
子犬の甘噛みはいつまでにしつけるべき?対処方法は?
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犬がおしっこを失敗した時の飼い主さんの行動は、愛犬との信頼関係や今後の愛犬との暮らしに大きく影響します。当然、トイレトレーニング中であれば、トイレのしつけの成功をも左右します。今回は、犬がおしっこを失敗した時に飼い主さんがとってはいけない行動についてです。
愛犬のおしっこを失敗しているのを見つけたときに「わあ」「こらー」「〇〇ちゃん、やったなー」などと大きな声を出すのはNGです。
飼い主さんが大きな声を出すと、犬は「飼い主さんが喜んでくれた」「飼い主さんがかまってくれた」と勘違いしてしまうことにつながります。飼い主さんの反応がおしっこの失敗に対する報酬となり、さらにおしっこをあちらこちらですることになるのです。
犬がおしっこを失敗した後で、おしっこを失敗した場所へと犬を連れて行き、犬の鼻先をおしっこに向けて「だめ!」などと言い聞かせるのもNGです。
失敗した場所に連れて行かれて「ダメ」と言われた犬は、叱られていることは認識できるかもしれません。でも、「おしっこをする場所が違う」という理由で叱られているということは理解できません。
それどころか、失敗したことではなく、「おしっこをした」という行動を怒られたと勘違いし、「おしっこをすること=ダメなこと」と間違って理解してしまいます。これを繰り返していると、やがて犬は叱られないためにおしっこを必要以上に我慢するようになり、病気の引き金になるかもしれません。もしくは、「叱られないように飼い主さんに隠れておしっこをする」という習慣が付いてしまうかもしれません。
そもそも、犬を叱ることで得られるものは、飼い主に対する恐怖心だけ。なんのメリットもありません。毎日を一緒に過ごす飼い主が犬にとって恐怖の対象となることは絶対避けなくてはいけません。飼い主が犬にとって安心できる、頼れる存在であってこそ、犬は幸せな日々を送れ、暮らしに必要なルールをスムーズに学習できるようになるのです。
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おしっこを失敗した犬を正しい場所(トイレ)へ連れて行って「こっちがトイレでしょ!」と言い聞かせるのもNGです。
おしっこが終わったタイミングで犬をトイレに連れて行ったところで、犬はそこでおしっこをすることはありません。ですから、トイレに連れて行かれて飼い主さんから注意を受けることを繰り返していると、ペットシーツが敷いてある場所=説教される場所と認識するようになります。つまり、トイレに対してイヤな場所、というネガティブな印象を持つようになってしまうのです。
犬がペットシーツやトイレを嫌いになってしまうと、しつけがうまくいかないだけでなく、お出かけ先や旅行中でも上手におしっこができなくなる可能性があります。これは、犬にとっても飼い主にとって、非常につらい状況。
犬をペットシーツのところに連れて行くのは、排泄させる時だけにしてください。
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「コラ!」や「オシッコ失敗してるよ!」などと言って、おしっこの最中の犬に駆け寄るのもNG。
「おしっこをしたら飼い主さんが来てくれる」と犬が認識する可能性があります。これを繰り返しているうちに、飼い主さんに構ってほしいときや、飼い主さんにそばに来てほしいときなどに、不必要におしっこを繰り返すようになってしまうかもしれません。
犬との暮らしでおしっこの失敗を避けて通ることはできません。そんなときにとるべき対応はたったひとつ。
それは、「何も言わずに、何事もなかったかのように片づけること」。
犬がすでにおしっこを失敗してしまったタイミングでは、どう頑張っても犬に正しいトイレのしかたを伝えることはできません。
ですから、おしっこを失敗してしまったことはもうしかたのないこと。と割り切って、何事もなかったかのように掃除をしましょう。このときにおしっこのにおいが残っていると、犬は同じ場所でまたおしっこをします。おしっこを拭き取った後はペット用の消臭スプレーを使用して、しっかりとにおいを消してくださいね。
逆に、トイレでのおしっこに成功した時には心から褒めてあげてください。タイミングを見計らってうまくトイレに連れて行き、うまくできたら即座にご褒美のドッグフードを与えたり、たっぷりとスキンシップしながら褒めてあげたりしましょう。「ペットシーツでおしっこをする=飼い主さんに褒めてもらえる、嬉しいことがある」と認識するようになれば、おしっこの失敗はどんどん減っていきます。
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犬がおしっこを失敗するのは自然なこと。失敗したものは仕方がないと割り切る気持ちが必要です。犬のトイレトレーニングを行う場合は、「また失敗した!」という考えるのではなく、「次はおしっこを失敗させないようにしよう!」という前向きな気持ちで気長に取り組むようにしてくださいね。
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