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犬の熱中症の応急処置とNG対処法【獣医師監修】

   2022/07/01

熱中症は時間との勝負。愛犬に熱中症が疑われるときには、一分でも一秒でも早く応急処置を開始してあげることが、愛犬の命を救い、一日でも早い回復へとつながります。動物病院に到着するまでの間、飼い主さんにできる応急処置について知っておきましょう。

熱中症の応急処置をはじめるべき症状とは?

犬に次のような症状が見られる時には、すぐに熱中症の応急処置を始めましょう。

  • 口を大きくあけ、浅くて速い呼吸をする(吐く息がいつも以上に熱い)
  • 口の粘膜が真っ赤
  • 口のまわりが濡れるほどよだれをたらす
  • 足の付け根、耳、口の中が熱い
  • 急に歩きたがらなくなる
  • 嘔吐や下痢をする(ひどい時は血液が混ざる)
  • ふらつく、ぐったりする、立てない
  • 呼びかけへの反応が薄くなる
  • 痙攣する、意識を失う、呼びかけへ反応しない

これらの症状は、下の方へと行けば行くほど熱中症が進行した状態。みるみるうちに体温は40℃を超え、42℃以上まで上昇することも。あっという間に命が危険な状態になりますので、直ちに動物病院に連絡し、搬送の準備をしつつ、応急処置を始めてください。

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犬の熱中症の応急処置

まずは愛犬を涼しい場所へ

熱中症かもしれないので日陰に移動して応急処置を受けた犬

愛犬に熱中症と思われる症状が見られたら、まずはとにかく涼しいところへ移動して休ませましょう。あと少しで家だから…などと無理に歩かせようとするのは危険です。

すぐに屋内へ移動できるなら、直ちにエアコンが効いた涼しい部屋へ。車内なら、安全な場所に止め、エアコンをしっかり効かせた状態に。

すぐに室内に入れないのであれば、取り急ぎ風通しのいい日陰へ。できれば抱っこで、台車などが利用できるならそういったものを使わせてもらうのもひとつです。

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応急処置をしながら動物病院へ連絡

日陰や涼しい場所へ移動したら、愛犬の体を冷やし、動物病院に連絡して指示を仰ぎましょう。

保冷剤が手に入るようなら、首元や四肢の付け根を保冷剤で冷やしてます。

水を腰の方から全身にかけることも愛犬の体温を下げるのに有効です。愛犬の体のサイズや周囲の環境に合わせ、ホースか、ペットボトルに入れた水を使い、毛を逆立てるようにして、皮膚までいきわたるように水をかけてあげましょう。鼻や口に水が入らないように十分気を付けてください。このとき、手持ちのタオルを体にかけてあげると水が流れていってしまうことを多少抑えられます。 さらに、濡れた体にうちわなどの風を当ててあげれば、冷却効率は上がります。

自力で水が飲める場合は水を飲ませる

熱中症かもしれないので応急処置を受けて水を飲む犬

愛犬に意識があり、自力で頭をあげて水が飲める時に限り、水を少しずつ飲ませてあげましょう。水が気管に入ってしまうと大変危険ですので、無理やり飲ませず、愛犬がきちんと飲み込めるペースで飲ませてください。

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自力で水が飲めない場合、意識を失っている場合

熱中症の時に体を冷やす扇風機

自力で水を飲めない状態や、意識を失っている状態は、一刻を争います。直ちに愛犬の体を冷やしながら、動物病院へ連絡して指示を仰ぎ、搬送の準備を整えましょう。

体を冷やす時には、水を腰や背中側から、全身にいきわたるようにかけてあげてください。このとき、鼻や口に水が入らないように十分気を付けてください。水でしっかり濡らしたタオルを体にかけ、扇風機やエアコンの風を当てることでも冷却効率は上がります。

愛犬の体を冷やしながら搬送する準備をし、準備が整い次第、速やかに動物病院へ急ぎましょう。

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動物病院へ搬送中も冷やし続けて

犬の熱中症の応急処置ときに使う保冷剤

愛犬を搬送する間も、頚部、脇、腹部(足の間)に保冷剤をあてたり、冷たい水で濡らしたタオルで全身を包み込んで風を当てたりして、体を冷やし続けます。

熱中症のNG応急処置

焦って無理やり水を飲ませるのは絶対にNG

自力で水を飲めない愛犬や、姿勢を保てない状態の犬に無理に水を飲ませることは絶対にしてはいけません。スポイトなどで水を入れるのもNGです。うまく飲み込めなかった水が気管に入るおそれがあり極めて危険です。

このような状況のときには。とにかく体を冷やしながら動物病院へと急ぎましょう。

応急処置で落ち着いたように見えるから…とそのまま様子見

熱中症が軽度の場合は、涼しい場所で体を冷やしたり、水を飲ませたりといった応急処置を行い、しばらく安静にしていることで落ち着いてくることがあります。

しかし、高体温によるダメージは遅れて出ることも。また、一度よくなったように見えた症状が、時間とともに再度悪化することもあります。

「ハアハアするのが落ち着いてきたし、もう大丈夫!」などと自己判断はせず、動物病院を受診しましょう。

熱中症は危険な病気、適切に応急処置をして動物病院へ!

熱中症は、重症化すると命を落としてしまうことの多い病気です。適切に応急処置を行い動物病院を受診しましょう。

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