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犬が異物を誤飲した時にするべきこと【獣医師監修】

   2022/10/17

犬が誤飲すると危険なネックレス

犬が異物を誤飲してしまうと、消化管に詰まったり、中毒を起こしたりすることで生死に関わる問題になることがあります。今回は、犬の誤飲に気づいた時にするべきことについてです。

誤飲に気づいたら、すぐに動物病院に相談

犬が異物を飲み込んだら、まずは「何を」「どれだけ」食べたのかを確認して、すみやかに動物病院に連絡し、相談してください。症状の有無にかかわらず、です。

たとえ少量の誤飲で、気づいた時点で症状が出ていなくても、様子見は禁物。誤飲は、処置までの時間がたてばたつほど、事態が深刻になる恐れがあります。

動物病院と連絡がとれたら落ち着いて、何分前に、何をどれだけ食べたのかをできるだけ正確に伝えましょう。そのうえで、すぐに受診すべきか、自宅で様子見が可能かの指示を仰ぎます。動物病院を受診する際、食べ残したものや誤飲したものと同じものが自宅にあるならば、必ず病院に持って行ってください。

その場で無理やり吐かせようとするのは絶対NG

自宅で無理やり吐かせようとすることには次のようなリスクや問題があります。

  • 吐物をのどにつまらせることによる呼吸困難
  • 吐物を吸い込むことによる肺炎のリスク
  • 誤飲したものの種類によっては、吐かせることで食道や粘膜を傷つけるおそれがある
  • 無理に吐かせることで吐き気が止まらなくなり、吐き続けてしまうようになる
  • 吐かせてみたものの、一部はすでに流れてしまったのか、胃にまだ残っているのかよくわからない

アクセサリーなどの金属類であろうと、洗剤などの液体であとうと、また、人用の薬や、中毒を起こすおそれのある植物や食べ物であろうと、自宅で無理やり吐かせようとしないでください。

どんな方法であったとしても、飲み込んでしまった異物を自宅で吐かせようと試みることは、とにかく弊害の方が大きいのです。

犬が異物を誤飲した時…病院では何をする?

アクセサリーを誤飲した犬のレントゲン写真

犬が異物を誤飲した場合の治療法は、誤飲したものの種類やサイズ、形などと、異物がある部位、つまり誤飲してからの経過時間によって異なります。

誤飲したものが吐かせてもよいものだと判断できる場合で、まだ胃にとどまっているようなら、 催吐処置 といって、薬を使って吐かせる処置を行います。とはいえ、病院で吐かせるのなら、家でやってもいいのでは?などとは考えてはいけません。前述のように、自宅で吐かせることには、様々な問題が起こる可能性があるからです。病院では、吐かせたあとで継続して治療が必要となる場合に備えることができます。また、状況によってレントゲン検査などを行いながら、誤飲したものを確実に吐ききったかの確認も行います。

誤飲したものの種類や、経過時間によっては、内視鏡を用いたり、開腹手術を行ったりして摘出することもあります。当然ですが、いずれも全身麻酔が必要です。また、中毒を起こす可能性があるものを誤飲した時には、点滴治療をはじめとした中毒に対する治療も行います。

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誤飲に気づいたらすぐ病院へ連絡を!

犬の誤飲は命に関わります。日頃からしっかりと対策をし、万が一誤飲してしまったら、たとえほんの少しであってもすぐに動物病院に連絡してください。

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