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愛犬を熱中症から守る5つの対策。お出かけ編【獣医師監修】

   2019/12/09

暑い日の愛犬とのお出かけで、飼い主さんが十分に気を付けなくてはならない熱中症対策。人よりずっと暑さに弱い愛犬への熱中症対策は万全ですか?人間で欠かせない熱中症対策は、犬にももちろん必須です!愛犬の命を危険にさらしてしまわないため、念入りに熱中症予防&対策をしましょう。

対策①犬の熱中症の危険性を正しく認識する

犬は熱中症に非常にかかりやすいです。そして、子犬の場合はなおさら熱中症にかかりやすく、そのダメージも深刻

熱中症は手当が遅れると一気に進行し、命の危険もあります。「なんとなく知っているつもり」では愛犬の命を危険にさらしてしまうかもしれません。熱中症で愛犬につらい思いをさせないためにも、 犬の熱中症の危険性をしっかりと認識しておいてください。

犬は体温調節が苦手。子犬はさらに苦手。

熱中所対策をしながら遊んでいる子犬
子犬はまだまだ体温調節が苦手

犬は全身を毛で覆われているため、体の内側に熱がこもりがち。また、犬の体は汗腺が発達しておらず人のように汗をかきません。そのかわりに、パンティングと呼ばれる「ハッハッハッ」という浅く速い呼吸で体温を下げたり、冷たい場所に体をピタっとつけたりして体温を下げようとしたりします。そのため、犬は人よりも体温調節の効率が悪く、熱中症にかかりやすい傾向があるのです。

さらに子犬の場合は、体の機能が未発達であるために、成犬と比べて体温調節を上手にできません。このような理由から、子犬は非常に熱中症にかかりやすいのです。

また、サモエドやシベリアン・ハスキー、ゴールデン・レトリーバー、グレートピレニーズといった寒い地域が原産国という犬種ダブルコートで長毛の犬種「短頭種」と言われる、パグやフレンチブル、ボストンテリア、シーズー、ブルドッグなどのマズルの短い犬種は体温調節が非常に苦手。熱中症には最大限に警戒しておかなくてはなりません。

犬は熱い路面に近い場所にいる

犬は人間よりも地面に近い位置を歩きます。人間にとっては心地よく感じる気温が23℃程度で良く晴れた日ですら、犬が歩く地面はすでに30℃を超えていることをご存じでしょうか?気温が28℃を超えると、アスファルト面はなんと50℃を超えることもあるといわれています。

路面に近いところを歩くため、熱中症対策が必要な子犬
子犬は特に地面からの距離が近いため暑さを感じやすい

さらに、路面自体の熱さだけでなく、放射熱(照り返し)についても考える必要があります。犬は体高が低く、地面からの放射熱を非常に強く浴びてしまいます。

特にダックスフンドやコーギーのような足が短く地表の温度の影響を受けやすい犬種は、熱中症になるリスクが他の犬種よりもさらに高いので要注意です。

また、犬の薄くやわらかな肉球で50℃以上のアスファルト面を歩くと、火傷をしてしまうおそれもあります。暑い時期に散歩をさせるときには、必ず地面を手で触って温度を確認してから歩くようにしてくださいね。

対策②犬の熱中症の初期症状と応急処置を知っておく!

熱中症から愛犬の命を守れるかどうかは、いかに早く危険に気づき、手当てを行うかにかかっています。熱中症対策のひとつとして、熱中症の初期症状と応急処置を知っておくことは非常に大事なことです。

熱中症の初期症状とは…

熱中症の初期症状でパンティングする犬
辛そうに舌を出して、荒く速い呼吸をしているときは要注意

暑さに弱い犬は少しのきっかけでも体調が大きく変わりやすいもの。ついさっきまで一緒に歩いていたのに、あっという間に熱中症で立てなくなってしまった…、なんてことも少なくありません。

  • ぼんやりしながらパンティングをいつまでもやめない
  • パンティングを続けたまま動きたがらない
  • ハアハア、ゼエゼエしている時の舌が異常に赤い
  • 口元がべたべたになるほどのよだれを垂らしている

こんなときは、熱中症のサインである可能性が大。まだ愛犬に元気があるうちならば初期症状の可能性が高いですが、みるみる具合が悪くなることもありますので、迷うことなくすぐに応急処置をしてあげなくてはなりません。

また、犬が冷たい床や、日陰のアスファルトにお腹をペターっとつけてハアハア息をしているのを見たことはありませんか?これも、熱中症に要注意のサインのひとつです。冷たい所に触れることで、体温を下げようとしている可能性があるのです。そのまま放っておくとひどい熱中症を起こしてしまうかもしれません。すみやかに手当てをしてあげましょう。

熱中症の初期症状に気づいたときの応急処置

熱中症かもしれない、と思ったら、すぐに犬を日陰で風通しの良い涼しい場所へ移動してください。エアコンの効いた室内に入ることができるならばよりよいでしょう。

愛犬が熱中症かもしれない時に運び込む涼しい部屋
熱中症かな?と思ったら、すぐに涼しいところへ

犬が水を飲めるようならば水を飲ませ、犬の体に水道水をかけて体を冷やし、なるべく早く動物病院へ連れていってください。症状に気づいた時点で動物病院へ連絡をいれておくことをおすすめします。

外出先で近くに水道がないのであれば、飲用水で濡らしたタオルを犬の体にかけ、そこにさらに手元の水筒やペットボトルで水をかけてあげてください。濡らしたタオルをかけることで、水が犬の体を伝って流れてしまうのが防げます。さらにうちわなどであおいで風を当ててあげると冷却効率があがります。

動物病院へ連れて行く最中も、薄いタオルを巻いた冷却パッドや保冷剤で首や股、脇などを冷やしてあげましょう。手元に保冷剤がないようならば、水で濡らしたタオルを子犬の体に巻き、うちわなどで風をあててあげましょう。

熱中症が進行してそうな時は…

熱中症から愛犬の命を守るには、とにかく時間との勝負がカギとなります。
処置が遅れて、熱中症が進行すると、嘔吐や下痢、ふるえ、けいれん発作などがみられるようになってきます。気を失ってしまって立ち上がることができないようなケースも。

このような状態は、きわめて緊急性が高く、命の危険もある状態です。自力で水を飲めないようならば無理やり水を飲ませたりは決してせず、すぐに愛犬の体を冷やし、大至急動物病院を受診してください。この時、あらかじめ動物病院へ連絡をしておくことで、病院も受け入れ態勢を整えておくことができるでしょう。

「いつもと様子が違うかな?」ということに気が付いたら、躊躇せずに獣医師の診察を受けることが、熱中症から愛犬を守るのに大事なことです。

対策③車は熱中症リスク大!温度管理と水分補給を徹底!

しっかり熱中症対策をして車に乗る犬
愛犬とドライブするときは、念には念を入れた熱中症対策を

犬と車でおでかけするのは楽しいもの。でも、車内は愛犬にとって過酷な環境となりがちです。ちょっとの油断や不注意から、犬が熱中症を起こしてしまうこともあるのです。犬と車でのお出かけを楽しみたい場合には、特に熱中症を予防するための対策を万全に。
そして、どれだけ対策を万全にしたとしても、こまめに犬の様子とキャリーの中の温度をチェックするようにしてください

とにかく暑くなりやすいキャリー。必ず涼しい場所へ

車内でクーラーをつけていたとしても、後部座席やトランクルームはクーラーの風が届きにくいものです。キャリーの中は通気性が悪く、クーラーの風がうまく入っていかないこともよくあります。さらに、キャリー内は愛犬自身の体温で暑くなりがちです。

キャリーを置く場所は、エアコンの効きやすい後部座席か足元へ。エアコンの設定温度も、人が少し寒いかな、と感じる程度にして、人間が上着で調節するようにしてください。

また、直射日光を避けるためのシェードも必須です。移動に伴って、日差しの向きがかわることもしっかりと考えておきましょう。さらに、 キャリーに敷いて使えるひんやりグッズを使うなどの工夫も必要です。

水は多めに持参し、こまめに水分補給と休憩を

ドライブの途中で水を飲んで休憩する犬
こまめに停車して水分補給の時間を作ってあげて

犬の熱中症対策には、ドライブ中の水分補給も欠かせません

冷たい水をかなり多めに用意しておき、こまめに車をとめて水分補給をしてください。また、定期的に犬を車外に出して気分転換させてあげることも必要です。

渋滞に巻き込まれないようしっかり計画をたてて

特に行楽シーズンは、渋滞に巻き込まれてしまうこともよくあります。

渋滞中は、車内に風を通すことが難しくなるため、熱中症の危険性も上がってしまいます。計画の段階から渋滞しそうな時間帯を避けるなどの配慮をし、万一渋滞に巻き込まれた時のために持参する水もできるだけ多めにしておくことをおすすめします。

熱中症対策をしてドライブを楽しむ犬
愛犬とのドライブは渋滞を避けて、こまめに休憩を

万が一、車内で犬がハアハアするなど、体温が上がってきた…と感じたら、応急処置としてタオルなどを使って愛犬の体に水をかけ、エアコンの風やうちわであおいだ風を当てるなどの対応をしてください。渋滞が解消したらすぐに休憩をとり、水を飲ませたり、水浴びをさせたりしましょう。また、落ち着いたように見えてもいつ症状が再発し、状態が急変するかわかりません。いつでも動物病院へと向かえるようにしておきましょう。

どんなに短時間でも愛犬を車内に残して離れるのは厳禁!

車内に犬を残して離れるようなことは、たとえ短時間であっても、日陰や地下であっても厳禁です。

停車した車内は想像以上に温度が上昇します。窓を開けておく程度では、熱中症は絶対に防げません。また、エアコンをかけていたとしても熱中症のリスクはあります車内で取り残された犬が不安から吠えてしまうことも考えられます。そうなると、犬の体温も室温もどんどん上がってしまい、きわめて危険な状態となるのです。

車から離れるときには、必ず愛犬と一緒に外に出るようにしてください。

対策④外での遊びは場所と時間に注意して熱中症を予防!

しっかりと熱中症対策をして遊ぶ犬
熱中症をおこさないよう、適度にクールダウンしながら遊ぼう

暑いからといって夏の間ずっと室内で家族とだけ過ごしていると、犬のストレスもたまりますし、社会性も育ちません。たまには、外で思いきり体を動かして遊ばせてあげたり、他の犬や人に会ったりさせてあげたいですよね。

そんなときには熱中症予防の対策を万全にして愛犬を外へと連れ出してあげましょう。とはいえ、熱中症は外遊びの最中に起こるケースも多く、飼い主さんの適切な対策が欠かせません。十分に注意しましょう。また、気温や湿度があまりに高いようならば、外遊びを中止したり、早めに切り上げたりする判断も大切です

愛犬を熱中症にしないために大事!遊ぶ場所選び

愛犬と外で遊ぶ場合は、ドッグランやペットの入場が許可されている公園などを活用しましょう。アスファルトや砂の上は非常に高温になりやすいため、おすすめできません。気温も地面の温度も比較的上がりにくいとされている芝生や日陰の土の上が比較的遊びやすいでしょう。

愛犬を熱中症にしないため、遊ぶ時間帯にも気を付けて

犬の熱中症を予防するためには、遊ぶ時間帯についても配慮しなくてはなりません。比較的気温の低い、早朝や夕方がよいでしょう。

ただし、真夏の風のない夕方はまだまだ気温が高いことも少なくありませんよね。気温が高いようならば、外遊びをあきらめて、室内で思い切り遊ばせてあげましょう。

どんな場所で遊ぶにしても、こまめなクールダウンと水分補給は必須

熱中症対策のために日陰で休む犬
木陰で上手に休憩をとりながら遊ぼう

犬は遊びに夢中になっていると、水分補給を忘れてしまいがち。こまめに子犬を呼び寄せて、水を飲ませたり休ませたりしてください

子犬の早い時期から「おいで」をマスターしておき、定期的に飼い主さんから水分補給とクールダウンができるようなきっかけを作っておくとよいですね。

また、遊び始める前に、あらかじめ日陰で休める場所を探しておくことも大事なこと。休憩中は自由に水を飲ませてあげるほか、冷たく冷やしたタオルで体を拭いてあげたりスプレーボトルに水を入れ、背中やお腹などに吹きかけてあげたりすると、熱中症の予防に効果的です。市販のひんやりグッズを活用するのもよいですね。

遊んだあとは、涼しい場所でゆっくり休んで

たくさん遊んだあとに熟睡する子犬
たくさん遊んだあとは、涼しい場所でゆっくり休ませてあげて

たっぷり遊んだ後は、しっかりと水を飲み、風通しの良い涼しい部屋でゆっくりと休ませてあげましょう思った以上に体力を消耗しているはずですので、帰宅後も、体調に変化がないか、よく観察してあげることを忘れずに。

対策⑤毎日のお散歩の時から熱中症対策を意識しておく

愛犬と遠くにお出かけする時だけ気合を入れて熱中症対策をするのではなく、普段から熱中症対策を意識しておきましょう。

熱中症対策として、散歩中に水を飲んでいる犬
日ごろの散歩のときから意識して熱中症対策を
  • 子犬とお散歩する場合は、日差しの強い時間帯、気温が高い時間帯を避ける
  • なるべく日差しの照り付けが少なく、日陰のある風通しの良い道路を選ぶ
  • お散歩の途中でもしっかりと水分補給をさせる
  • ひんやり効果のあるクールウェアやシューズなど、暑さ対策の施されたペット用品をうまく活用する

当たり前のことのようですが、普段から熱中症に気を付けておいてこそ、いざ愛犬とお出かけをする時にもしっかりとした用意ができるものですよ。

熱中症対策を万全にして、愛犬と夏を楽しもう

暑い日に熱中症対策が必要になるのは犬も人間も同じです。言葉を話せない犬の体調の変化にはぜひ敏感になってあげてください。少しの変化だと思っていたら、あっという間に深刻な状態になってしまうこともあります。犬の熱中症予防や対策について日ごろからしっかりと学んでおき、準備をしておくことをおすすめします。犬は飼い主が感じているよりずっと暑いと感じていることをきちんと認識し、常に「大丈夫かな?」と子犬を気遣う心を持ち続けることが、熱中症対策の第一歩です。

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