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子犬とのおでかけはワクチン完了前から?!社会化期は待ってくれない!

 

子犬はワクチンが終わるまでは家から一歩も外に出られないのでしょうか?いえいえ、子犬をおうちに迎えたらぜひ早いうちから、少しずつ外に出る機会を作ってください!いくつかの注意点を守ってさまざまな経験をさせることで、子犬は楽しく幸せに暮らせるようになりますよ。

ワクチンが完了してからでは遅い社会化

「子犬の散歩はいつから?」という質問は多く寄せられます。子犬の体を伝染病から守る、とう意味では、やはり「3回目のワクチン注射が終わって、1週間ほどしてからがいいですね」と言いたいところ。

ところが、これから人間社会で暮らしていく子犬に様々なことを経験させてあげる、という意味では、実は3回目のワクチンが終わってから、というのは「少々遅い」ともいえます。

生後2か月~3か月くらいのいわゆる社会化期は、 社会性を身に着けたり、さまざまな人間社会の刺激に慣れたりしやすい時期であり、子犬が社会性を身に着けるのに最も重要な時期。これは、子犬が柔軟に色々なことを吸収できる、ほんの短い期間です。

この大事な社会化期にずっと家の中でばかり過ごして、外に出るという経験をしないようでは、子犬が精神的に発達する機会を逃すことになります。それどころか、ずっと刺激の少ない室内で飼い主さんとだけ過ごし、社会化期を過ぎてはじめて、怒涛の如く次々と強い刺激にさらされてしまうことは、人間社会に対して恐怖心を持つことにるながる可能性もあるのです。

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ワクチンが終わる前から 抱っこでおでかけ!

ワクチンが終わっていないからといって、絶対に外に連れ出してはいけないわけではありません。むしろ、子犬の心の発達という意味では、できるだけ早い時期から、少しずつ、さまざまな刺激に慣らしていくべきなのです。

社会化期に人間社会にうまく慣れることができなかった子犬は、落ち着かず、興奮しやすく、臆病な成犬に育ちやすいとされており、さまざまな問題行動を起こすようになりやすいとも言われています。ですから、子犬をおうちに迎えて家に慣れた頃、元気も食欲もあるようなら、できるだけ早いタイミングで抱っこでのお散歩をスタートすることをおすすめします。

とはいえ、ワクチンが完了する前に外に出すため、伝染病のリスクが全くないわけではありません。不特定多数の犬が集まる場所や、伝染病の危険のある犬との接触は避け、また、他の犬の排泄物などに触れたり口にしたりしないように注意しながら、散歩を楽しむ必要があります。そうすることで、伝染病のリスクよりもずっと大きな「社会に慣れる」というメリットが得られるのです。

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ワクチン完了前の散歩の進め方

最初は短時間から

いきなり子犬を外に出すのは少し怖いかな、と思うなら、窓を開けて、外の風景を見せたり、音を聞かせたりするだけでも子犬にとっては良い刺激になります。子犬に無理のないよう、少しずつ外の世界を紹介してあげましょう。

家の外に出るときは、いきなり遠出するのではなく、少しずつ。はじめてのお散歩は、抱っこして玄関から外に出て家のまわりの景色を眺めるだけでもOK。においや音、風を感じるだけでも立派な社会化トレーニングです。

大丈夫そうなら、抱っこで家の周りをぐるりと1周してくるのもいいですね。それもできたら、ちょっと公園まで足を延ばしてベンチでしばらく時間を過ごしてはいかがでしょう。

子犬を抱っこしたまま、しゃがんでみるのもいいですね。土、アスファルト、晴れの日、雨上がり…それぞれ感じる匂いが違うはず。そういったちょっとした経験をたくさん積み重ねさせてあげましょう。

お出かけの時は、好きな食べ物を持って

お散歩には、ごはんのフードや大好きなおやつを持って行くのがおすすめ。ごはんの時間帯におでかけして、外で飼い主さんの手からごはんを楽しむのもいいですね。外で食べるごはんは、子犬にとっても嬉しい時間になるはず。また、好物の食べ物は、外でちょっと嫌な気分になった時の気分転換にも使えますよ。

お散歩先で飼い主さんの手からごはんを食べることに慣れたら、家族以外の人に食べ物をもらう練習もできるとgood。お友達や、「かわいいですね!」などと声をかけてくれた人に、「人好きになってほしいので」などと協力をお願いしてみてはいかがでしょう。このとき、子犬が指を噛んでしまわないように、手を広げてパーの状態で与えてもらうようにしてくださいね。

毎日、どこかにお出かけしよう

子犬がおでかけに慣れてきたら、飼い主さんのおでかけにも積極的に子犬を連れていきましょう!想像力を働かせ、これから愛犬が経験する可能性のあるシチュエーションを色々と経験させてあげましょう。キャリーバッグやクレートを使って雨の日に外出するのもひとつの経験。バッグの揺れ、雨の音やにおい、濡れた路面を走る車の音…すべてが子犬にとって学習のチャンスです。また、クレートを使って電車やバスに乗ってもみるのもひとつですね。

無理強いはしないであげて

飼い主さんからの食べ物が食べられないほどに子犬が怖がってしまうようならば、いったん外出は中止して出直しを。安心できる自宅から少しずつ、慎重に外の世界に慣らしていきましょう。

ワクチン完了前の散歩の注意

犬が集まる場所、人の多い場所を避けましょう。これは、抵抗力が不十分な子犬を守るために必要なことです。さらに、思わぬ事故を避けるためにもとても大切です。また、子犬を不必要に怖がらせないためでもあります。伝染病のリスクを遠ざけると同時に、子犬が恐怖を感じてしまうようなことは避けてください。

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社会化期はあっという間!毎日を大切に

社会化トレーニングに適した時期は本当にあっという間に過ぎ去ってしまいます。フレンドリーでだれからも愛される犬になるには、この時期がとても大事。おだやかで、ものおじしない、ハッピーな犬に育つために、ぜひ早い段階からいろんな経験をさせてあげましょう!

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