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犬のおすわりの教え方。4STEPで完全マスター【獣医師監修】

   2020/07/29

「おすわり」は、犬のしつけに使われる言葉の代表と言ってもいいフレーズのひとつ。興奮している愛犬を落ち着かせたり、「伏せ」「お手」などの様々なしつけの基礎にもなったりする重要なしつけです。今回は「おすわり」を完璧にマスターするための教え方を4STEPでご紹介。実は「おすわり」の教え方で大事なポイントは最終STEPのSTEP4にあるのです!ここでは完全マスターを目指した「おすわり」の教え方をご紹介します。

完璧なおすわりが必要な3つの理由

おすわりの教え方がうまくいっている犬

犬の「おすわり」は単なる芸ではありません。「おすわり」を愛犬に教えるならば、本当に暮らしに役立つ「おすわり」の教え方をしてあげたいと思いませんか?「おすわり」のしつけのゴールは、「いつでもどんな時でも『おすわり』ができるようになること。ごはんの前だけできる「おすわり」や、飼い主がおやつを持っている時だけ「おすわり」ができたところで、十分ではないのです。

①「おすわり」で犬の急な動きを防ぐ

散歩中に急にとびかかるなどの事故をふせぐためにも、いつでも、どんなときでも、飼い主の言葉で「おすわり」ができることはとても大事なことです。

②「おすわり」が犬の興奮を抑えるのに役立つ

興奮している愛犬が「おすわり」の合図で落ち着けるようになれば、 遊びの途中や、飼い主の帰宅時などに犬が過度に興奮してしまうことを抑えることができます。このことは、不必要な吠えや、噛み癖といった困ってしまうような行動への対策にもなります。

③「おすわり」が「伏せ」や「お手」などのしつけの土台になる

「伏せ」や「まて」、そして「お手」といったしつけは、「おすわり」ができてはじめて教えられるもの。そのため、「おすわり」はぜひとも早いうちに確実にできるようになっておくべきしつけなのです。

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おすわりの教え方STEP1 おすわりの姿勢を教える

フードを使って犬におすわりの姿勢を教える

はじめは「おすわりの姿勢」の教え方からです。ご存知のように、「おすわり」とは、犬が床にお尻をつけた状態をキープすること。「おすわり」という言葉の教え方はのちほど教えるので、声はかけなくてOKです。ここでは「おすわりの姿勢になること」だけを教えましょう。

まず、おやつなどの好物の食べ物を持った手を犬の鼻先に近づかせ、においをかがせてください。そのまま、食べ物をもった手を、犬の鼻先からおでこのほうへとゆっくりと移動させてみましょう。飼い主の手の中の食べ物につられて、犬が顔をぐーっと上へと向けていき、やがてストンと自分でお尻を床につけた姿勢になるはずです。

犬のお尻が床についたタイミング、つまり「おすわり」の姿勢になったタイミングですかさず犬を褒めて、手に握っていたご褒美の食べ物を食べさせてあげましょう。

うまく「おすわりの姿勢」に誘導するコツは、おやつを追いかける犬の動きをよく見ておくこと。おやつだけさっさと先に動かすと顔から離れてしまうのでご注意を。うまくおやつを持った手の動きを調整してください。

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犬のお尻を押して無理やりおすわりさせる教え方はNG

「おすわり」の姿勢の教え方では、犬が自ら「おすわり」の姿勢をとるのを待つことが基本です。犬のお尻をぐいぐい押し付けて無理に座らせることはしないでください。

犬がどうしても「おすわり」の姿勢をとらない場合は、おやつを持っていない方の手をそっと犬のお尻にあててみてください。すると、犬がストンとお尻をおろしてくれます。この時も、犬のお尻が床についた瞬間に「上手」「おりこう」などと褒めて、手に持っていた食べ物を食べさせてあげましょう。

この練習をくりかえすことで、犬は「おすわり」の姿勢をとることで嬉しいことが起こる!と学習してくれ、自分からおすわりの姿勢をとることが増えていきますよ。

偶然おすわりの姿勢をした時に褒めるのも意外と効果的

偶然おすわりの姿勢をとったときに褒めることが効果的

おすわりの練習のとき以外でも、偶然犬が「おすわり」の姿勢をとることはよくありますよね。そんな時は、「お、上手!」などと言って誉めてあげてください。そうすることで「おすわり」の姿勢がもっと好きになり、自ら「おすわり」の姿勢をとる頻度が増えていきます。

おすわりの教え方STEP2 おすわりの言葉を教える

ここでいよいよ「おすわり」の言葉の教え方です。「おすわり」の姿勢を教える時と同様に、好物のおやつを持った手を犬の鼻先からおでこの上方へとゆっくり動かして、犬が自分からお尻を床につけようとするのを待ちます。

犬の様子をよく見て、犬が腰を落とそうとした瞬間に「おすわり」と1回、声をかけてください。

そのままきちんと「おすわり」の姿勢がとれたら、すぐに誉め言葉をかけてご褒美に手に持っていた食べ物を食べさせてあげてください。これも、根気よく何度も繰り返しましょう。

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おすわりの教え方STEP3 言葉だけですわれるように

手元のおやつを出すことなく「おすわり」と声をかける

ここまでを繰り返すことで、犬はだんだんと言葉だけで「おすわり」ができるようになってきます。そこまでできたら、好物のおやつを握った手で誘導することなく、「おすわり」の言葉をかけてみましょう。

「おすわり」と声をかけただけでおすわりの姿勢がとれたら、すぐに誉め言葉をかけてご褒美をあげることを繰り返してください。

このとき大事なことは、ご褒美を与えるタイミング。犬の鼻先にご褒美を出しておすわりを誘導することはしませんが、必ずおすわりの姿勢をとれた瞬間にご褒美を与える必要があります。ですから、あらかじめご褒美の食べ物を手元に準備をしておくことを忘れないようにしてくださいね。

「ちょっと待ってね…」などとキッチンにおやつをとりにいってからでは遅すぎて「おすわり」ができたご褒美にはなりませんので、くれぐれもご注意を。

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できない時の教え方は「叱らず、おやつを持っていない手でヒントを出す」

おすわりがうまくいかない時はおやつを持っていない手でヒントを出す

「おすわり」を教えている中で、うまくいく時とうまくいかない時があるのは当然のこと。特に、おやつを見せないで練習したら途端にできなくなった…というのはよくあることなのです。「おすわり」の練習につまずき、うまくできなくても、決して犬を叱ったり、イライラしたりはしないでくださいね。もちろん教え方が悪いわけでもないのでご安心を。

「おすわり」の掛け声だけではおすわりしないようならば、おやつを持っていない方の手で犬の鼻先からおでこのほうに手を動かしてみるようにして「おすわり」のヒントをだしてあげてください。

それでも難しい場合には、またおやつを握った手で誘導してあげる教え方に戻り、気長に練習を繰り返せばよいのです。

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おすわりの教え方STEP4 どこでもできるように

状況や環境を変えておすわりの練習をする

「おすわり」ができるようになったけど、「食事の前しかできない」、「ご褒美を持っていないとできない」などというのも非常によくあること。ご褒美がないとできない「おすわり」はまだまだ未完成の段階です。ここからはとても大事な最終STEP、どんな状況でも「おすわり」ができるように教えていきましょう。

STEP3までマスターしたら、今度は状況や環境を変えてこれまでと同じ教え方で「おすわり」の練習を続けてください。

練習する時間帯をかえてみたり、いつもは愛犬の目の前に座って「おすわり」の指示を出していたなら、立った状態で「おすわり」の指示を出してみたりしてみましょう。時には公園で練習するなど、場所をかえて「おすわり」の練習をするのもおすすめです。さらには、ご家族で協力して、指示を出す人を変えてみるのも大切な練習です。

この練習をしっかりしておくことが「おすわり」がいつでも完璧にできるようになるために大事な教え方の最終STEPです。どんな状況でも「おすわり」ができるようになれば、「おすわり」が本当に役立つしつけとして完成です!

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おすわりをマスターした後のフォローも超重要

ここまでを実践して、愛犬が「おすわり」を完全にマスターしたあとも、「できて当たり前」などとは決して思わず、きちんとできたことを褒めることは続けてあげてください。

愛犬が成長していき、さまざまなトレーニングを進めていくにつれ、ついつい「おすわりはできて当然」となってしまい、「おすわり」ができることを褒めなくなってしまいがち…。でも、これはよくありません。毎回ご褒美のおやつを与える必要はありませんが、「おすわり」ができた時には、褒め言葉をかけてあげるなど、「きちんと見てるよ、上手にできてるね」の気持ちを伝え続けることを忘れないようにしてください。

基本のしつけだからこそ、褒め続けることが大切です。愛犬が「おすわり」をマスターしたあともしっかりとフォローを続けて、どんな時も完璧に「おすわり」ができる状態がキープしましょう。

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難易度の高い状況でおすわりに成功した時には、特別なご褒美を

難易度の高い環境でおすわりに成功したら特別なご褒美を与える

周囲がザワザワしている、まわりに他の犬がいる…といったような環境は、犬も気が散りがちで、飼い主の指示に集中することが難しいもの。また、飼い主の帰宅時のように犬が興奮している時も指示に従うことは難しいでしょう。

このような難易度の高い環境で「おすわり」が成功した時には、その瞬間に心から褒めてあげ、愛犬が喜ぶ特別なご褒美をあげることを強くおすすめします。ご褒美にメリハリをつけることで、褒めたりご褒美を与えたりすることの効果がぐんぐんUPして、犬はどんどんやる気を出してくれますよ。

おすわりの教え方のコツは丁寧なトレーニングときめ細かなフォロー

「おすわり」に限らず、愛犬のしつけにはマスターするまでの丁寧なトレーニングと、マスターしたあとのきめ細かいフォローが欠かせません。これからの愛犬との暮らしでは、様々なしつけに挑戦していくことになると思います。ぜひ楽しみながらいろいろなトレーニングに挑戦していってくださいね。

こいぬすてっぷでは、「おすわり」をはじめとした、愛犬との暮らしに必要なしつけやコマンドの教え方を、愛犬の成長にあわせて無理なく習得できるようにご紹介していきます。ご興味のある方はぜひお問合せください。

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