
桃を犬に与える時の大事な注意点【獣医師監修】
桃は健康な犬が食べても問題のない果物です。ただし、与え方や桃の管理方法を誤ると深刻な事故の危険性があるため注意が必要です…
健康な犬であれば、ナスを与えても特に問題はありません。愛犬にナスを与えるときのポイントをチェックしてみましょう。 今回は、愛犬へのナスの与え方や、ナスを与えるときの注意点をまとめました。
犬にナスを与えるときは、加熱処理をして、柔らかくしてから与えましょう。 ナスを生のまま食べても、通常は大きな問題はありませんが、胃腸に負担がかかってしまうことがあるからです。
加熱方法は、「茹でる」または「蒸す」のが基本。電子レンジで柔らかくなるまで加熱してもOK。加熱したあとは、よく冷ましてから与えてください。
加熱したナスは、細かく刻んでから犬に与えてください。大きなままのナスを犬に与えると、丸飲みしてのどに詰まらせてしまうおそれがあります。
ナスは皮がついたままでも、小さく刻んであげれば食べられます。ナスを皮ごと与えるときは、調理の前に特にしっかりと洗うようにしてください。
ただし、ナスの皮は消化しづらいことがあります。便の中にナスの皮がそのまま出てくるようなら、皮を剥いて与えるとよいでしょう。
犬が食べることのできる部分は、ナスの実の部分です。茎や葉は与えないようにしてください。
犬に油で調理したナスは与えないでください。油分の多い食べものは、急性膵炎を起こすリスクを高めます。膵炎は、激しい嘔吐や腹痛を起こし、命にかかわる病気です。
犬にナスを与えすぎないように注意してください。どんな食材でも与えすぎはよくありません。
ナスを犬に与える場合は、主食であるドッグフードのトッピングとして少量を与える程度にとどめましょう。栄養バランスは総合栄養食と記載のあるドッグフードを適量与えることできちんととることができます。ナスを与えすぎることで、主食であるドッグフードが必要量食べられなくなることがないようにしてください。
※関連記事
ドッグフードの選び方。見るべき3つのポイント【獣医師監修】
※関連記事
総合栄養食とは…?愛犬の食事選びに必須の知識【獣医師監修】
ナスを犬に与えるときは、味付けしないでください。体に必要なミネラルは、総合栄養食と記載のあるドッグフードを適量与えることで過不足なくとれるので、新たに塩分を加える必要はあるいません。
また、調味料を加えることで、犬の健康を害してしまう可能性があります。当然、お漬物のナスを犬に与えることもしてはいけません。
※関連記事
犬に塩は本当にNGなの?【獣医師監修】
はじめて愛犬にナスを与えるときは、少量にとどめておき、その後の様子をしっかり確認するのが大切です。皮膚をかゆがったり、目の充血や嘔吐、下痢などの症状が見られたら、できるだけ早く動物病院を受診してください。
万が一、アレルギー症状が出た場合でも、すぐに受診できるように、与える時間は診療時間内のなるべく早い時間に与えるようにするとよいでしょう。
持病がある犬や投薬中の犬、普段療法食を食べている犬の場合は、かかりつけの獣医師に相談してからナスを与えるようにしてください。
健康な犬であればナスを食べても、特に大きな問題はありません。ナ注意点を守って、安全においしいナスを愛犬と楽しんでくださいね。
こいぬすてっぷに所属している獣医師チーム。臨床経験が豊富な獣医師により構成されています。獣医療の知識や経験を生かし、子犬育て、しつけに関わる正しい知識をわかりやすくお届けしていきます。
桃は健康な犬が食べても問題のない果物です。ただし、与え方や桃の管理方法を誤ると深刻な事故の危険性があるため注意が必要です…
枝豆は健康な犬であれば与えても大丈夫だとされる食材です。しかし、与える時にはいくつか注意点があります。この記事では、犬に…
「犬の食事は味付け不要」とはよく言われます。しかしこれは、犬の体に塩が要らないという意味ではありません。適量の塩は犬に必…
お弁当を持って愛犬とピクニック。ランチタイムには、お弁当のおかずを愛犬におすそ分けしたくなることがあるかもしれません。で…