
犬に絶対与えてはいけない秋の味覚と一緒に楽しめる食材【獣医師監修】
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犬にお餅を与えてはいけません。理由は、呼吸器や消化器に詰まらせて命を落とす危険性があるから。 特に、犬がお餅をのどに詰まらせた場合には緊急処置が必要。粘り気の強いお餅がのどにくっついて気道を防いだ場合には、速やかに処置をしないと呼吸ができなくなるおそれがあります。
犬がお餅を食べて、口の中やのどにくっついて苦しんでいるところを見つけたら、大至急動物病院に連絡して指示を仰いでください。
焦って無理やりお餅をとろうとすると、飼い主さんが噛まれてしまう恐れがあります。
苦しそうに何度も吐こうとするしぐさをするようなときも、大至急動物病院に連絡のうえ、受診してください。
なんとかお餅を飲み込んだように見えても、お餅が食道にくっついてしまって通過できず、胃まで到達できていないことも考えられるからです。
犬がお餅を食べたあと、何事もなかったように、遊び、飲食している場合は、しばらく自宅で様子を見ておいてください。
ただし、腸まで流れたお餅が詰まったり、腸の動きを妨げたりすることもあるかもしれません。食欲不振や嘔吐など、いつもと違った様子が見られたら、すぐに動物病院へと急いでください。
焼いたお餅も、茹でたお餅も、大きさや味付けの有無にかかわらずお餅を犬に食べさせないでください。 中でも、お雑煮に入っているお餅は水分を含んで、一段と粘り気が強くなっています。お餅と一緒に口にしたものがお餅と絡まって大きな塊となり、喉や食道にくっついて気道や食道をふさいでしまうことも十分考えられ、大変危険です。犬にお餅は絶対に与えないでください。命にかかわる事故につながります。
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