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【改正動物愛護法】犬のマイクロチップ義務化ってどういうこと?

   2019/12/09

2019年6月12日、マイクロチップを犬や猫に装着することを義務づけることなどを柱とする「改正動物愛護法」が成立しました。愛犬の身分証明書ともいえるマイクロチップ。「聞いたことはあるけれど、なんだか怖そう」「何の役に立つのかわからない」という人もたくさんいるでしょう。今回は、万一の時に愛犬と飼い主をつなぐ絆となる「マイクロチップ」についてまとめました。

犬に装着するマイクロチップって何?

マイクロチップは直径約2mm、長さ約12mmほどの大きさの円筒形のガラスのカプセルで包まれた小さな電子標識器具。このマイクロチップには、15桁の番号が記録されていて、その番号が愛犬独自の「個体識別番号」になります。

マイクロチップにかきこまれている個体識別番号は愛犬のための世界でひとつの番号。動物病院や自治体、動物愛護センターなどにある専用のリーダーを使って読みとることができます。

読み取ったマイクロチップの識別番号は、マイクロチップの登録データベースで調べることで、あらかじめ登録してある所有者情報がわかる仕組みになっています。

すでにマイクロチップを挿入している子犬
マイクロチップ、入れていますか?

実はマイクロチップはすでに少しずつ普及してきています。「もう愛犬にマイクロチップを入れて登録も済ませてます!」という方もいらっしゃるでしょう。最近では全国の自治体でマイクロチップ専用のリーダーの設置が進んでいますし、マイクロチップのリーダーを置いている動物病院も増えてきています。

なぜ犬にマイクロチップが必要なの?

愛犬の飼主であることを証明できる

マイクトロチップを入れていて飼い主と会えた犬

愛犬が迷子になってしまって保護された時、迷子中の万一の交通事故で動物病院へ搬送された時…このように、何らかの事情で飼い主と離れ離れになってしまったときに、飼い主さんであることを証明することができるのがマイクロチップです。

愛犬が保護された時にマイクロチップが装着してあれば、飼い主さんのもとへ戻れる可能性がぐっと高くなるのです。

災害時に脱走してしまうケースでも…

また、災害や事故などで愛犬が行方不明になってしまうことも考えられます。大きな地震や雷でパニックになった愛犬が家から逃げてしまうというケースがあるのです。

マイクロチップのおかげで飼い主に会えた犬

そんなとき、保護された先で、愛犬に装着されたマイクロチップを読み取ってもらうことができれば、マイクロチップの情報から速やかに飼い主さんと連絡をとることができます。

これまでにも、大きな災害時に脱走してしまった犬であっても、マイクロチップを装着し、きちんと登録をしていたことで飼い主さんのもとに戻ることができたという「実績」もたくさんあります。

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マイクロチップではなく、首輪につける名札や鑑札じゃだめ?

もちろん、首輪に鑑札をつけ、名札に飼い主さんの名前や連絡先を書いておくという方法もあります。

マイクロチップと別に必要な鑑札

ところが、こういった「迷子札」の場合は、雨でせっかく書いた飼い主さんの名前が消えてしまったり、迷子になっているうちに愛犬がやせてしまい、首輪が外れてしまったり…といったことが考えられます。

その一方、マイクロチップは一度装着すれば外れてしまう心配はほとんどありません。もちろん雨などで濡れたり汚れたりして読めなくなる心配もありません。

そのため、首輪に装着する迷子札や鑑札とともに、マイクロチップも装着しておくことが、より安心な状態といえるでしょう。

マイクロチップを義務化するもうひとつの大事な狙い

マイクロチップを入れた犬

犬猫へのマイクロチップの装着を義務化するのには、もうひとつ狙いがあります。それは、愛犬の所有者を明らかにすることで、飼育放棄や虐待を減らすこと。

とても残念で悲しいことですが、犬猫の虐待や安易に捨ててしまうという事例はたくさんあります。マイクロチップを装着することで、そういったことを防止しようという狙いがあるのです。

マイクロチップ、どうやって犬に装着するの?

マイクロチップは、犬の首の後ろあたりの皮膚の下に埋め込みます。これは獣医療行為ですので、獣医師が犬にマイクロチップを装着する必要があります。

マイクロチップを挿入するために動物病院を訪れた子犬

マイクロチップは、通常の注射針より少し太い、専用の注射器を使って埋め込みます。多くの場合、犬に過度な苦痛を強いることはないものの、多少の痛みを伴うことも。ですので、局所麻酔を用いたり、避妊手術や去勢手術を行うために全身麻酔をかけている間に装着したりするケースもあります。

愛犬にマイクロチップを装着したら「登録手続き」が必要!

マイクロチップに書き込まれているのは「個体識別番号」のみ。 マイクロチップの装着後には「登録手続き」が必要です。これは、現在のところ、飼い主自身が「登録申込用紙」に情報を記入して郵送するというシステムです。

まずはマイクロチップの装着をした獣医師が必要事項を記入した「登録申込用紙」を動物病院で受け取ってください。その「登録申込用紙」に、飼い主の情報や、愛犬の情報を記入し、専用封筒で郵送します。

なお、登録には、登録料として1000円(2019年6月13日現在)が必要です。

登録が完了したら「登録完了通知ハガキ」が登録住所に届きますので、大切に保管しましょう。また、それとは別に念のため、愛犬の個体識別番号をどこかにメモしておくことをおすすめします。

「義務化」になったらどうなるの?

マイクロチップ装着可能な犬

実は、今回の「改正動物愛護法」では、「犬・猫の販売を目的とした繁殖業者など」が対象。つまり、販売業者の元から新しい飼い主さんの手に渡る前の時点でマイクロチップを装着しておくことが義務付けられるようになるのです。

この法律は公布から3年以内に施行されます。ですので、それ以降、新たに購入する子犬には、すでにマイクロチップが埋め込まれているはず。飼い主さんに義務付けられることは、所有者に関する登録情報を変更する届出を行うこととなるようです。

うちの子、マイクロチップを入れていない…

マイクロチップは努力義務となる犬

今回の成立した改正動物愛護保護法では、すでに家族の一員である愛犬へのマイクロチップの装着については「努力義務」とされています。

ですから、装着を怠ったからといって罰則の対象になるわけではないでしょう。とはいえ、マイクロチップは愛犬と飼い主さんをつなぐ大事なもの。装着を検討することをおすすめします。

マイクロチップ装着を検討してみませんか?

大切な家族の一員である愛犬の身分証明となるマイクロチップ。迷子や事故だけでなく、災害への備えとしても非常に大切です。マイクロチップは安全性が高く、確実な身分証明の方法として、世界の様々な国で使われています。ぜひ、愛犬へのマイクロチップの装着を検討してみてくださいね。

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