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ノミダニの予防が必要な時期はいつ?【獣医師監修】

   2019/12/09

気温が上がってくると急増するのが、ノミダニといった寄生虫によるペットの健康被害です。愛犬の体をノミやダニから正しく守れていますか?ノミダニ予防は、いつから、どのように行えば良いのでしょうか。ノミやダニの予防には、まずはノミやダニの生態を知って、正しい予防の時期や予防の仕方を検討する必要があります。今回の記事では、ノミダニ予防が必要となる時期や、効果的な予防のしかたをご紹介します。

結論!ノミダニの予防は1年を通して必要!

冬もノミダニ対策は必要

ノミダニの被害が最も増える時期は、ノミダニの活動が活発になる春先から夏にかけての間です。しかし、その他の時期に対策をしなくても良いかというとそうではありません。
活動は春から夏の時期に比べると活発さが落ちるもののゼロになるわけではなく、基本的に1年を通してノミダニ対策をしておく必要があります。

そもそもノミダニとは…?

ノミとダニは活動時期が似ているほか、小さく見つけづらい点、犬や猫などのペットを中心に寄生し、宿主の血液や皮脂を栄養とする点などが似ているため、混同されがち。「ノミダニ予防」などと一括りで呼ばれることが多いため、その違いを意識することはあまりないかもしれません。
しかし、ノミとダニは全く異なる生き物です。まずはノミダニそれぞれの生態を知っておきましょう。

ノミはどんな生き物?

ノミのライフサイクル

ノミは昆虫の1種で体長は1~2mm程度、夏の時期に被害が最も増えるとされています。あたたかで湿気の多い場所を好み、屋外の草むらや軒下だけでなく、犬のケージやカーペット、毛布などに潜んでいます。繁殖能力が高く短期間で爆発的に増えるため、一度犬がノミの被害に遭ってしまうと、完全に駆除するのが難しくなります。

ダニはどんな生き物?

吸血したあとのマダニ

ダニはクモの1種で、ほとんどの種類が目で見えないほどに小さいものです。
ただし、ダニの中でも犬の健康被害で最も気を付けなければならない「マダニ」は肉眼で確認できるほど大きなダニ。マダニは体長3~6mm程度で、吸血後には1cmほどになることもあります。公園や歩道の茂み、草むらなどに潜んでいますが、近くを犬が通るとその呼吸や体温を感知して犬の体に飛び移り、寄生します。よく耳にする「ノミダニ予防」の「ダニ」とはこのマダニのことを指してい

ノミダニの被害を予防する方法

ノミダニの予防と言えば、ブラッシングやシャンプーをイメージする飼い主さんも多いかもしれません。しかし、ノミダニによる被害から犬を守るためには、ブラッシングやシャンプーだけでは不十分です。薬を適切に使用することや、環境を清潔にすることなど、総合的なアプローチを続けることが必要なのです。
犬が一度ノミダニの被害に遭ってしまうと、治療はとても大変。日頃から被害にあわないように努めておくことがとても重要です。

生活環境を清潔に

ノミダニは、暗くてじめじめしたところを好む習性があります。生活環境の中でそのような場所を作らないようにすることがとても有効です。
愛犬の生活空間を中心に、こまめに掃除機をかけることや、愛犬の使う毛布やクッション、布製のぬいぐるみなどは、洗濯して乾燥機にかけることをおすすめします。
また、部屋の風通しをよくして、湿気が溜まらないように工夫しましょう。

ブラッシングや定期的なシャンプー

ノミダニ対策として大事なブラッシング

犬の体を清潔に保つためには、ブラッシングや定期的なシャンプーは欠かせません。特にお散歩から帰ったあとのブラッシングを習慣付けることをおすすめします。ブラッシングをすることで、身体に付着したノミやダニを取り去るだけでなく、犬の体のチェックにもつながります。

1年を通して、駆除薬を決められたタイミングで

狂犬病や犬ジステンパーなどの「怖い病気」として知られている感染症に対しては、しっかりと意識してワクチンを接種していますよね。しかし残念ながら、ノミダニ予防に関しては、ピークの時期しかケアしていないという飼い主さんや、そもそもきちんとした対策をしていないといいう飼い主さんもいるようです。

まず、犬のノミダニによる被害の予防のためには、動物病院でお薬を投与してもらうか、処方してもらったお薬を自宅で投与してください。
お薬の種類により、月に1回や3か月に1回など、タイミングを指示されるはずですので、きちんと指示されたタイミングを守りましょう。
さらに、ノミダニ対策は春から夏だけという時期限定で行うのではなく、1年を通して定期的に行いましょう。

予防薬は、内服(錠剤タイプ・おやつタイプ)、背中に垂らすタイプなどさまざまなタイプに分かれています。また、 ノミダニだけでなく、同時にフィラリア症の予防ができるものもあります。 それぞれにメリットやデメリットがあるため、獣医師と話し合って決めることをおすすめします。

ノミダニの薬
  • 内服タイプ(錠剤・おやつ)
    部位に関係なく安定した効果を発揮しやすいのが特徴です。シャンプーをしても効果に変わりはありません。時に、犬が警戒して予防薬入りのフードを食べずに、投薬に苦労してしまう場合があります。
  • 背中に垂らすタイプ
    少々コツがあるものの、比較的簡単に投与できますが、シャンプーとの間隔には注意が必要です。

注意!ノミ取り首輪など、「動物用医薬品」以外のものでは不十分!

犬用のノミダニ対策として、ペットショップやホームセンターなどで、ノミ取り首輪やその他のノミダニ対策グッズが市販されていることがあります。手軽に購入できるため、つい使ってしまいがちですが、手軽に買える市販品では十分な効果が得られないことがあります。安全にノミダニ対策を行うためには、必ず動物病院で診療を受け、病院で販売されている「動物用医薬品」を使用するようにしましょう。

ノミダニが犬に寄生したらどうなる?

犬の体にノミダニが寄生したら、どのような症状が出るのかご存じでしょうか?症状を知っておくと、ノミダニ被害に遭ってしまった場合に、犬の様子の変化がヒントとなり、早期に対処できる可能性があります。

ノミとマダニが寄生したところ

ノミによる被害

ノミによる被害で一番はじめに気が付くものは皮膚のかゆみです。さらにアレルギー性の皮膚炎を起こしてしまっている場合、かゆみはより深刻なものとなります。いずれにしても、強いかゆみのために犬が体を掻きむしっているような時は要注意。掻きむしったところから細菌が入り、皮膚が化膿してしまうこともあります。また、大量のノミに吸血されることで、ひどい場合は貧血になることも。

そのほか、ノミが瓜実条虫(サナダムシ)と呼ばれる病原体を持っていることがあり、犬がノミを舐め取ることで、瓜実条虫(サナダムシ)に感染してしまう可能性があります。ノミの寄生が分かったあとに、体重が減る、下痢が続くなどの症状がある場合には、寄生虫への感染の可能性を考え、できるだけ早く動物病院での治療を受ける必要があります。

ダニによる被害

ダニもノミと同様犬の皮膚から吸血しますが、ひどい痒みを訴えることはノミと比べてまれです。ところが、ダニには、ダニの体に保有しているさまざまな病原体を犬にうつす可能性が高いという、大変深刻な問題があるのです。

マダニが媒介する病気には、日本紅斑熱・ライム病・ダニ麻痺症・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)・バベシア症・Q熱・野兎病など多岐にわたります。これらは、犬と人のどちらか、もしくは両方で問題となる病気で、中には、死に至るような病気もあるため、特に注意が必要です。

ノミダニの治療は?

ノミやダニはとても身近な寄生虫であり、犬はノミダニの被害を受けやすいものです。ノミダニ対策を適切に行わなければ、いつどこで感染してしまうかわかりません。

そんな時、「たかが虫でしょ」などと考えて、それらを放置したり、つまんで取り除くだけなど、正しい治療をしないでいることは、愛犬の生命に関わる問題に発展することがあります。ノミやダニを発見したら、飼い主さんがその場で駆除したくなりますが、つぶしてしまったり、犬の皮膚から引っこ抜こうとすることはご法度です。

これは、犬の体についたノミダニを無理やりとろうとしたり、つぶしたりすることで、かえって繁殖スピードを高めてしまったり、病原体を広げてしまったりする可能性があるからです。

万が一、愛犬の体にノミやダニを見つけたら、必ずできるだけ早く動物病院を受診し、駆除のための適切な治療を受け、さらに再感染をさせないための対策を施すことをおすすめします。実際には、駆除のための投薬や処置と並行して、ひどい痒みに対して、かゆみを抑える処置も行います。かゆみを止めることは、犬の体に傷を作って皮膚の状態を悪化させないためにも重要です。その後は、ノミダニ対策薬を継続して、再度被害にあうことを防ぐ、というのが一般的です。

ノミダニ対策を万全にして、気持ちよく過ごそう

ノミダニ対策は予防と早期発見、早期治療がとても重要です。被害のピークを迎える時期だけ予防すれば良いというわけではなく、1年を通してケアしていくことが愛犬をノミダニ被害から守ることへの1歩になります。ノミやダニを寄せつけない環境を整え、愛犬に適切な予防対策をして、犬も飼い主さんも笑顔で過ごせるようにしておきましょう。

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