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犬のごはんの量を見極める4つの方法【獣医師監修】

 

犬にあった量のごはん

犬に必要なごはんの量は、年齢や体格、消化能力、運動量などによって異なります。愛犬のために良質なご飯を選択し、適切な量を与えることは、健やかな日々を送るのにとても大切。今回は、犬のごはんの量の見極め方についてです。

①フードのパッケージの表記で見極める

犬にあったごはんの量を知る簡単な方法であるフードのパッケージ

手軽に愛犬にあったごはんの量を知る方法のひとつは、フードのパッケージから読み取ること。フードのパッケージには、「給与量表」などと呼ばれる、体重に対するフードの1日量の目安を書いた表が記載されています。愛犬の体重から、必要なごはんの量を読み取ってください。

ただし、愛犬がやせ気味で体重を増やしたい場合や、逆に体重を減らしたいという場合は、基本的にはこの方法は向いていません。取り急ぎとしては、給与量表から目指す体重に対応するごはんの量を読み取って与えるという方法もとれますが、後述する必要カロリーを計算する方法の方がよいでしょう。

また、フードの種類によって、重量あたりのカロリーは異なります。ですから、同じ犬でもフードの種類が変わるとごはんの重量は変わります。フードを変更するたびにごはんの量の確認をする習慣をつけましょう。

「総合栄養食」と記載されているフードを選ぶことが大前提

犬のごはんを選ぶときには、パッケージに「総合栄養食」と書かれているものを選びましょう。総合栄養食は、適切な量と水のみで、各ライフステージに必要なエネルギーと栄養素を過不足なく与えられるものです。

人と同様、犬もライフステージによって必要な栄養バランスは異なります。パピー用、成犬用、シニア用などとフードに記載されている場合には、愛犬のライフステージにあったものを選びましょう。

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②1日のエネルギー要求量を計算して見極める

犬にあったごはんの量を知るためのエネルギー要求量の計算

ごはんの量を見極めるのに必要となる数値が、愛犬が1日あたりに必要としているエネルギーの量。これを1日当たりのエネルギー要求量(DER)と言います。当然、これより多くのエネルギー量を摂取していれば肥満になりますし、逆に少ないとやせてしまいます。

1日当たりのエネルギー要求量 (DER)の計算は少々煩雑です。体重から算出される安静時エネルギー量(RER)をもとに、活動量やライフステージ(年齢、去勢避妊の有無、授乳や妊娠の有無)病気の有無などを考慮した係数をかけることで求めます。

具体的には次の通り。

安静時エネルギー量 RER(kcal/日)=70×体重(kg)^0.75

ここに愛犬にあった係数をかけることで、1日に必要なカロリーであるDERが計算できます。とはいえ、0.75乗を計算するのはハードルが高いですよね。体重2~45kgの場合であれば、

安静時エネルギー量 RER=30×体重(kg)+70

でも近い値を計算できます。出てきたRERの値を使って、下記の計算で 1日当たりのエネルギー要求量 DERを求めます。

  • 去勢・避妊済みの成犬 1.6×RER
  • 去勢・避妊していない成犬 1.8×RER
  • あまり活動しない犬、肥満傾向の犬 1.2~1.4×RER
  • 減量中の犬 1.0×RER
  • 集中治療中の犬 1.0×RER
  • 増量中の犬 1.2~1.8×理想体重のRER

こうして計算された1日の必要カロリーDERとフードのパッケージに記載されているグラムあたりのカロリーをもとに、愛犬が1日に食べるごはんの量(重量)を計算してください。

例えば、5kgの去勢済みで減量も増量も必要ない健康な雄の成犬の場合、1日に必要なカロリーのおおよその量は、【 RER=30×5+70=220 → DER=1.6×220=352kcal 】で計算できます。100gあたり300kcalのフードであれば、【 352÷300×100≒117g 】が1日のごはんの量の目安となります。

1日のエネルギー要求量からフードの量を計算する方法は、愛犬の状態にあわせて細かく計算できる一方で、煩雑でもありますので、わからない場合はかかりつけの動物病院で相談してみてください。

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③便の状態から見極める

犬にあったごはんの量を知るために大事な便の状態

愛犬にとって、今与えているごはんの量が適切かどうかを判断する基準のひとつが「便のかたさ」です。

きちんと形のあるうんちをして、紙でうんちをふんわりとつかんでも簡単には崩れず、ペットシーツに少しだけうんちのあとが残るくらいのかたさが理想的。優しくつかんだうんちが簡単につぶれてつかめないようならば、うんちが柔らかくなっている状態です。逆に、コロコロしたうんちで、ペットシーツにも跡が残らないようならば硬いうんちといえるでしょう。

便がやわらかすぎる時はごはんの量が多すぎるかも!

うんちがやわらかくなっている時には、ごはんの量が多くて消化不良を起こしている可能性があります。次のごはんの時間には、1回で与えるごはんの量を少し減らして様子を見てみましょう。ごはんの量を少し減らして、うんちのかたさが正常になるならば、ちょうどいい便の状態がキープできるようなごはんの量を維持しましょう。

1食に与えるごはんの量を減らして、食事の回数を増やしてみてもOKです。この方法は特に子犬でおすすめの方法ですよ。

食事を減らしてもやわかい便や下痢が続くようなら、病気が原因の可能性もあります。必ず動物病院を受診してください。

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コロコロかたいうんちが少量の時はごはんの量が足りないのかも。

愛犬がコロコロしたかたいうんちをしているようならば、少しごはんの量が足りないかもしれません。便の様子をみながら、少しずつごはんの量を増やしてみるとよいでしょう。

また、飲む水の量が少ないことで、便秘のような状態になっている可能性も。飲み水はいつでも自由に飲める状態にして、飲んでいる量が少ないかなと感じたら、ドライフードに少し水をかけてふやかすなどしてみるのもひとつです。

④定期的な体重測定で見極める

犬にあったごはんの量を知るための体重測定

体重の変化もごはんの量を見極めるのに大事なポイント。前述のどれかの方法でごはんの量が決まったら、健康管理の一環として、定期的な体重測定をおすすめします。

同じ量を食べていても太りやすい犬もいれば、やせやすい犬もいます。きちんと計量してごはんを与えるにも関わらず、体重が増えたり減ったりしてくるようなときは、ごはんの量を加減する必要があるかもしれません。また、体重管理がうまくいかない時には、病気が関連していることも。気になったら、早めに動物病院で相談することをおすすめします。

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ごはんの量を見極めて健康的な毎日を

「ごはんの量は適当。袋から目分量でザーッとお皿に…」といった与え方は、愛犬の健康管理上すすめられません。毎日きちんと決まった量のごはんを与えることで、体重管理がしやすくなるだけでなく、愛犬の食欲の変化にも気づきやすくなります。犬にとって適切なごはんの量は、成長過程、年齢、季節、運動量、体調などによって変化します。愛犬の便の状態、そして愛犬の食欲などをよく観察しながら、臨機応変に対応してあげてくださいね。

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