
子犬のしつけで使うおやつ。4つのポイント【獣医師監修】
子犬のしつけをするときに欠かせないおやつ。しつけを効率的にすすめ、しかも子犬が健康を害することがないようにするには、おや…
子犬の食糞のなおし方には、次の2つのポイントがあります。一つ目が食べられないように先回りして片付けること。もうひとつが、子犬が食糞したい気持ちにならないようにすること。これらを同時に行って「うんちを食べて楽しかった」という経験を避けることで、徐々に食糞の頻度を減らしていきましょう。
犬の食糞のなおし方の具体的な方法は以下の4つです。
うんちをしたその場ですぐ片づければ、当然食糞をすることはありません。少々大変に感じるかもしれませんが、ここは飼い主さんのがんばりどころ。「うんちを食べて、楽しかった、おもしろかった」といった経験を避けるため、自宅で一緒に過ごせるときには、片づけを徹底してみてください。
幼い子犬の頃は、うんちの回数が多く、片付けるのが大変かもしれませんが、成長するとうんちの回数は減っていきます。ですので、飼い主さんがあわてて片付けに走る機会もどんどん減っていきますよ。
片づけが間に合わない場合は、うんちが終わったタイミングで声をかけ、おやつやおもちゃでうんちから気をそらしましょう。うんちを食べずに飼い主さんのところに来たら、食糞しなかったことを褒めてあげてください。
そして子犬がうんちから離れている間に片付けてください。2人で対応できるなら、ひとりが子犬と遊んであげればよいですし、ひとりで対応するときは、知育玩具などで子犬が遊んでいる間にうんちを片付てください。
食事が足りていなかったり、うまく消化できていなかったりしてうんちからフードのおいしそうなにおいがする場合も、子犬は食糞したくなります。食事の内容や量を見直しましょう。
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子犬が食糞しても、声掛けしないでください。飼い主さんに注目されるのが大好きな犬にとって、飼い主さんの声掛けが食糞のご褒美になってしまいます。そうすると、飼い主さんの注目を集めるために食糞を繰り返します。
遊びや運動で、子犬を満足させておくことも大事です。充実した気持ちになっていれば、退屈してうんちで遊んだり食糞したりする機会は減っていきます。
このなおし方は 、うんちをすぐに片付けることが難しい留守番中の食糞に対して特に重要です。留守番前に存分に遊び、できれば排泄もすませておきましょう。留守番中は眠ったり知育玩具でゆったりとした遊びを楽しんで過ごせると、食糞する時間と暇がなくなっていきます。
子犬は遊びや学習として食糞を楽しんでいることが多いもの。成長していくと、なおっていくことがほとんどです。
また、幼い子犬の頃はうんちの回数が多く、食糞のチャンスがたくさんあります。成長に伴い、うんちの回数は減っていくと食糞できるタイミングが減っていきますし、対策もとりやすくなっていきますよ。
食糞そのものは子犬にとって自然な本能的な行動。絶対に叱らないでください。いつのまにかなおっていることがほとんどですし、健康な子犬が自分のうんちを食べて病気になる心配はまずありません。気長になおしていきましょうね。
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こいぬすてっぷに所属している獣医師チーム。臨床経験が豊富な獣医師により構成されています。獣医療の知識や経験を生かし、子犬育て、しつけに関わる正しい知識をわかりやすくお届けしていきます。
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