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愛犬の平熱を知って健康管理に役立てよう【獣医師監修】

   2020/05/07

犬の平熱

人間は風邪をひいた時などは、発熱して体温が上がります。これは犬も同じこと。犬も体調を崩すと体温が変化します。ところが、犬は自分で体温を測定できないばかりか、自分の体調がおかしいことを飼い主に言葉で伝えることもできません。飼い主がいち早く愛犬の健康状態の変化に気が付いてあげなくてはならないのです。元気や食欲とともに、体温は愛犬の健康状態を知るバロメーター。高すぎても低すぎても、何か体に異変が起こっている可能性があります。今回は愛犬の平熱を知って、健康管理に役立てていく方法についてです。

犬の平熱は何度?

犬の平熱を知るための体温計

小型犬のほうが大型犬より高く、子犬は成犬より高い傾向はありますが、おおよそ犬では、38.6℃~39.2℃が平熱の範囲です。

初めて犬を飼った多くの方が、犬の平熱の高さに驚かれます。動物病院ではじめて体温計で測って、「38.6℃です」などと言われたら、心配になってしまいますよね。人間であれば平熱よりずっと高い体温です。しかし、この「38.6℃」は普通、犬にとっては平熱です。犬の平熱は人間よりも高いのです。個体差があり、大型犬や小型犬、成犬か子犬によっても平熱は多少変わってはきますが、犬の体温を測って38℃台であれば、一般的には発熱しているとはいわないのです。

ちなみに、人が家庭で体温を測る場合、体温計を脇に挟んで測りますが、多くの場合、犬はお尻に体温計を入れて「直腸温」を測ります。この測り方にも、最初は驚かれる方もいらっしゃいます。人でも犬でも、直腸で体温を測る方が、脇に挟んで測るよりも体の深い部分の体温に近くなり、わきの下で体温を測定するよりも高い数値が出ます。人間も直腸で測った場合の体温は、脇に挟んで測るよりも0.8℃前後は高くなるといわれています。

犬の体温が平熱より高かったり低かったりするときは…

平熱以上の熱のある犬

犬の直腸温が37℃台前半以下の場合は、低体温になっているか、直腸にたまった便が邪魔をするなどしてうまく測定できていないか、どちらかを考えなくてはなりません。

特に子犬や高齢の犬、病気で治療中の犬、愛犬の元気がない場合の低体温は深刻な状態である可能性があります。愛犬の体温が低すぎる場合は、保温しながら速やかに動物病院へ。

一方、小型犬、大型犬共に、39.5℃を上回る体温の場合も、治療の必要な病気の可能性があります。すぐに動物病院に連れて行き、獣医師の診察を受ける必要があるでしょう。ただし、人と同じで、運動後や興奮状態の際は犬の体温は高くなります。興奮しているかな?と感じる時には、少し時間をおいて測りなおしてみましょう。

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犬の平熱を正しく知るために

正しい測り方で(無理はしないで)

まずは体温計を用意します。人間用の体温計でも構いませんが、飼い主が使う体温計とは別の物を愛犬用に用意した方がよいでしょう。また、水銀体温計は犬が思わぬ動きをした際に破損すると非常に危険ですので、家庭では電子体温計をおすすめします。先端が柔らかくなっているペット専用の体温計もありますので、そちらを購入してもよいでしょう。

体温計を用意したら、愛犬の肛門に体温計をそっと入れて体温を測ります。突然お尻に体温計を入れられたら、犬が嫌がるのは当然です。決して無理はせず、一人が顔を撫でてあげたり、好きなおやつをあげたりして褒めながら、もう一人が優しく肛門に体温計を入れるようにしてください。

肛門に入れる体温計の先には、潤滑剤としてオリーブオイルやサラダ油などをつけるとよいでしょう。また、体温計の先端は市販されている使い捨てカバーを使用すると便利です。体温計は肛門に真っすぐに2cmほど入れます。尻尾の根本と体温計を一緒に支え、犬が動いても体温計が抜けないようにしましょう。

無理に測ろうとして、犬が激しく抵抗すると直腸を傷つける危険性もあります。はじめは動物病院で測定する方法を教えてもらったり、練習させてもらったりすると安心です。また、自宅での測定が難しい場合は、決して無理はせず、動物病院で測ってもらうようにしてください。

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平熱を知るには、「健康な時に」「安静な状態で」何度か測っておく

健康で平熱の犬

平熱には個体差がありますので、愛犬の平熱がどのくらいなのかは、できるだけきちんと把握しておく必要があります。そうすることで、体調が悪そうだなという場合に、いち早く気づくことができるのです。

愛犬の平熱を知るためのポイントは、「健康な時」と「安静な状態」。体調を崩しているときに体温を測定しても、健康管理をするための基準となる平熱は判断できません。また、運動した直後や興奮状態で計測した体温も、通常の平熱よりも高くなってしまうので、参考にならないのです。

健康で安静な状態の時に、日を分けて何度か測っておけば、正確な平熱がわかります。自宅での測定が難しい場合は、健康診断やワクチンなどで動物病院を受診したときの体温を記録しておくという方法もありますよ。

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嫌がるようならば無理せず他の方法を

平熱で甘えている犬の体温の感覚

愛犬が体温を測定されることが苦手になってしまうと、いざ動物病院で診察が必要になった時の負担が非常に大きくなってしまいます。平熱を知りたいからといって無理は禁物です。

体温の測定の練習をする場合は、まずはお尻の周りを触る練習からはじめましょう。お尻の周りやしっぽを触られることに慣れてから、ゆっくりと体温測定の練習に進めるようにしてくださいね。

肛門に体温計を入れることを嫌がる場合には、耳で体温を測る方法もあります。一般的に、直腸で測定するタイプの体温計と比べると高価ではありますが、耳で測定するタイプの体温計も販売されています。耳で測る電子体温計は、耳の外側からごく短い時間で愛犬の体温を測定することが可能です。

より手軽に愛犬の体温をチェックする方法は飼い主自身の手で愛犬の体温を知る方法です。もちろん、正確な数値で体温を知ることはできませんが、何度も触れることでおおよそ平熱の時の体温の感触を覚えておくことはできるはずです。愛犬の耳や足の付け根に触れてみて、いつもよりも熱かったり、冷たかったりした場合には、健康状態に異常があるかもしれません。普段から、耳や足の付け根などを触った感覚を覚えておくといですね。

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スキンシップを基本に、愛犬の平熱を把握しておこう

犬は自分の体調不良を伝えられません。飼い主は、普段から愛犬の元気や食欲、便や尿の状態を確認しておくとともに、愛犬の体温からも異常を察知できるようにしておきましょう。愛犬の体温を知ることのできる日々のスキンシップは、愛犬の健康管理にとても役立ちます。愛犬の平熱をきちんと把握して、大切な愛犬の健康を守りましょう。

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