
犬に「おいで」を教える方法【獣医師監修】
「おいで」は、危険を回避したり人に迷惑をかけることを避けるために必要なしつけのひとつ。簡単に言うと「犬を呼び戻す」しつけ…
子犬のしつけ、いつから始めるのがよいのでしょうか。答えは、子犬をお迎えしたその日から。名前を教えたり、トイレを教えたりといったしつけから始めましょう。
子犬のしつけは、子犬をお迎えしたその日からはじめます。
しつけらしいことを何もしないうちに何日か過ぎちゃった…という方もご心配なく。おそらく無意識のうちにしつけをはじめているはずですよ。
子犬をお迎えしてから、すでに何日も経過しているという方でも、これらの3つのことは実践していることがほとんどでしょう。
これらは、しつけの中でも特に大事な3つ。これらを実践しているのであれば、しつけは始められているといえるのです。
子犬に、名前を呼ばれるのが大好きになってもらうことが、初日から始めるしつけの大きなミッション。子犬が自分の名前を好きになってくれると、これから行う様々なしつけが行いやすくなりますし、子犬も安心して暮らせるようになります。
「子犬が名前を呼ばれる=嬉しい!」と感じられるように、優しく名前を呼びながら体を撫でたり、ごはんをあげたりしましょう。ただし、はじめての環境に、不安を感じているようなら、無理は禁物。緊張している子犬の体を無理やり撫でまわすようなことはしないでください。
子犬が自分の名前を大好きでい続けられるようにするため、このしつけは生涯にわたってずっと続けてあげてください。
「トイレのしつけ」も子犬がおうちに来た日からはじめたいしつけ。
子犬が幼いうちは、トイレの回数も多く失敗しがちですが、怒ったり罰を与えたりはしてはいけません。できるだけたくさん成功できるようにこまめにトイレに連れていき、うまくできたときにしっかりと褒めることで、少しずつ成功率を上げていくのがしつけのポイントです。
入ってはいけない部屋や場所、のぼってはいけない場所など、家庭で決めたルールは初日から守らせるのも大事なしつけ。子犬が入ってから叱るのではなく、叱らなくてすむように最初からゲートを設置するなどの対策が欠かせません。
対策をしっかりしたうえで、ご家族が見ていられる時間帯に、犬が入ってもよいと決めた場所だけを探検させるようにしてください。決して、サークルから出した子犬から目を離さないでくださいね。
まだ家庭の雰囲気になれておらず、警戒して自分から出てこようとしないなら、無理せず、子犬が自分で出てくるのを待ってください。
お手入れの練習をしたり、色々なコマンドを教えたりといったしつけは、子犬がおうちでの暮らしに慣れてきたら、子犬のペースにあわせてゆっくり進めていきましょう。
「必ずこの月齢から教えなくてはいけない」などといった決まりはありません。
ブラッシングなどのケアをストレスなくできるようになるため、「飼い主さんが体を自由に触れるようになる」「体を触られることが大好きになってもらう」というしつけも必要です。
子犬の様子を見ながら、暮らしに慣れてきたタイミングで始めることをおすすめします。
「おすわり」「おて」「ふせ」などのしつけは子犬が自宅での暮らしに馴染んできてから、じっくり進めましょう。「おすわり」をマスターしたら、「ふせ」や「おて」といったように、一つずつステップアップしてください。
これらは、犬を落ち着かせたり、他の様々なしつけのベースともなったりするので、早めにマスターしたいしつけではあります。とはいえ、まだ新たな暮らしに慣れていない段階でこうしたしつけを詰め込むことは、子犬にとって大きな負担になってしまいます。
しつけの習得には個体差がありますし、子犬の性格も大きく関係します。清潔を保ち、子犬の安全を守るために必要なしつけは初日から、「おて」や「おすわり」などのコマンドは暮らしに慣れてから、焦らずゆっくり教えてきましょう。
こいぬすてっぷに所属している獣医師チーム。臨床経験が豊富な獣医師により構成されています。獣医療の知識や経験を生かし、子犬育て、しつけに関わる正しい知識をわかりやすくお届けしていきます。
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