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犬がおしっこを失敗。やりがちな「4つのNG行為」と、とるべき「たった1つの行動」は?

   2019/05/07

多くの方が犬を飼ってはじめにぶつかる壁のひとつ「おしっこを失敗する」。でも、犬には本来、「トイレ」の概念などありませんし、言葉で理解できるわけでもありません。犬のトイレのしつけを成功させるには、飼い主さんが「子犬はおしっこを失敗してしまうもの」と心構えをしておくことが大前提。とはいえ、おしっこがきちんとできるようにならないことには、気持ちよく暮らしていくこともできませんよね。今回は、今まさにトイレトレーニング中の方に知っておいてもらいたい、犬がおしっこを失敗した時のNG行為と、おしっこを失敗してしまった犬の飼い主がとるべき行動についてまとめました。

犬がおしっこを失敗した時にやりがちなNG行為4つ

犬がおしっこを失敗したときに、飼い主さんがやっていけないというNG行為があるのはご存じでしょうか?犬のおしっこ成功率が低いと感じている飼い主さんは、次のような行為をしていませんか?ぜひチェックしてみてください。

①愛犬のおしっこの失敗を見つけて大きな声を出す

まず一番にしてはいけないことといえばおしっこの失敗を見つけたときに「大きな声を出す」ということです。

おしっこを失敗して大声にびっくりする犬

子犬がおしっこを失敗すると、飼い主さんはビックリしたり焦ったりしてしまいがちで、その際に無意識に「わぁ!」「コラ!」「またやってる!」など大きな声を出してしまうことがあります。
飼い主さんが大きな声を出すと、犬は飼い主さんが喜んでくれたまたは、飼い主さんがかまってくれたと勘違いしてしまうことも。飼い主さんの反応が見たくて犬がさらにおしっこをあちらこちらでしてしまうことにも繋がりかねません。

②犬がおしっこを失敗した場所の匂いをかがせて「だめでしょ!」

犬がおしっこを失敗してしまったときに、おしっこを失敗した場所へ犬を連れて行き、犬の鼻先をおしっこに向けて「だめ!」などと言っていませんか?

おしっこを失敗して叱られる犬

このようなしつけ方法では、怒られているということは認識できても、「おしっこをする場所が違う」という理由で叱られているということを理解できる犬はいません。
それどころか、おしっこをするという行動そのものを飼い主さんに怒られたと勘違いし、おしっこをすること=ダメなことという間違った理解をしてしまうケースがあります。

飼い主さんを怒らせないようにと、犬がおしっこを必要以上に我慢し、病気の原因をつくってしまう可能性や、飼い主さんに隠れておしっこをするという困ったクセが付いてしまうことがあります。

③「おしっこはココ!」と失敗した犬をトイレに連れていく

おしっこを失敗してしまったあとに、正しい場所(トイレ)へ犬を連れて行くというのもよくあるパターンです。

犬がおしっこを失敗して使われなかったペットシーツ

おしっこが終わったタイミングということは、トイレに連れて行ったところで、犬はそこでおしっこをすることはありません。
そんな状況でトイレに連れて行かれて飼い主さんから注意を受けるというのを繰り返していると、ペットシーツが敷いてある場所=説教される場所という認識を持つ可能性があります。
子犬がペットシーツやトイレそのものを嫌いになってしまうと、トイレでのしつけがうまくいかなくなるばかりか、お出かけ先や旅行中などでもおしっこが上手にできなくなるなど、愛犬にとっても飼い主さんにとって、非常につらい状況になりがちです。

犬をペットシーツに連れて行くときは、犬がおしっこをする前、犬がおしっこをしたそうにしている時だけにしましょう。

④「コラ!」「ダメでしょう!」とおしっこ中の犬に駆け寄る

「コラ!」や「こんなところでオシッコしたらダメでしょう!」などと言って、おしっこの最中の犬に駆け寄っていませんか?

このような場合は、おしっこをしたら飼い主さんが来てくれると犬が思い込んでしまう可能性があります。飼い主さんに構ってほしいときや、飼い主さんにそばに来てほしいときなどに、不必要におしっこを繰り返すように育ってしまう可能性があるため、注意が必要です。

犬がおしっこを失敗した時に取るべきたった1つの行動

おしっこを失敗してしまった犬

愛犬にトイレで排泄することを覚えてもらう中で、間違った場所におしっこをしてしまう、という状況はおそらく避けられません。そんなときにとるべき対応はひとつです。

それは、「何も言わずに片づけること」。

犬がおしっこを失敗してしまったときに、どんな状況であれ、人間の言葉で伝えても犬には正確には伝わりません。
叱るなどはもってのほか。犬が飼い主に対して恐怖心を持つだけです。家族に迎えたばかりでまだまだ不安がいっぱいの子犬にとって、飼い主が恐怖の対象となることは絶対に避けなくてはいけません。飼い主が子犬にとって安心できる、頼れる存在であってこそ、家族として暮らすためのルールを覚えたり、社会のルールを学んだりといったことがスムーズに進むのです。

そのためにも、失敗したときは何もなかたかのようにきれいに片づけてしまってください。
飼い主さんは慌てず騒がず、何事もなかったかのように掃除をしましょう。
このときにおしっこのにおいが残っていると、犬は同じ場所でまたおしっこをしてしまいがちです。おしっこを拭き取った後はペット用の消臭スプレーを使用して、しっかりとにおいを消しておくことも大切です。

逆に、おしっこを上手にできた時には心から褒めてあげましょう。
ご褒美のドッグフードを与える、たっぷりとスキンシップしながら褒めてあげるなどの方法で、ペットシーツでおしっこをする=飼い主さんに褒めてもらえる、嬉しいことがあると認識させながら、しつけを進めていくことが、トイレトレーニングを成功させ、愛犬との良好な関係を築いていく秘訣なのです。

おしっこの失敗は子犬のミスではなく、飼い主のミス

おしっこを失敗しないようになった犬

トイレでおしっこをするという行為は、人間にとってはごく自然で当たり前のことですが、決められた場所でオシッコをすることは、犬にとっては自然な行為ではありません。
ですから、犬がトイレでおしっこをしないことは当然なのです。犬にとっては「失敗」ですらないでしょう。

つまり、犬がおしっこを「失敗」してしまうのは、飼い主が何かを失敗しているのです。

例えばペットシーツの敷き方が悪く、トイレの場所が認識しづらいのかもしれません。あるいは、飼い主さんが子犬のおしっこのタイミングを上手に見計らってあげられていないのかもしれません。

犬がおしっこを失敗したときは、飼い主さんの観察力や注意力、もしくは気遣いが少し足りなかったのだと受け止めましょう。

※犬がおしっこを失敗する理由についてはこちらの記事でご紹介しています。
トイレ失敗=自然なこと?!子犬がトイレに失敗する3つの理由とは?

「次はおしっこを失敗させない!」の気持ちで子犬と向き合おう

犬のトイレトレーニングを行う場合は、「また失敗した!」というネガティブな気持ちではなく、「次こそはおしっこを失敗させないようにしよう!」という前向きな気持ちで取り組むことがポイントです。

おしっこが成功した犬

犬がおしっこを失敗するのは自然なこと。おしっこを失敗してしまったときは、失敗したものは仕方がないと割り切る気持ちが必要です。すでに失敗してしまったものはどうしようもありません。

※犬がおしっこを失敗したときに見直しておくべきことについてはこちらの記事でご紹介しています。
【子犬のトイレ】しつけがうまくいかない時に見直したい2つのこと

愛犬のおしっこ、失敗しないよう導いてあげて

子犬のトイレトレーニングが思うように進まないと悩む飼い主さんは少なくありません。時に身体の問題でトイレがうまくいかないケースもありますが、身体の問題がないにもかかわらず子犬のおしっこの失敗が続く場合は、犬が失敗したときの飼い主さんの行動を振り返ってみましょう。トイレのしつけの基本は「正しい場所でおしっこができるように導くこと。成功したら心から褒め、ご褒美をあげること」。飼い主が愛犬をしっかりと観察し、成功できるようにうまく導いてあげることで、必ずトイレでのおしっこができるようになるはずです。おしっこの失敗が多くなればなるほどイライラしてしまうものですが、そこはぐっとこらえて、愛犬と心から笑って暮らせるように頑張りましょう。

※子犬のトイレトレーニングの基本的な方法についてはこちらの記事でご紹介しています。
子犬のトイレトレーニングの方法は?5ステップで完璧習得【初心者さん必見】

※いつもサークルの外でおしっこをしてしまう愛犬への対応はこちらの記事でご紹介しています。
【トイレのしつけ】サークルのトイレを使わない子犬への意外な対策とは?

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