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犬の耳掃除に綿棒を使う必要は、基本的にはありません。これは、綿棒を使った耳掃除が外耳炎の原因になりやすいからです。
犬の耳掃除に、綿棒は基本的には不要です。特に、犬の耳の穴に入れて奥を掃除することはおすすめできません。それには次のような理由があります。
綿棒で犬の耳掃除をしようとすることが、外耳炎の原因になるケースが多いのです。
犬の耳掃除で綿棒を使うのは、指とコットンで掃除しきれないような、耳介や耳の入り口の細かい汚れを綺麗にするときに限定しましょう。
掃除するときには、綿棒を湿らせた状態で優しく拭う程度にしてください。綿棒でグリグリ、ゴシゴシするのは、デリケートな耳の皮膚の表面を傷つけることになるので厳禁です。
基本的なこととして、健康な状態の耳であれば、耳の穴の中の耳掃除は不要です。
これは、健康な耳には、耳垢を外へと押し出して、耳の中をきれいに保つ働きがあるから。耳の入り口部分まで出てきた耳垢を優しく拭くだけで十分なのです。
逆に、奥まで耳掃除をしたいと思うほどに耳垢が出てきているようならば、外耳炎などのトラブルの可能性が。動物病院を受診してください。
入り口や耳の裏側に見えている耳垢を掃除するときは、しめらせたコットンで優しく拭いてあげてください。大変デリケートな場所なので、決してゴシゴシこすらないでください。こびりついてとれにくい汚れは、湿らせたコットンでしばらくパックして、ふやかしてからとりましょう。細かいしわの隙間は、湿らせた綿棒を使ってもよいですが、耳の奥まで掃除する必要はありません。
コットンを湿らせる時には、刺激の少ないタイプの洗浄液かぬるま湯を使うと嫌がりにくいです。耳の中に液体が入らないようにしてください。
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綿棒を使いたくなるほどに耳の奥の汚れが気になる場合は、耳掃除をする前にかかりつけの動物病院で相談してください。
自己判断で洗浄液や綿棒を使用して耳掃除をすることはしないでください。洗浄液の選び方によっては、ひどくしみたり、耳道の状態を悪化させたりするものもあります。さらに万一鼓膜が破れていたときには、より大きな問題が起こることもあります。
洗浄液を使った耳掃除は、かかりつけの動物病院で診察を受け、耳道の状態にあわせて適切なものを選択してもらう必要があります。
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犬の耳掃除に綿棒は不要です。綺麗にするつもりの耳掃除で耳の病気になってしまうことのないよう、正しい耳掃除をしてあげてください。耳垢がいつもより多く、耳の奥まで掃除したいと思うような場合には、耳掃除の前に動物病院を受診してください。
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こいぬすてっぷに所属している獣医師チーム。臨床経験が豊富な獣医師により構成されています。獣医療の知識や経験を生かし、子犬育て、しつけに関わる正しい知識をわかりやすくお届けしていきます。
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