
犬に服って必要なの?着せる意味はあるの?【獣医師監修】
最近では犬に服を着せている人も多く見かけるようになりました。ペットショップやインターネット通販では、おしゃれでかわいい服…
愛犬が発情を迎えたときに起こる変化や、してあげたいケアについて解説します。
犬が発情期を迎えると、外陰部が腫れ、外陰部からの血の混ざった分泌物が見られるようになります。この発情に伴う分泌物は、赤色が薄かったり、量が少なかったりするほか、自分でなめてしまうこともあり、飼い主さんが気づきにくいこともあります。普段からよく観察しておきましょう。
発情に伴う分泌物は、個体差はありますが1~2週間前後続きます。犬の場合は、発情出血が終わるころに排卵し、このころが妊娠する可能性のあるタイミングです。
発情を迎えると、普段落ち着いている愛犬も、ソワソワして落ち着きがなくなるかもしれません。また、いつもより何となく元気がない様子になることもあります。
若いメス犬の場合、初回発情のあと、6~8か月くらいの周期で発情を繰り返します。大型犬の場合は、発情周期がより長いことも多く、1年ほど間隔があく場合もあります。
※関連記事
【獣医師監修】避妊手術の時期、「若いうちに」って、具体的にはいつ?
発情を迎えた愛犬には、無理はさせずにゆったりと過ごさせてあげましょう。
ただし、あまりにも元気がない、食欲がないということであれば、発情以外の原因がある可能性も。かかりつけの動物病院を受診しましょう。
発情を迎えた愛犬は、外陰部から血液の混ざった分泌物が出るので、ときどき飼い主さんが拭いてきれいにしてあげましょう。
出血で室内が汚れて困る場合は、ペットショップなどで市販されている犬用の生理パンツやオムツをはかせるという方法も。パンツやオムツをすぐに脱いでしまったり、脱げてしまったりする場合は、サスペンダーを活用するとよいでしょう。
清潔を保つため、自宅で一日中パンツをはかせっぱなしにするのはよくありません。サークル内で過ごすときや、分泌物の量がそれほど多くないときなどは、できるだけパンツやオムツは脱がせてあげ、時折外陰部を飼い主さんが拭いて清潔にしてあげましょう。
発情を迎えた愛犬が散歩をしたがらない様子だったら、無理に連れ出す必要はありません。家でゆったりと過ごしたり、おもちゃで遊んであげたりして過ごしましょう。
発情中のメス犬から発せられるフェロモンは雄犬を刺激します。犬が集まる場所は避けましょう。特に、ドッグランやドッグカフェの利用は、マナーパンツをはいていたとしても控えましょう。
※関連記事
ドッグランに行く前にチェック!マナーとルール【獣医師監修】
愛犬が散歩に行きたがるようならば、散歩に行ってもかまいません。ただし、できるだけ他の犬に会わない時間帯を選び、マナーパンツを着用してでかけましょう。
発情中はおしっこの量や回数が増えることがあります。トイレに失敗してしまうこともあるかもしれませんが、叱らず片付けてあげましょう。
発情を迎えた愛犬の様子は普段と少々違うかもしれません。無理はさせず、ゆったり過ごさせてあげるようにしてくださいね。発情に伴うストレスを抑え、予期せぬ妊娠を防ぐのに有効な方法のひとつが避妊手術です。繁殖を考えていないのであれば、一度、動物病院で相談されるとよいでしょう。
※関連記事
【獣医師監修】発情期のメス犬の過ごし方の注意点<場面別に解説>
こいぬすてっぷに所属している獣医師チーム。臨床経験が豊富な獣医師により構成されています。獣医療の知識や経験を生かし、子犬育て、しつけに関わる正しい知識をわかりやすくお届けしていきます。
最近では犬に服を着せている人も多く見かけるようになりました。ペットショップやインターネット通販では、おしゃれでかわいい服…
犬の抜け毛対策は、室内で犬を飼っている人にとって悩みの種のひとつ。いくら掃除しても気がつけばすぐ毛だらけになってしまい、…
愛犬に狂犬病予防注射を接種させることは必要なことです。そこには、愛犬との安心な暮らしを守るというきわめて重要な意味があり…
愛犬には、いざという時に頼れる「かかりつけの動物病院」はありますか?ワクチンはこっちの病院、病気になったらあっちの病院……