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【獣医師監修】子犬の避妊手術の時期、「若いうちに」って、具体的にはいつ?

   2020/06/29

初めて子犬を迎えて気になることのひとつ、避妊・去勢手術。とりわけメス犬の避妊手術は開腹手術となることから、なんだか怖そう…と感じる方も多いかもしれません。「早い時期に避妊手術を受けましょう」と言われたものの、不安で決められない…そんな方のため、今回は、メスの避妊手術についてお伝えしていきます。

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そもそも避妊手術って何をするの?

避妊手術を受ける前の時期の子犬

避妊手術の方法は大きく分けて二種類にあります。ひとつは、「卵巣」のみを摘出するもので、もうひとつは「子宮と卵巣」を摘出するもの。日本の多くの病院では「子宮と卵巣」の摘出を選択しています。

避妊手術を行う際には、一般的には「開腹手術」といって、全身麻酔下でお腹を開けることが必要ですが、最近では「腹腔鏡」と呼ばれる内視鏡を用いた避妊手術を行っている動物病院もあります。腹腔鏡下での避妊手術では、非常に小さな切開創(傷跡)で済み、傷の治りも早いのが利点です。

どのような方法で避妊手術を行う場合であっても、手術の前にはきちんと診察を行い、健康状態の確認をします。病院により項目は多少異なりますが、術前検査としては問診をはじめとした診察に加えて、血液検査や心電図、レントゲン検査などを行います。

避妊手術の時期を考える上で知っておきたい、メリットとデメリット

避妊手術の前の時期の子犬

避妊手術の大きな目的のひとつは「望まない妊娠を避けること」ですが、もうひとつ、とても大事な目的があります。それは、「将来愛犬に起こりうる生殖器に関連した病気を予防すること」。避妊手術の時期を考えるにあたり、まずは避妊手術のメリット、デメリットを知っておきましょう。

避妊手術のメリット

  • 望まない妊娠を避ける
  • 避妊手術をしないことで将来起こりうる深刻な疾患を予防する
  • 発情期に感じる身体的・精神的ストレスから解放する

ほとんどの犬種では年に二回の発情期があり、その時期に交尾をし、妊娠、出産をします。しかし、繁殖を望んでいないのであれば、愛犬が望まない妊娠をしてしまうことを避けることは飼い主の大事な責任です。いつも一緒にいて愛犬の様子を見ておけるから、大丈夫、と考える方もいらっしゃるかもしれません。でも、万が一の災害で避難生活を余儀なくされてしまった時には、愛犬と一緒に過ごすことが難しいケースもあります。また、何かの拍子にパニックになった愛犬が飼い主さんの目の届かないところに逃げてしまうことも絶対にないとはいいきれません。そういった万が一に備えるという意味でも、避妊手術というきちんと確実な方法で望まない妊娠を避けることは大事なことです。

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さらに、初回発情前に避妊手術をすることで、犬の腫瘍の中で最も発症することの多い「乳腺腫瘍」の発症率が大きく下がることが知られています。卵巣や子宮といった生殖器に関係した腫瘍などの病気も、避妊手術を行うことで予防できます。なかでも、治療が遅れると死亡してしまうこともある恐ろしい病気である「子宮蓄膿症」を予防できる点は避妊手術の大きなメリットと言えます。

そのほか、犬の発情期には食欲不振や、動きたがらないなどの体調の変化がみられることがあります。そういった発情期の身体的・精神的なストレスから解放してあげられることも避妊手術のメリットと言えるでしょう。

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避妊手術のデメリット

  • 全身麻酔のリスク
  • 肥満になりやすくなることがある

避妊手術を行う際には、全身麻酔が必要です。どんなに若くて健康な犬であっても、麻酔のリスクをゼロにすることはできませんので、そういったリスクを伴う全身麻酔が必要だという点は避妊手術をするうえで心配なことのひとつと言えるかもしれません。それでも、若くて健康な時であれば、病気になってからや高齢になってから全身麻酔を行うよりも、ずっとリスクは低くなります。不安な点は獣医師からしっかりと説明をうけておきましょう。

そのほか、避妊手術のあと、ホルモンバランスの変化などによる影響で肥満になりやすくなるケースがあります。食事管理や運動をすることでしっかりとコントロールしてあげましょう。

避妊手術の時期は若くて健康なうちがベスト…具体的にはいつ?

避妊手術の時期は生後6か月を目安に

もうすぐ避妊手術の時期の子犬

避妊手術の時期については、若くて健康なうちに、そしてできれば初回の発情前に受けておくことがベストです。体格がある程度しっかりとしてくる、生後6か月くらいを目安にしましょう。

全身麻酔、そして外科手術は体に大きな負担がかかることも事実。何か病気にかかっていて治療中の場合は、獣医師と相談のうえ、適切な時期を選んで受けさせてあげましょう。また、発情中の避妊手術はできれば避けたほうがよいでしょう。獣医師と相談し、発情が終わって体調が安定したタイミングで受けられるように予定を組むようにしてください。

「子犬を産ませたい」など、避妊手術を受けさせるかを決めかねている場合は…

成犬になってしまったら避妊手術ができないというわけではありません。ですから、「子犬は産ませない」と決めたタイミングで、改めて避妊手術を受ける時期を検討しましょう。愛犬が若くて健康な時に避妊手術をしておいた方が、リスクや体への負担は少ないということは、ぜひ心にとめておいてくださいね。

避妊手術の時期の相談は早めに動物病院へ

避妊手術の時期について動物病院に相談にきた子犬

子犬を迎えてすぐ、ワクチン接種や健康診断で動物病院を受診するタイミングで、獣医師に避妊の時期について相談しておきましょう。すでに子犬期のワクチンが完了しているのであれば、避妊手術ができる時期が近づいています。まずは一度、動物病院を受診して、避妊手術について獣医師に相談してください。

「今日避妊手術をしてください!」といきなり受診しても、ほとんどの病院ではその日に避妊手術はできません。余裕をもったスケジュールで受診しておき、術前検査や手術当日の流れを把握しておきましょう。

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避妊手術、じっくり検討して納得いく決断を

避妊手術には、妊娠を避けるという目的だけではなく、愛犬の健康維持、とりわけ将来の病気の予防といった大きな目的があります。一方で、避妊手術時の全身麻酔の問題など飼い主がきちんと把握しておかなくてはならない事柄も少なくありません。飼い主さんにとっては大きな決断で不安も大きいことでしょう。ぜひ、ご家族、そして信頼できる獣医師とじっくり相談して、納得のいく決断をしてあげてくださいね。

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