
こんな叱り方は絶対NG!愛犬の困った行動への対応を見直そう
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愛犬とのお散歩、楽しめていますか?好き勝手行きたい愛犬に引っ張られて、愛犬を追い掛け回して終わってしまう…なんてことはありませんか?今回は、勝手にぐいぐい行っちゃう愛犬のための散歩の練習についてです。
リードを犬がぐいぐい引っ張って勝手気ままに進むような散歩はとにかく危険。
犬がリードを引っ張って、リードがピンピンに張ったままで前へ前へ行こうとしている状態では、何か危険があってすぐによけなくてはならない時に対応できません。愛犬の前方も非常に確認しにくいですよね…。
犬が車道に飛び出したり、犬に引っ張られた飼い主が転んだり、出会い頭に他の犬や人とトラブルになったり…。考えられる問題は山ほどあります。
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理想的な散歩は、リードがほどよく緩んだ状態で、ゆったりのんびり歩くような散歩です。
花や土のにおいをかいだり、時にちょっと早歩きをしたり、周りを見ながらゆっくり歩いたり…お散歩では、犬がしたいことを思う存分楽しませてあげましょう。
どんな時も飼い主さんの横にピタッとくっついて、お行儀よく…じゃなくても大丈夫!きちんと安全を確保しつつ、「散歩って楽しい!大好き!」と犬が思えるような散歩を目指しましょう♪
ここからは、いよいよ、リードをぐいぐい引っ張る犬のための練習についてです。
おうちの中でリードをつけて歩く練習、したことありますか?これは、外に出ると興奮してしまって、「こっちこっち!」と一目散にどこかに行こうとしてしまったり、気が散ってしまってうまく歩けない子におすすめの練習方法です。
リードが少し緩むように持って、ゆっくりと廊下などを歩きます。このとき、リードが緩んだ状態をキープできているタイミングで、歩きながら愛犬の名前を呼んであげたり、「いいこ」と褒めながらご褒美の食べ物をあげたりするといいですね。
散歩中には、においをかいだり犬がしたいことを存分に楽しませてあげましょう、とは言いましたが、犬が飼い主の横について歩けるようにしておくことは必要です。狭い場所を通ったり、人とすれ違ったりする時など、飼い主の隣を歩かなくてはならない状況は必ずあるからです。
練習が不十分なうちは、リードを短くして、物理的に愛犬との距離を縮める方法で安全確保を。目指すところは、「ついて」の合図でいつでも飼い主の隣を歩けるような状態。日ごろから自宅の安全な場所で練習をして、「飼い主さんの横を歩くのが楽しい!飼い主さんのそばを歩きたい!」と思えるような状態を目指しましょう。
この写真のように、自宅ならばリードをつけずに練習してもOK。遊びやゲームのような感覚で楽しく練習できるとすてきです。もしも自宅以外で練習するのであれば、必ずリードを装着して練習してくださいね。
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ここからは、外でのお散歩練習です。リードがピンピンに張った状態での散歩はとにかく危険。リードがほどよくゆるんだ状態で歩けるようになるために、「リードを引っ張ると前に進めなくなる、リードが緩めば歩ける!」ということを教えてあげましょう。
犬がリードを引っ張って進もうとしたら、それ以上前に進めないように、すぐに脇をしめてリードを固定し、ピタッと立ち止まってしまいます。飼い主さん自身が「木」になるようなイメージです。ここでは、絶対にリードを引っ張り返さないのが大事なポイント。
前に進めなくなってしまった犬は、「おっと、進めないぞ…」と立ち止まって飼い主さんの方を振り返ったり、ちょっと飼い主さんの方へ戻ってきたりはずです。もし、それでも犬が立ち止まらずにどんどん前へ行こうとするなら、リードをたぐりよせつつ犬に近づいてみてください。いずれにしても、少しでもリードが緩んだら、そのタイミングで「よし!」と言って、また歩きはじめましょう。
絶対にしてはならないのは、リードを負けじと引っ張り返すこと。
リードを引っ張りかえされてオエッとなったり、ひどい時には咳をしたりしている犬を見たことのある方もいるでしょう。首輪に装着されたリードをグイっと引っ張り返されることは犬にとって不快できわめて危険。気管だけでなく、首の骨にも大きな負担がかかってしまい、大ケガの原因になることも。また、何かのタイミングですっぽり首輪が抜けて、犬が走り出してしまうこともあるかも。
ハーネスにリードを装着している場合でも、リードを引っ張り返すのはやめましょう。ふとした拍子にハーネスがすっぽ抜けることもありますし、前肢の付け根に過度な力がかかってけがをしてしまうかもしれません。
好奇心旺盛でぐいぐい進む癖のある犬でも、ふっと力が抜けてリラックスして歩く瞬間、ありますよね。その瞬間を決して見逃さないようにして、褒めてあげましょう。
ちなみに、「ゆったり歩いている」という状態を褒めてあげたいので、犬が立ち止まってから「上手だったねー」と褒めるのでは遅すぎです。ゆったり歩きながら「いいこだね」と言葉をかけたり、歩きながらリードを持つ手と反対の手で小さなおやつを食べさせたりする方法がおすすめです。
最近よく見かける、体に斜め掛けできるタイプのリードは両手があくのでご褒美も与えやすく、便利です。また、犬がリードを引っ張ったときも立ち止まってしまえば、飼い主がリードを引っ張り返してしまうこともありません。
犬がリードを引っ張らず、安全が確保できていれば、飼い主さんの前を歩いてたってOK。ゆっくりのんびり、気の向くままに外の匂いを一緒に楽しみましょう♪
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散歩では、愛犬に外の世界を存分に楽しませてあげたいですよね。その一方で、安全を確保することも絶対に必要なこと。安全に、犬も人も楽しいと思えるような散歩をめざしましょう!
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