
梅雨も犬との散歩を楽しむ4つのコツ【獣医師監修】
梅雨の時期、犬との散歩を楽しむためのコツをご紹介します。梅雨は雨が降ったり、ムシムシしていたりでつい面倒になりがちですが…
犬との散歩中のにおいかぎ。しつこいしやめさせたいと感じることもあるかもしれませんが、においかぎは犬が本能的に必要としている行動。無理やりやめさせられるようなことが続くと、犬は不安や不満をどんどん募らせていくことにつながります。今回は犬の散歩中のにおいかぎが必要な理由についてです。
犬がにおいをかいで回るのは、人が目で見て色々なものを確かめたり、楽しんだりするのと同じこと。犬にとってにおいかぎは、自然なことであり、安心して、精神的に満たされた生活を送るのに欠かせない行動なのです。
家庭で過ごしている犬たちは、嗅覚を使って獲物を探し求める必要はありません。ですから、犬たちは「においをかぐ」という本能的な行動を持て余し気味となっているのです。そのため、散歩に出て、新しい刺激にたくさん出会って思い切りにおいをかぐことで、においかぎをしたいという本能的な欲求を満たしてあげる必要があるのです。
「あ、ここに何かある。なんだあれは…。」「お友達がここを通ったのかな…。」人が目で見て情報を集め、色々考えるように、犬もにおいをかぐことで情報を集め、めいっぱい頭を使って考え、そして満足感を得ます。
犬が散歩中のにおいかぎを禁じられると、気になったことを確認できないままとなり不安が募ります。また、においかぎをしたい!という本能的な欲求が満たされないことで欲求不満の状態にもなります。
すると、落ち着いて過ごせない、吠えやすくなるといった問題行動につながる可能性もあるのです。
においかぎは、私たち人間とは異なる習性のため、どうしても見落とされたり軽く見たりされがちです。でも、犬が外の世界で様々なにおいをかいでまわり、色々な刺激を楽しむことは、犬が退屈せずに、精神的に落ち着いた日々を過ごすためにとても大切です。しつこいと感じることもあるかもしれませんが、存分においかぎをさせてあげましょう。もちろん、安全を守ることも必要です。危険な場所には近づかせないようにし、散歩中は常に道に食べてはいけないものが落ちていないか気を配りつつ、リードをつけて安全に楽しみましょう。
※関連記事
散歩で犬がリードを引っ張る癖の直し方【獣医師監修】
こいぬすてっぷに所属している獣医師チーム。臨床経験が豊富な獣医師により構成されています。獣医療の知識や経験を生かし、子犬育て、しつけに関わる正しい知識をわかりやすくお届けしていきます。
梅雨の時期、犬との散歩を楽しむためのコツをご紹介します。梅雨は雨が降ったり、ムシムシしていたりでつい面倒になりがちですが…
犬がお散歩を嫌がる理由はさまざまです。嫌がる理由を考えずに、無理やり犬を散歩に連れ出そうすると、おそらく犬はますます散歩…
犬と電車やバスを利用する場合の注意点をご紹介します。 目次 ①運賃や乗車の規定を確認しておく②キャリーでリラックスする練…
愛犬との雨の日の散歩、どうしてますか?できれば毎日散歩するにこしたことはないのはわかってるけど…、「正直、メンドクサイ……