
愛犬と楽しめる春においしい野菜と与えるときの注意【獣医師監修】
今回の記事では、愛犬と一緒に楽しめる春の食材についてご紹介します。与え方のポイントに気をつけて、おいしく春の味覚を楽しみ…
豆腐は健康な犬であれば、問題なく食べられる食材。夏場や冬場に気になる水分補給の助けにもなり、犬に食べさせやすい食材ではありますが、安全に与えるため、守るべき注意点があります。
ネギ類と一緒に調理した豆腐は、犬に絶対に与えてはいけませんし、ネギ類を取り除いたとしてもNGです。ネギや玉ねぎそのものはもちろん、ネギ類のエキスが付いているだけでも、犬の健康に深刻な問題を起こす危険があります。
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大豆アレルギーがある犬には、豆腐を与えてはいけません。
これまでに大豆製品でアレルギー症状がでたことがない犬でも、はじめて豆腐を食べさせたあとは、しばらくの間、様子を見守ってあげてくださいね。
豆腐は常温のものか、温めたあとで人肌程度に冷ましたものを与えましょう。
冷たく冷やした豆腐を一気に食べると、消化器官に負担がかかることも考えられます。特に胃腸機能が不安定な子犬やシニア犬では、注意が必要です。
一方、豆腐を温めて与えるときは、火傷をさせないようにしなくてはなりません。犬に豆腐を与える前に、飼い主さんが必ず温度の確認をしてください。
豆腐は健康な犬に与えても問題のない食材ですが、与えすぎてはいけません。豆腐でおなかがいっぱいになって総合栄養食がきちんと食べられないような食生活が続くと、 栄養の偏りが生じます。
豆腐はヘルシーな食材といわれますが、犬の主食にはなりません。犬の主食は、犬の健康な体作りに必要な栄養がバランス良く取れるように作られた「総合栄養食」と記載されたドッグフードとするのが安心。豆腐は総合栄養食に少量加えるトッピング程度にとどめるか、ごくたまに与えるおやつ程度にしてください。
おやつやトッピングは、1日に必要なカロリーの10%が上限の目安。ざっくりした計算にはなりますが、5kgの健康な去勢済みの犬では、一般的な充てん豆腐50gほどが1日分のおやつやトッピングの上限の目安です。
豆腐を犬に与えるときには、味を付けずに人肌に温めたものをつぶすかカットしてドッグフードにトッピングすのがよいでしょう。
味付けをすることで、総合栄養食によって整えられている栄養バランスを乱してしまうことに繋がります。また、調味料の種類によっては犬の健康を害することにもつながります。
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持病のある犬や、病気療養中の犬、投薬中の犬は、豆腐を食べる前にかかりつけの獣医師に相談をすることをおすすめします。
大豆から作られている豆腐は、アレルギーや基礎疾患のない健康的な犬であれば、与えても特に問題のない食材です。ネギと調理したものは絶対に与えないなど、注意点を守って安全に楽んでくださいね。
こいぬすてっぷに所属している獣医師チーム。臨床経験が豊富な獣医師により構成されています。獣医療の知識や経験を生かし、子犬育て、しつけに関わる正しい知識をわかりやすくお届けしていきます。
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