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犬のクレートトレーニングの方法。居心地の良い安心基地を作ろう♪

   2019/12/09

愛犬との生活で、「クレート」を活用していますか?子犬を引き取るときに用意してそのままになっている…という飼い主さんもいるかもしれません。クレートとは、ペット用の持ち運び可能な移動式ハウスのようなもの。クレートがあると自宅だけでなく、車や公共機関を使っての移動や旅行、ペットホテル、災害などの非常時などにも役立ちます。今回は、クレートの中で犬が落ち着いて過ごせるようになるための「クレートトレーニング」をご紹介します。

そもそもクレートとは…

ハードタイプのクレート

クレートとは、犬専用の移動式の小型ハウスのようなもの。 取手が付いており、犬をクレートに入れたまま持ち運びすることも可能です。

クレートの適切なサイズは、犬がすっぽり入る程度。狭くて薄暗い場所に入れるなんて、愛犬がかわいそうと思ってしまう飼い主さんもいるかもしれませんが、心配は無用です。
本来、犬は洞穴のような狭い場所を好む習性があるため、自分専用の安心できる場所ができたら、犬にとってもリラックスできることにつながりるのです。

犬がすんなりとクレートに入るようになれば、車や公共交通機関を利用するとき、旅行や災害で避難するときなどにとても便利です。また、犬が自宅でお留守番中に不安を感じるようなことがあっても、クレートに慣れていれば、クレートの中で安心して飼い主さんの帰宅を待つことができますよ。

クレートに慣れていると、車での旅行にも便利

クレートを準備しよう!

クレートは、愛犬専用のものを用意してあげたいペット用品です。
これは、愛犬にとって怖いことや苦手なことがあっても「クレートの中に入れば安心」と思えるような愛犬だけの「安心基地」となるようにしてあげたいから。

愛犬がクレートのことを大好きになってもらうためにも、早い段階でクレートを準備し、クレートトレーニングをスタートさせましょう。まずは、クレートの準備の仕方をご紹介します。

クレートを選ぼう

クレートを選ぶときは、サイズと素材の選び方が重要です。

犬が窮屈だったらかわいそう、などといって、犬よりもあまりに大きなサイズのクレートを用意するというのは間違いです。

クレートは、犬が中でクルッと方向転換できる程度の幅と、伏せたときに前肢の先からお尻まですっぽり入る奥行きがあり、体高より10cm以上高いサイズのものを選びましょう。

犬の体よりもクレート内部の空間が広すぎると、移動中に揺れて事故のリスクが高まるためおすすめできません。

クレートには硬い素材でできたハードタイプと、布でできたソフトタイプの2種類があります。安全性の面から考えると、ハードタイプの方がおすすめです。

折りたためてしかも軽くて便利なソフトタイプは、ハードタイプのサブとしての使用がおすすめです。
また、犬が中型犬以上の大きさになる場合は、クレートの下にタイヤ(車輪)の付いたものも人気です。

クレートの中には…

クレートを愛犬のための快適空間にしてあげるkとが大事

クレートの中を犬の快適空間にすることが、クレートトレーニング成功のカギを握ります。

夏であればクールマットを使って涼しく、冬であればブランケットなどで保温性を高めることをおすすめします。

犬が快適に過ごせるように常に配慮して、クレートが大好きな犬になるようにしつけていきましょう。

クレートを設置しよう

クレートは外出に便利なペットアイテムだと思われがちですが、実は室内でもクレートは大活躍。
犬にとって、どんなときでもクレートが安全基地となるように、いつでも入れる状態にしておくのがベストです。

とはいえ、室内であればどこに置いていても良いというわけではありません。
できるだけ家族の顔がよく見える場所で、暑さ寒さなどの条件が良く、エアコンの風が直接当たらない明るい場所を選んであることがポイントです。

クレートに入って落ち着いて過ごせるようになると、クレートを家のあちらこちらに移動させるトレーニングをするのもおすすめです。そうすることで、どんな場所にあっても、クレートは犬にとって安全な場所だということを教えてあげることができるからです。

災害などが起こったとき、避難施設では愛犬はクレートの中で長時間過ごさなければならないかもしれません。どんな状況であっても、クレートの中であればリラックスして過ごせるようにトレーニングしておくことで、避難生活の中で犬が感じるストレスを大幅に減らしてあげることもできるのです。

クレートトレーニングをはじめよう!

犬がクレートに入ることで、公共の場などで周囲に迷惑をかけないだけでなく、犬にとっても自分だけの居場所が確保できるようになります。 クレートトレーニングは、犬と人とが一緒に暮らす中で、犬にとっても人にとっても必要なしつけのひとつなのです。

ここからは実際のクレートトレーニングの方法をご紹介します。

クレートトレーニングの目標

ここで大切なことがひとつあります。それはクレートトレーニングの目標。クレートトレーニングの目標は、「犬がクレートに入ること」ではありません。

「犬が自らクレートに入ることができ、そこでリラックスして過ごせるようになること」がクレートトレーニングの目標です。

クレートで安心して過ごせるようになること」がゴールだといういことを常に意識しておきましょう。

クレートトレーニングにおすすめの時間帯がある?

しっかりと遊んだ後、犬が心身ともに満足している時間帯に、クレートトレーニングを行うことがトレーニング成功の秘訣です。

犬に何かを教えるときには、犬が落ち着いた状態、犬の気持ちが満たされた状態であることが基本。不満がたくさんあり、ストレスをためた状態では、何事もうまくいかないものです。
特にクレートトレーニングは、クレートが安心できる快適な場所であることを教え、クレートでまったり過ごせるようになるためのトレーニング。犬が遊びたいモードの時の練習は不向きです。

STEP1 クレートの中に犬を誘導する

クレートトレーニング成功の1番のポイントは、犬がクレートを好きになるということ。
まずは、クレートは怖いものではないということを教えてあげる必要があります。クレートの中へと自ら入ってもらう練習からスタートしましょう。

「クレート=楽しいところ」ということを覚えさせるために、クレートトレーニングにはフードを使用します。
まずは、手にもったフードを犬に見せてから、クレートの上にそのフードを置いて与えます。

次に、クレートの中へフードをポンと投げ入れて、犬がフードを取りに自然とクレートの中に入るように促しましょう。

お気に入りの知育玩具をクレートの入り口付近に入れて扉をしめておき、愛犬が知育玩具に興味をもったタイミングでクレートの扉をあけてあげる方法でもOKです。

知育玩具をクレートに入れておき、扉をあけることでクレートに誘導

このとき、犬が入るのを躊躇してもかまいません。
一度犬の鼻先でフードのにおいをかがせてから、クレートの中にフードを入れてみましょう。

クレートへの警戒心が強い場合には、最初はクレートの入り口付近にフードを置いた状態で少し様子を見て。慣れてきたら徐々に徐々にクレートの奥にフードを入れるようにしていけばOKです。

クレートへの警戒心を解くために入り口付近にフードを置く

最終的には、クレートの一番奥の方にフードを入れて、犬の体がすっぽりと完全にクレートの中に入るところまで頑張りましょう。

決して犬のお尻を押すなどをして、犬をクレートの中へと押し込まないことが大切です。無理やり押し込んだのでは、犬はクレートが嫌いになってしまう可能性があります。

STEP2 フードなしでも「ハウス」で自ら入れるように

犬がクレートに入ることに慣れたら次のステップに移ります。

ハウスの声掛けでクレートに入る練習

「ハウス」という声かけとともに、クレートの中におやつを投げ入れる振りをします。犬が追いかけて入り、「あれ、おやつがないよ」と振り返って、正面を向いたときにしっかりとほめておやつを与えます。

このとき大事なことは、クレートの中でフードを食べさせること。犬がクレートから出てきてからおやつを与えてのでは遅すぎますのでご注意を。

STEP3 「ハウス」で自分で入って少し長くいる練習

クレートに長く入ることに慣れておけば、移動や万が一の際にも安心です。
まずはSTEP2の手順で犬にクレートに入ってもらいます。いつもはすぐにフードを与えますが、フードを与える前に「フセ」と声をかけましょう。

その後、よく愛犬の様子を見ておき、立ち上がる前に「待て」と声をかけ、待てたらご褒美を。ほんの数秒でも待てたらOKです。立ち上がらずにクレートの中でフセている状態でご褒美のフードを食べさせてあげましょう。

立ち上がる前に待てと声をかけてご褒美を与える

上手にできるようになってきたら、食べ終わるころを見計らってフードを追加していき、長い時間クレートに入っていても大丈夫なようにしつけていきます。

STEP4 知育玩具を与えて扉を閉めてみる

どんどんクレートの中にいる時間を伸ばしていきます。

単純にフードを与えるだけでなく、フードが飛び出るコングや犬がお気に入りのおもちゃ、食べるのに時間がかかるようなガムなどを与え、犬が夢中になっている間にそっと扉を閉めてみます。

犬が夢中になっている間にクレートの飛びあをしめる

飼い主さんはそばで観察しておき、犬がフードを食べている最中や、夢中で遊んでいる間に再び扉を開けます

犬が「開けて」と催促してからでは、遅すぎるので注意してください。

扉を開けて犬が出てきたときには、しっかりとほめてあげるのも忘れずに。

STEP5 扉をしめた状態でゆったり過ごす

扉が閉まっても犬が大丈夫であれば、おもちゃやおやつに夢中になっている間に扉をしめ、時々隙間からおやつを追加するようにして、犬がクレートの中でゆったりと過ごせるようにトレーニングしていきます。

クレートの側面から、犬が飼い主の姿を確認できるような場所で過ごすのがよいでしょう。ここでも犬の様子をよく見ておき、「開けて!」とアピールする前に褒めながら出してあげることは忘れずに。

クレートの中で犬が眠れるほどリラックスできるようになれば、トレーニング合格です。

クレートトレーニングを成功させるポイント

クレートトレーニングを成功させるポイントを整理してみます。トレーニングがうまくいかずに悩んだら、チェックしてみてください。

クレートとポジティブなイメージを連動させる

クレートにネガティブなイメージをもたせないようにすることが大切です。

例えば掃除機が苦手な犬の場合、クレートに入れている間に掃除をするのはNG。安全な場所に犬を避難させているように思われがちですが、これは人にとって都合がいい(掃除がしやすい)というだけ。

愛犬は、「クレートに入る=掃除が始まる=嫌なことが起こる」と覚えてしまいます。犬をクレートにいれている間に愛犬が苦手なことをすることは控えてください。

クレートは入れば良いことがある場所であり、安心できる場所だと理解させることを常に心がけなくてはなりません。慣れるまでは、そばにいてご褒美のおやつをこまめに追加してあげると良いでしょう。

逆に、掃除がはじまったタイミングで犬が自らクレートに入る、といった場合は、クレートトレーニングがうまくいって、クレートが犬にとって安心できる場所になっている、ということです。
このように、クレートが犬にとって本当に安心できる場所になっていれば、例えば雷が苦手な犬の場合にも、応用が可能。雷が鳴っているときに、クレートにいるようにすることで、雷が苦手な犬でも落ち着いて過ごすことができるようになります。

これはNG!絶対にしないで!

犬がクレートに対してネガティブなイメージを持たないようにするため、絶対にしてはいけないことを挙げておきます。

  • クレートに犬をいれたまま放置する
  • 犬が「出して」とアピールするまで放置する
  • いたずらやトイレの失敗などの罰として閉じ込める
  • 急に持ち上げたり揺さぶったりする

入るのに少しでも抵抗するときには無理強いしない

もしも犬がクレートに入るのに少しでも抵抗をしめすときには、クレートに対してネガティブな印象を持っている可能性があります。決して無理にクレートに入らせることはしないでください。

少しでも嫌がる様子があるときはクレートへの警戒心を解くところから

クレートで過ごす時間を短くする、扉を閉めないようにする、など、愛犬が抵抗なくできるSTEPまで戻って、じっくりとクレートへの警戒心を解くこところから再度練習しましょう。

リラックスできる環境を整える

クレートトレーニングを成功させるには、環境も大切です。

特にトレーニング中は、クレートをリラックスできるような場所に置いてあげましょう。人の出入りが多い場所や音がうるさい場所などは不向きです。

また、犬はリラックスする場所とトイレが近いことを好みません。トイレとクレートは離して配置してあげるのも忘れずに。

犬にとって安心できるクレートを作ってあげよう

クレートは、本来犬にとって安心できる場所であるべきです。上手にクレートトレーニングを行って、犬がリラックスできる場所を作ってあげましょう。無理強いせずに、徐々に慣らしていくつもりで進めるとスムーズにトレーニングできますよ!

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