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犬の歯磨きのベストな頻度とその理由【獣医師監修】

   2021/02/08

毎日の頻度で歯磨きをする犬

犬の歯磨きでおすすめしたいベストな頻度は「毎日」です。ここでは、犬の歯磨きの頻度として「毎日」をおすすめする理由と、毎日歯磨きを続けるコツをお伝えします。

犬の歯磨きの頻度、ベストなのは「毎日」

犬の歯磨きのベストな頻度は「毎日」。歯磨きが大好きな犬であれば毎食後でもOKですが、基本的には1日1回の歯磨きでOKです。

ご存知のとおり、歯垢は食べ物のカスが元になってできるもの。毎食後に歯磨きできると理想的ですが、犬にとって歯磨きは嬉しいことではないことがほとんど。とはいえ、歯磨きをしないまま放っておくと、歯垢は歯磨きではとれない歯石になります。すると、歯肉をはじめとした歯の周囲の組織で細菌が繁殖し、炎症が起こります。これが、歯周病。歯周病になると、口臭がしたり歯が抜けたりするだけでなく、時には繁殖した細菌が血流を介して内臓の病気の原因になることもあります。まさしく歯周病は万病のもと。

しかも歯石を伴う歯周病の治療には、獣医師のもとで全身麻酔をかけて行うスケーリングをはじめとした様々な歯科治療が必須です。状況によっては、抜歯せざるを得ないことも。

このような歯周病を予防するために必要なことは、歯についた歯垢を歯磨きで取り除けない歯石になる前に取り除くこと。1日1回の歯磨きで歯石の沈着を防ぎ、歯周病を予防しましょう。

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頻度を毎日にするのは、歯磨きへのハードルが下がるから

毎日の頻度で歯磨きしているため、ハードルが下がっている犬

歯磨きの頻度を毎日、1日1回にするのは理由があります。それは、毎回全ての歯を完璧に磨かなくても、歯垢が歯石になる前にすべての歯を磨けるようにするためです。

犬の歯垢は、3~5日ほどで固い歯石になります。歯垢が歯石になる前、つまり、3日以内にすべての歯が磨けるように歯磨きをすれば、歯垢や歯石の蓄積は防げるはずなのです。

ところが、歯石になる前に歯垢をきれいに取り除けばいいからといって、3日に1回だけ全ての歯を完璧に歯磨きをすることにしてしまうと、大変苦労することになるでしょう。すべての歯を一度に完璧に磨ききることは、犬にとっても飼い主にとってもかなりハードルが高いものです。また、3日に1回の歯磨きだと、歯磨きをする日を忘れてしまうこともあるかもしれません。

その一方、1日1回の頻度で必ず歯磨きをすることに決めておけば、途中で犬が飽きてしまったら、その日はそこで切り上げてしまうことができます。磨き残した部分は、翌日磨けば大丈夫。3日の間にすべての歯を磨ききることを考えておけばよいのです。このようにしておけば、毎回、完璧に磨けなくても大丈夫ですし、万一忘れてしまったとしても、翌日しっかり磨けばOKです。

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「磨き残しは明日やる」と考えることで、毎日の歯磨きが続けやすくなる

「磨き残したところを明日磨くようにすれば大丈夫。」そう考えれば、たまに全部の歯をきれいにしようと頑張るよりも歯磨きへのハードルは下がります。

犬も長時間拘束されることがなく、嫌な気持ちでいっぱいになる前に歯磨きを切り上げてもらえて「上手に歯磨きができた」という成功体験となります。もちろん、途中で切り上げた場合もそこまで頑張った愛犬をしっかりほめましょう。そうすることで、次回、つまり翌日の歯磨きも快く受け入れられるようになるのです。

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歯磨きの頻度を「毎日」にすれば、歯磨きが楽になる!

犬の健康維持に大切な歯磨きの頻度は「1日1回」。毎日行うからこそ、お互いにとって楽に歯磨きができるようになるのです。 もちろん、歯磨きをされることが大好きな犬の場合は、毎食後に歯磨きをしてもOK。ぜひ、お互い気持ちに余裕をもって歯磨きに取り組んでくださいね。

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