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犬が緊張しているサインを読むポイント【獣医師監修】

 

緊張している犬

犬の緊張のサインを読み取るときには、重心の位置に注目するのがひとつのポイント。そしてもうひとつ注目したいのが、犬が体中に表す緊張感のサインです。今回は、犬の緊張感を読み取るポイントをご紹介します。

犬の緊張は全身に現れる

  • 体への力の入り具合
  • 重心の位置

犬の緊張は体中に表れます。まずは体幹への力の入り具合を見てください。

さらに、重心にも注目。引き気味の重心になっているときには、恐怖からの緊張状態。できれば恐怖の対象から遠ざけたり、気をそらしたりしてあげましょう。一方、前のめりになっているときにも、かみつきや攻撃行動にでるかもしれません。こちらの場合も、さりげなく対象物から遠ざけるようにしてください。

犬の緊張が現れる場所①尻尾

犬の緊張のあらわれやすい尻尾

当然、体の各パーツにも犬の緊張はあらわれます。

まずは尻尾の向き。尻尾が上向きでグッと力が入っている時や毛を逆立ているときには、緊張し、「それ以上近づかないで!」との意思表示をしているかもしれません。尻尾が下を向いている時も色々です。両足の間にギュッと巻き込んでいるようなときは、警戒したり、おびえたりして緊張していることが多いでしょう。

体を硬くしながら小さな振り幅でゆっくり尻尾を振っている時は、要注意。尻尾を振っているからといって、必ずしも相手の犬を歓迎しているわけではありません。それ以上近づけると飛びかかってしまうということもあるので、無理に近づけないことが大切です。

犬の緊張が現れる場所 ②口元

犬の口元も、犬が緊張感のあらわれやすい部位の1つです。口元のしまい具合、歯の見せ方に注目。

犬が口元にぐっと力を入れて、歯の一部を見せている時は、強い緊張の現れと思われます。「警戒」や「威嚇」の対象になるようなことをしていないか確認を。「触らないで」「近づかないで」などの気持ちであることが多いので、それ以上その行為を続けるのはやめましょう。

さらに緊張が強くなり、マズルにシワを寄せながら歯をむき出しにするような状態になってもまだ、不快なことから解放されなければ、次は噛みつくなどの行動をとることに。そうなる前に愛犬の気持ちに気づいて、不快なことから解放することが大切です。

そのほか、歯を見せずにきゅっと口を閉じ、少し緊張感を持った口元になっていることもあります。これは何かを発見して「あれ?」と興味を持ち、そちらに集中しようとしている状態と考えられます。

犬の緊張が現れる場所③目

犬の目についても、さりげなく観察してみましょう。犬の目を正面からじっと見つめる行為は、犬にとって非常に不快な行為なのでNGです。

犬が白目を見せるような目つきをしているときは、体の他の部位にも緊張感が見て取れることが多いはず。犬が不快な気持ち、ストレスを感じて緊張していると考えられます。

犬の緊張が現れる場所④耳

犬の耳にも緊張感は現れます。角度や両耳の幅を観察してみましょう。

耳をぐっと後ろに引いている時は、嬉しくて興奮している場合もあれば、警戒や恐怖による緊張状態の場合も。体の他の部分や表情もあわせて観察してみましょう。

一方、耳を直立させ、両耳の間をキュッと狭めている時は、耳がやや前向きに傾いていることが多いものです。口をしっかりとつぐみ、 体にも少し緊張感が見られるでしょう。 何かに集中していたり、気持ちがキリっと緊張していることの現れと考えられます。

少し意識するだけでどんどん読める!

犬の体に緊張感が現れるのは、不快なときだけではありません。たとえば、飼い主さんがしつけのために号令をかけようとしたとき、何か気になる物音がした時なども、犬はさっと神経を集中させ、緊張が走ります。私たちも気持ちがピシッとした時には体に力が入りますよね。犬は、表情、声、体の動きなど、さまざまな方法で気持ちを表現します。一か所だけではなく、体中から発するサインを意識して見て、分かろう、知ろうとする気持ちを持ってみてください。それだけで、犬の気持ちがどんどん読めるようになるはずですよ。

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