
知ってた?入れるだけでは意味がない愛犬の「マイクロチップ」【獣医師監修】
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愛犬が人をかんでしまったときには、必ずするべきことがいくつかあります。今回、東京都の「動物の愛護および管理に関する条例」などを参考に4つのポイントをまとめています。届け出先や必要書類などの詳細については、お住いの市区町村にてご確認ください。
まずは、すぐに被害にあわれた方の救護をしなくてはなりません。適切に応急処置を行ってください。軽症に見えたとしても、医療機関の受診をおすすめします。
犬が人をかんだときには、応急処置と同時に、それ以上の被害が起こらないようにしなくてはなりません。リードで犬の動きを制御して安全を確保し、犬を落ち着かせてください。
犬が人をかんだ時は、その犬の飼い主自身が速やかに保健所に届け出る必要があります。保健所で飼い主による届出義務のある書類について説明を受け、提出してください。
飼い主は、その飼養し、又は保管する動物が人の生命又は身体に危害を加えたときは、適切な応急処置及び新たな事故の発生を防止する措置をとるとともに、その事故及びその後の措置について、事故発生の時から二十四時間以内に、知事に届け出なければならない。
東京都動物の愛護及び管理に関する条例https://www.reiki.metro.tokyo.lg.jp/reiki/reiki_honbun/g101RG00003637.html#e000000484
東京都の条例では、上記のように「速やかに知事へと届け出る必要がある」と定めています。そのための実際の手続きとしては、まず最寄りの保健所や愛護センターに連絡をすることになります。
一方、被害にあわれた方も医療機関を受診したうえで、保健所へ届け出ることになります。
人をかんだ犬は、48時間以内に動物病院獣医師による検診を受けなくてはなりません。これは、狂犬病への感染の有無を診断するためで、狂犬病予防注射を摂取していたとしても必要です。
動物病院で狂犬病の有無についての診断を受けたら、発行された鑑定書を保健所へ提出します。あわせて、被害者の方へも検診結果を伝えてください。
犬が人をかむという事故はどんなときに起こるかわかりません。どんなに穏やかな性格の愛犬でも過信しないように。リードを必ず安全な長さで装着して愛犬から目をはなさないよう、飼い主としての責任を持ちましょう。それでも万一、愛犬が人をかんでしまったときには、誠意をもって、被害にあわれた方の救護とその後の対応を行ってください。
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こいぬすてっぷに所属している獣医師チーム。臨床経験が豊富な獣医師により構成されています。獣医療の知識や経験を生かし、子犬育て、しつけに関わる正しい知識をわかりやすくお届けしていきます。
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