
【愛犬用・超簡単レシピ】水分補給におすすめトッピング
いつものフードへのトッピングで水分補給をサポートできる簡単レシピをご紹介。夏バテや熱中症に警戒したい暑い時期や飲水量の減…
「総合栄養食」とは、主食に適したペットフードのこと。愛犬のドッグフードを選ぶときには、この「総合栄養食」の記載を目安に選ぶ必要があります。今回は、ドッグフード愛犬の健康を守る「食」についての大事な知識、「総合栄養食」についての解説です。
総合栄養食とは、簡単にいうと、「毎日の主食に適したフード」。毎日、そのフードと水を愛犬の成長段階にあわせた適切な分量与えていれば、健康を維持するのに必要な栄養素が過不足なくとれるように調整されています。
ドッグフードが「総合栄養食」であることをパッケージに表記するには、「分析試験」「給与試験」といった試験を行い 、「ペットフード公正取引協議会」が AAFCO(全米飼料検査官協会)の試験を参考に定めた栄養成分の基準を満たすことを証明する必要があります。
試験をクリアした国産の総合栄養食には、パッケージに「ペットフード公正取引協議会の定める分析試験の結果、総合栄養食の基準を満たすことが証明されています」または「ペットフード公正取引協議会の定める給与試験の結果、総合栄養食であることが証明されています」などの記載があるのが一般的です。
犬に必要な栄養素は、子犬と成犬で異なります。また、高齢になってくるとまた、必要とされる栄養バランスやカロリーは変わってきます。さらに、妊娠中、授乳中、避妊去勢の有無など、その犬のライフステージによっても必要な栄養は異なります。
総合栄養食には必ずそのフードがどのライフステージの犬に適したものなのか表記されていますので、愛犬のライフステージにあわせた総合栄養食を選択してください。
※関連記事
犬の去勢手術の時期はいつ?【獣医師監修】
ドッグフードは、与える目的によって 「総合栄養食」「間食」「療法食」、そのいずれにも該当しない「その他の目的食」に分類されています。それらの違いや分類を飼い主さんがきちんと把握せずに愛犬に与えてしまうと、愛犬の健康を脅かすことにもなってしまいかねません。
一般的に主食として与えるべきものは、フードと水だけで必要な栄養が補える「総合栄養食」です。
また、病気で療養中の犬で、栄養学的なサポートが必要な場合には、獣医師の指導と管理のもとで「療法食」が与えられることがあります。
一方、「間食」や「おやつ」「スナック」「トリーツ」などと記載されているものは、その名の通り、おやつやご褒美としてたまに与えることを目的として作られたもの。栄養の補給の観点からは、必要のない食べ物です。
さらに、「その他の目的食」 は、特定の栄養素の調整、カロリーの補給、嗜好性増進など、特別な目的があって与えるもの。主食と一緒に与えることを前提としていて、それだけを毎日の主食にすることはできません。パッケージには、 「副食・おかずタイプ」「栄養補助食 」などと与える目的が記されます。 「副食・おかずタイプ」のフードは、嗜好増進等を目的とし、「一般食(おかずタイプ)」「一般食(総合栄養食と一緒に与えてください)」「副食」「ふりかけ」等と表示されます。一方、「栄養補助食」は 特定の栄養素の調整やカロリーの補給などが目的で、「栄養補完食」「カロリー補給食」等と表示されます。「動物用栄養補助食(動物用サプリメント)」も「栄養補助食」に含まれます。
※関連記事
子犬におやつって必要?!おやつは〇〇〇としつけに役に立つ!
※関連記事
尿石症の犬との暮らしで知っておきたいこと【獣医師監修】
愛犬に毎日与えるドッグフードは信頼できるメーカーの総合栄養食を選んでください。
犬に必要な栄養は、ライフステージによって変化するため、総合栄養食は、愛犬の年齢とフードのライフステージが合うかを確認して購入しましょう。
「皮膚を健康に保つ」や「オーガニック」などは付加的な情報として、参考程度に捉えておくと良いでしょう。
愛犬のごはんを手作りする場合も、愛犬に必要な栄養をバランスよくとれるようにしてあげる必要があります。特に、ドッグフードに頼らず毎日のごはんを手作り食にするのなら、総合栄養食の基準をクリアできるようなレシピで作るのが理想。私たち人間に必要な栄養素と犬に必要な栄養素は異なりますので、私たちの食事を作る感覚でなんとなく…というわけにはいきません。
そういった意味では、普段のごはんは総合栄養食のドッグフードにお任せして、特別な日の一食だけを手作り食にして楽しむのがひとつの手軽な方法といえるでしょう。一食分の栄養バランスが少々崩れてしまうのは多めに見る、ということです。
一方、毎日の愛犬のごはんを「総合栄養食」の基準を満たすようにするとなると、栄養学や獣医学と言った専門的な知識が必要となり、少々ハードルが高くなってしまいます。最近では総合栄養食の基準を満たすレシピを、愛犬の好みの食材を使用して考案してくれるサービスもあるようなので、そういったものを活用してみるのもひとつでしょう。
※関連記事
愛犬用の手作りフードにチャレンジする前に知っておくべきこと【獣医師監修】
愛犬のドッグフードを選ぶときはライフステージに合わせて「総合栄養食」を選びましょう。
こいぬすてっぷに所属している獣医師チーム。臨床経験が豊富な獣医師により構成されています。獣医療の知識や経験を生かし、子犬育て、しつけに関わる正しい知識をわかりやすくお届けしていきます。
いつものフードへのトッピングで水分補給をサポートできる簡単レシピをご紹介。夏バテや熱中症に警戒したい暑い時期や飲水量の減…
子犬をお迎えしてしばらくの時期によく聞かれる食事のお悩みが、粉ミルクの必要性。子犬に与えるドッグフードに粉ミルクをふりか…
成功しやすいドッグフードの切り替え方にはコツがあります。警戒心が強い犬や消化機能に不安のある犬では、ある日突然、ドッグフ…
子犬を飼いはじめて、愛犬用のごはんは、どんなドッグフードを選べばいいの?ごはんの量・回数は足りている?いつ、成犬用のごは…