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豪雨の季節に備えよう。雷が苦手な犬にしておきたいしつけとは?

   2020/05/29

犬が怖がることが多い雷

雷が鳴っているときに愛犬が感じる不安やストレスを和らげてあげることも飼い主の大事な役割です。怖がって鳴いたり、うずくまったり、震えたり…そんな犬の恐怖心や不安を軽減するのに役に立つしつけがあるのをご存知ですか?今回は、犬が雷におびえる時に役立つ、豪雨の季節に備えてマスターしておきたいしつけについてです。

愛犬が集中豪雨や雷を怖がる…

雷を怖がる犬

愛犬と台風や集中豪雨を経験したことのある人によくある悩みは、「犬が怖がる」ということ。

雨や風が強まってきたり雷が鳴りだしたりすると、怖がっている愛犬が部屋の隅っこで震えてしまったり、うずくまってしまったり、時には飼い主にべったりくっついて離れなくなってしまったり…。そんな経験をしたことのある飼い主さんは少なくありません。

集中豪雨や台風の時には、風の音や雨の音、雷の音や稲光といった、普段はなかなか経験しないような刺激がたくさんあります。ですから、愛犬が怖がっててしまうことは当然のこと。でも、飼い主としては、少しでもストレスを感じないように乗り切ってほしいところですよね。

愛犬が雷や大雨、台風などの嵐を怖がっている時には、大丈夫だよ、と声をかけながら、遊んであげたり、大好きなおやつを与えたりして気を紛らわしてあげることも良い対策のひとつ。でも、雷や嵐が通り過ぎるまでずっと犬と遊んでいる、おやつを与え続ける、というのは現実的とはいえませんよね。

ある程度、犬が雷や嵐などの荒天を怖がってしまうことはしかたのないことかもしれません。でも、そんな時でも、「あるしつけ」をマスターしていれば、台風を怖がる犬のストレスは軽減されるはずなのです。

マスターしておきたいしつけは「クレートを使った『ハウス』」

雷を怖がるためクレートへのハウスのしつけをしている犬

「ハウス」のしつけとは、一般的には、来客時や留守番をするときに「ハウス」の言葉でサークルやクレートに自ら入り、そこでしばらく過ごすことを指します。

この「ハウス」をクレートで練習しておくこと、そしてクレートの中でゆったりと過ごせるようになっておくことが、雷や集中豪雨、台風などを怖がる犬のための備えとして役に立つのです。

普段キャリーバッグを使っていて、家にクレートがない、という場合には、「バッグ」の合図でキャリーバッグの中に入り、怖い時にはそこで落ち着いて過ごすことができるようになっているといいですね。

なぜ「ハウス」が雷や集中豪雨を怖がる犬の対策になるの?

雷を怖がるためハウスのしつけを練習する犬

なんだか窮屈そうに思えるクレートですが、もともとほら穴を寝床にしていた犬にとって、クレートのようなこもれる形状の場所は、安心できる場所。ですから、このクレートの中が、犬が怖い思いや嫌な思いをした時に避難できる避難場所になるのです。

ぜひ、クレートでの「ハウス」をマスターして、「雷や嵐が来て怖くてもクレートに入れば安心」という状態にしておきましょう。

クレートでの「ハウス」を練習するときのポイントは?

雷を怖がるため、ハウスを好きになるよう練習する犬

まずは、クレートの選び方。クレートは、犬が自ら中に入ってくるりと向きを変えられるだけの幅、伏せをした時にお尻から前肢の先まですっぽりと入るだけの奥行があるものを選んでください。高さは、体高より10cm以上高いサイズのものを選びましょう。

クレートを持ってはいるけれど、普段はサークルで寝ているし、あまりクレートを使っていない、ということはありませんか?そのようなご家庭では、ぜひ今日からは愛犬が自由に出入りできる場所、目につく場所にクレートを置いておきましょう。

クレートに慣れ、クレートが好きになっておきたいので、アウトドアなど、楽しいお出かけの時に、積極的にクレートを活用することもおすすめです。逆に、病院などの苦手な場所に連れて行く時だけクレートを出す、などというのはNGです。また、罰としてクレートに閉じ込めるような使い方は絶対にしないでください。

クレートで「ハウス」の練習をするときには、クレートの中は安心な場所!と実感できるようにトレーニングを進めておくことがポイントです。はじめのうち、扉を閉めることを犬が嫌がる様子が見られたら、無理に閉めることはしないでください。少しずつクレートの中にいることに慣れさせて、最終的にはクレートの扉を閉めた状態で、クレートの中で眠れるようになることを目指して頑張りましょう。

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クレートでの「ハウス」は万一の災害で避難をする時も役立つ

雷を怖がるがクレートが好きな犬

「ハウス」でクレートに入り、そこで落ち着いて過ごすことができるようになると、万が一、避難が必要な状況になった時にも役立ちます。

台風や集中豪雨などで避難が必要になった場合は、速やかに、そして安全に移動しなくてはなりません。そんな時、愛犬が「ハウス」をしてくれることで、スムーズに避難がしやすくなるのです。

また、台風による避難生活を余儀なくされてしまった場合であっても、犬がクレートに入ることに慣れていて、クレートが愛犬にとって安心できるスペースとなっていることは非常に役立ちます。クレートの中が犬にとっての安全地帯になっていれば、いつもと違った環境で過ごさなくてはならないストレスも軽減されるでしょう。

また、避難所にいるほかの犬とのトラブルを回避するためにも、そして、犬を連れていない人に対する配慮としても、犬がクレートに入ることに慣れていることはとても大切なことなのです。

雷や集中豪雨の季節の前にクレートが好きになっておこう

台風や集中豪雨、雷などはいつ起こるかわかりません。ぜひクレートに慣れておき、愛犬が少しでも穏やかな気持ちで過ごせるようにしておいてあげましょう。また、防災対策とは防災グッズを用意することだけはありません。普段の生活の中でできるしつけや社会化で、少しでも犬の不安を和らげることも大事な備えになりますよ。

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