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犬がチョコレートを食べたらどうなる?対処法は?【獣医師監修】

   2019/12/09

犬に危険な症状をおよぼすチョコレート

チョコレートは犬には大変危険。時には死に至ることもある、絶対に与えてはいけない食べ物です。今回は、犬がチョコレートを食べたときの症状と、万一のときの対処法を知っておきましょう。

犬がチョコレートを食べた時の症状は?

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 落ち着きがなくなる
  • 頻尿、尿量増加
  • 痙攣
  • パンティング(はあはあする)
  • 震え
  • 不整脈など、脈がおかしくなる
  • 高体温
  • 尿失禁
  • 昏睡
  • 死亡

これらは、犬がチョコレートを食べた時に起こる症状の例です。多くの場合、チョコレートを食べてから、1~4時間ほどでこういった症状が出てきます。すぐに適切な治療が行われなかった場合、時間がたち、消化管から吸収されていくチョコレートの量が増えていくにしたがって症状は悪化していき、やがて死亡してしまうこともあります。

犬のチョコレート中毒の原因は?

チョコレートを食べた犬に中毒症状が出る原因は、チョコレートに含まれる「テオブロミン」という物質にあります。テオブロミンは、中枢神経、心臓血管、腎臓、骨、筋肉に作用し、様々な中毒症状を引き起こします。

通常人間は、チョコレートを食べてもこういった中毒症状は起こしません。しかし犬の場合は、人間と比較して、このテオブロミンへの感受性がとても高く、また、テオブロミンが代謝されて犬の体外に排出されるスピードも非常に遅いため、こういった深刻な中毒症状を起こすのです。

犬はどれくらいチョコを食べたらと中毒を起こすの?

計算上は、体重5kgほどの小型犬がセミスイートのチョコレートを1枚ちょっと、ブラックチョコレートの場合は半分ほど食べただけで中毒量に達してしまうことが知られています。

しかし、この数値はあくまで参考値。 テオブロミンの含まれている量は、チョコレートの種類によって、また、メーカーや商品によって異なります。ですから、 愛犬がどれだけのチョコレートを食べると危険なのかは、一概には言えません。

さらに、チョコレートに対する反応には必ず個体差があります。非常に少ない量で中毒症状が出たり、死亡したりすることもありますし、逆に、より多く食べても目に見える症状を表さないようなケースもあるのです。また、まだ肝臓や腎臓の機能が未成熟な子犬、肝臓や腎臓、脳などの神経系の疾患がある犬の場合などは、より少ない量で深刻な問題を引き起こすことも考えられます。

このように、愛犬がチョコレートを食べた時に中毒を起こすかどうかは、食べた量からは判断できません。中毒症状が出るとされている量よりもずっと少ない量のチョコレートしか口にしていない場合でも決して油断してはいけないのです。自己判断はせず、必ず速やかに動物病院で診察を受けるようにしてください。

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板チョコ以外にも気を付けて!

症状が重篤になる可能性もあるチョコレートクッキー

板チョコのように見るからにチョコとわかるものだけではなく、チョコレートを使ったパンやアイス、チョコレートケーキにも当然ながらテオブロミンは含まれます。ココアパウダーも、チョコレートと同じカカオ豆が原料になっているため危険です。中にはかなり高濃度のテオブロミンを含むココアパウダーもありますので決して犬が食べることのないようにしましょう。

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犬がチョコレートを食べた時の対処法は?

症状の有無にかかわらず動物病院へ

チョコレートを食べた犬の診察

犬がチョコレートを食べたとわかったら、すぐに動物病院に連絡の上、病院へと急ぎましょう。治療が遅れると、死亡してしまう可能性があります。症状の有無にかかわらず、必ずすぐに獣医師の診察を受けてください。

このとき、食べたものがわかっているなら、パッケージや食べ残しているチョコレートを持参しましょう。また、嘔吐をした場合は、吐き出したものも持って行くか、写真をとっておき、受診時に見せてください。これらは、獣医師がより的確な判断をするために必要な材料となります。

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食べたチョコレートを自宅で吐かせようとするのは絶対にしてはいけない

食べたチョコレートをその場で吐かせようとは決してしないでください。

自宅で吐かせようとすることが犬にとって大きな負担となりかねません。吐いたものを吸い込んでしまうと呼吸困難を起こすおそれがあり大変危険なのです。また、胃の中で溶けたチョコレートは、胃の壁にあるヒダやしわにネバネバくっついてしまいます。ですから、簡単に吐かせただけでは不十分であることも少なくありません。

そのうえ、そうこうしている間にも、チョコレートに含まれるテオブロミンがどんどん体内へと吸収され、中毒症状をより深刻なものにしてしまう可能性もあるのです。

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愛犬がチョコレートを食べたらとにかく動物病院へ!

愛犬がどんなに欲しがっても、決してチョコレートを食べさせてはいけませんし、誤って食べてしまうようなことも起きてはなりません。万が一、チョコレートを食べてしまった場合は、たとえどんなに少量であったとしても気づいた時点ですぐに動物病院に連絡するようにしてくださいね。大切な犬の健康と幸せを家族みんなで守りましょう。

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