌がる「いきなり、むりやり、耳掃除」は絶対NG。トラウマを与えず、耳掃除嫌いにならないようにすることが大切です。「耳を触られることは怖くない」「耳を触ってもらうと気持ちがいい」と子犬に感じてもらえるように、日ごろから少しずつ練習していきましょう。

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こいぬすてっぷでは、子犬との暮らしに必要なしつけやトレーニングを月齢ごとにわかりやすくご紹介しています。子犬の健康を守るためにも欠かせない、「体の色々な部位を触る練習」は「3か月編」で詳しく紹介しています。3か月を過ぎていても、もちろん練習できますので、気になる方はぜひお問合せください。

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