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子犬の甘噛みのしつけ、どうするのが正解?【獣医師監修】

 

甘噛みのしつけはしていない子犬

子犬の甘噛みのしつけは、甘噛みの理由によって対応を変えていく必要があります。「何が何でもすぐに甘噛みをやめさせる!」というしつけがふさわしくない状況がある一方、子犬の時期から甘噛みさせないようなしつけが必要な状況があるのも事実。今回は、子犬の甘噛みのしつけについて解説します。

子犬の甘噛みのしつけが必要な場面を見極めよう!

子犬の甘噛みのしつけが必要ではない場面

まず知っておかなくてはならないことは、子犬の甘噛みには、無理やりやめさせるようなしつけがふさわしくない状況があるということ。それは以下の4つ。

  • 歯の生え変わりの時期でムズムズして噛む甘噛み
  • さまざまなことを学習するためにしている甘噛み
  • やめて!の意思表示としての甘噛み
  • 甘えたい気持ちからくる甘噛み

こういったタイプの甘噛みを無理やりしつけでやめさせることは、子犬の発育や飼い主さんとの信頼関係の構築にとって悪影響。子犬が甘噛みをする理由を見極めたうえで適切な対応をしていく必要があります。

これは、人の手や足への甘噛みを許容するということではありません。人の手や足への甘噛みは、子犬のうちからさせないようにしなくてはいけません。そのために大事なのは、そもそも子犬が手や足を甘噛みをするような状況を作らないこと。子犬の目の前で手をヒラヒラさせたり、手を追いかけさせて遊んだりといった甘噛みできるような状況を作っておきながら、甘噛みした子犬をしつけでなんとかしようとするのはフェアではありません。

「そもそも甘噛みするような状況を作らない」というのは、できているようでできていないことが多いもの。それぞれの甘噛みに必要な対応については後述します。

子犬の甘噛みへのしつけが必要な場面とは

子犬の甘噛みのしつけが必要なのは、子犬が甘噛みをしないような状況を整えているにも関わらず、子犬が人の体やスカートなどを甘噛みする場合。

しつけといっても、叱るのではなく、優しく「人の手は噛んでも楽しくないよ」「噛まなくてもわかってあげられるよ」ということを教えてあげましょう。また、しつけでは、「してはいけない」ということを伝えるだけでなく「かわりにこうするのが正解」ということも教えてあげることをぜひ意識してくださいね。

子犬の甘噛みのしつけ方

たとえば、遊びの中で子犬が人の手を甘噛みする場合。まずは無言でいるか、冷静に「痛い」と一言伝えます。そして、さりげない動きで手を後ろに隠して甘噛みできなくしてください。そのまま、自然な動きで部屋を出て行ってしまうのもひとつです。大声や大げさな動きは不要です。

子犬が甘噛みをやめたら、褒めて遊びを再開してOK。 さらに、人の手足ではなく、おもちゃを甘噛みしているときに、たくさん褒めると人の手足への甘噛みを減らす効果は倍増しますよ。これは、「人の手足はだめだけど、かわりにおもちゃを甘噛みするのが正解」ということを子犬は学ぶからです。

当然ですが、甘噛みした子犬を叱ったり、体罰を加えたりすることは、絶対にしてはいけません。噛み返す、マズルをつかむ、子犬をうらがえす、といったしつけの方法は百害あって一利なし、です。

しつけが必要ない4つの甘噛みにするべき対応

①歯の生え変わりの時期でムズムズして噛む甘噛み

子犬の歯の生え変わりの時期には、歯茎がむずかゆくて何でも甘噛みすることがあります。多くの場合、乳歯が永久歯に生え変わるのは生後4~7か月くらい。この場合は、永久歯に生え変わることで、子犬の甘噛みが自然に収まりますから、無理やり甘噛みをやめさせるようなしつけは必要ありません。

子犬の時期ならではの甘噛みのワケをしっかり理解してあげ、思う存分噛んでもいいおもちゃを与えてください。子犬が持つ、「かじりたい!」という欲求が満たされれば、自然と困ってしまうような甘噛みは減っていくものですよ。

②さまざまなことを学習するためにしている甘噛み

子犬の甘噛みのしつけをする前に色々なおもちゃで遊ばせる

生後4か月くらいまでの社会化期の子犬は好奇心旺盛。子犬にとって対象を確認する方法が、とりあえず噛むということ。人間の赤ちゃんにも似た傾向がありますね。

また、子犬は母犬や兄弟犬とじゃれあい、甘噛みをして反応を確認することで、噛む加減も学習していきます。ですから、噛むという行動は、子犬にとってとても大切な経験であり、学習の機会なのです。それを「しつけ」と称して一方的にやめさせることは、子犬の健全な成長を妨げることになってしまいます。

この場合の甘噛みも、成長とともにだんだんと収まります。色々な素材、硬さのおもちゃを与え、多様な噛み応えを経験させられるようにうまく誘導してあげましょう。

③やめて!の意思表示としての甘噛み

たとえば、撫でているときや抱っこしようとしたときに子犬が甘噛みしてくる場合。これは「やめて!」「ほっといて!」という気持ちのあらわれかもしれません。こうした、自分を守るための甘噛みは、やがて本気噛みに発展してしまうおそれがあるため、慎重に対応しなくてはなりません。

子犬がされたくない行為に対して甘噛みしてくるのなら、その行為はしないでください。たとえば、子犬が触られたくない場所があるのなら、無理やり触ることはNGです。これでは子犬にとって飼い主さんは「嫌なことを無理やりする人」になってしまいます。甘噛み以外の方法でのアピールに気づけるようになりましょう。

とはいえ、体を触られ慣れておくことは大切です。きちんと子犬との間に信頼関係ができた状態で、少しずつ慣らしていきましょう。

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④甘えたい気持ちからくる甘噛み

甘噛みのしつけの前におもいきり子犬を甘やかせる

遊びたいざかり、甘えたいざかりの子犬は、飼い主とじゃれあいたくて甘噛みすることがよくあります。1歳までの子犬の時期は、甘噛みが飼い主に甘えたい感情表現だと受け止めてあげましょう。しつけだからと言って無理にやめさせることは、甘えたい気持ちを拒絶することにもつながります。

ただし、人の手などの噛んではいけないものは、早いうちに教えてあげなくてはなりません。愛犬との触れ合いは必ずおもちゃを使い、抱っこやスキンシップで甘えさせてあげるなどして、「甘えたい気持ちを満たしつつ、人の手に甘噛みしない環境を用意する」ことが大切です。

生後1歳未満の子犬の甘噛みを強制的にやめさせるようなしつけは必要ないのですが、甘噛みを奨励するような行動はしないことが大原則。手や足を子犬の目の前でひらひらさせて遊ぶなど、手足で子犬の甘噛みを誘うようなしぐさは避けましょう。

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子犬の甘噛み、しつけの前に接し方の見直しを

基本的には、子犬のうちの甘噛みは、そこまで神経質になる必要はありません。上手に甘噛みを卒業するためには、しつけよりも子犬が甘噛みをしないような環境を整えることが大前提。叱ることで子犬をコントロールしようとするのではなく、「噛ませない工夫をすること」、「噛むと楽しくないということを理解させること」で、少しずつ甘噛みの癖は直していきましょう。

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