
子犬との散歩デビューまでにするべき5つのこと【獣医師監修】
子犬との散歩デビューを成功させ、これからの愛犬との暮らしを穏やかでたのしいものにするためには、散歩デビューまでにしっかり…
もしもかかりつけの動物病院でパピークラスが開催されているなら、それは、愛犬をうまく社会化してフレンドリーな犬に育てる大チャンス。動物病院でのパピークラスに積極的に参加することには、とても大きな意味があるのです。
ワクチンプログラムが未完了で本格的な散歩ができない子犬たちが、できる限り安全な環境で他の子犬たちと触れ合い、コミュニケーションの練習をするひとつの良い方法が、動物病院で行われているパピークラス。ワクチン完了を待っていると、色々なことを柔軟に吸収できる「社会化期」が終わってしまうのです。
もちろん、社会化期を過ぎてしまったからといって、他の犬と仲良くなれないわけではありません。しかし、生後16週を過ぎるとだんだんと警戒心が芽生えるため、色々なことに慣らすのに時間がかかってしまいがちなのです。子犬にとって数週間の違いは、とても大きなもの。愛犬にとってちょうどよい時期にパピークラスが開催されているならば、ぜひタイミングを逃さず参加しましょう。
※関連記事
犬の社会化とは?犬に必要な社会化トレーニングの進め方
※関連記事
生後16週…社会化期を過ぎた犬の社会化はできないの?【獣医師監修】
子犬のうちは、ワクチンや健康診断で何度か動物病院を訪れる機会はあるものです。でも、それだけでは、子犬は動物病院を苦手な場所と認識してしまうかもしれません。
愛犬は、予防や治療のために生涯にわたって何回も動物病院を訪れる必要があります。ぜひ子犬のうちから、動物病院は楽しい場所、優しい人がいる場所、と認識できるようにしてあげましょう。
パピークラスのある動物病院では、診察台に慣れる練習もさせてくれることがあります。診察台の上で大好きなおやつをもらったり、優しく撫でてもらったりする経験を繰り返すことで、診察台に乗ることに対する警戒心を持たせないようにしておきましょう。将来、病気で通院が必要になったときのストレスの軽減にきっと役立ちますよ。
パピークラスを開催しているのが動物病院のスタッフであると、よりよいでしょう。病気で動物病院を訪れる必要があるときにも、愛犬とスタッフがお互いに慣れていることは安心感につながります。
また、動物病院のスタッフがパピークラスを開催している場合は、しつけやトレーニングについて詳しいスタッフがいることが多いでしょう。普段のちょっとした心配事や困りごとの相談もしやすく、とても心強いですよ。
子犬がフレンドリーでご機嫌な犬に育ち、動物病院が好きな犬に育つために、動物病院で催されているパピークラスは大変役立ちます。できるだけ早いタイミングで参加しておくことをおすすめします。
※関連記事
「子犬の散歩はワクチンが済んでから」とは言うけど…実際、いつからOKなの?
こいぬすてっぷに所属している獣医師チーム。臨床経験が豊富な獣医師により構成されています。獣医療の知識や経験を生かし、子犬育て、しつけに関わる正しい知識をわかりやすくお届けしていきます。
子犬との散歩デビューを成功させ、これからの愛犬との暮らしを穏やかでたのしいものにするためには、散歩デビューまでにしっかり…
子犬が掃除機を怖がる、お掃除をしていると子犬が掃除機に向かって吠える…なんてことはありませんか?大きな音を立てながら動い…
子犬の社会化トレーニングは、暮らしの中で出会う人や犬、音などの様々な刺激に対して不必要におびえないようになるために行うも…
人と暮らす犬に必要な社会化とは、人やほかの犬と仲良くできたり、暮らしの中で出会う様々な刺激に慣れていたりと、楽しく快適に…