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【獣医師監修】犬の毛が抜ける…病気を見分けるポイントとおすすめケア

   2019/12/09

モフモフの毛に覆われた愛らしい姿は、犬の魅力のひとつですよね。しかし、その愛らしい特徴が時に人を困らせることも。それは「抜け毛」。「毎日大量に毛が抜けて、掃除機でも追いつかない!」なんてお困りの方も多いかもしれません。犬には「換毛期」があり、その時期に毛が抜けるのは仕方のないこと。でも時には、病気によって毛が抜けることも。愛犬の毛が抜ける…そんなとき、その抜け毛が自然なことなのか、それとも何かの病気なのか、見分けるポイントと、毛が抜ける時のケアについてご紹介します。

犬の毛がたくさん抜ける…自然なことかも

犬には年に2回、春と秋に「換毛期」という毛がたくさん抜ける時期があります。
これは、夏毛から冬毛、冬毛から夏毛へと生え変わるためで、一度にたくさんの毛が抜けるのは自然な現象であり、病気ではありません。このような、病気が原因ではない抜け毛は特に心配する必要はありません。

換毛期に毛が抜ける犬

換毛期がない犬もいる?!

ただ、換毛期は全ての犬にあるわけではありません。

季節による生え変わりで毛が抜けるのは「ダブルコート」の犬種。
ダブルコートとは、毛がオーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の2層構造になっていること。そのうち、保湿や保温の役割を果たす柔らかなアンダーコートが、換毛期になると一気に抜けるのです。
柴犬やゴールデンレトリバー、ポメラニアン、ダックスフント、チワワなどがダブルコートの犬種です。

一方、ヨークシャーテリアやプードル、ビーグルやパピヨンなどの「シングルコート」と言われる犬種は、季節による生え変わりのために一気に大量の毛が抜けるということはありません。
こういった犬種の場合は、一年をかけて少しずつ毛が生え変わるため、大量の抜け毛に困ることはほとんどないでしょう。

換毛期がなく毛が抜けることが少ない犬

また、換毛期のある犬種でも、空調などで常に快適な気温が保たれている室内で過ごすことが多い場合には、一度にごそっと毛が抜けるような換毛期が現れないこともあります。
これは、季節ごとの温度変化や光周期の刺激に狂いが生じて、毛の生え変わりの時期がはっきりしなくなってしまったためと言われています。

換毛期がはっきりしない犬が増えてきていることは、犬の毛がたくさん抜けたときに、それが換毛期によるものなのか、病気によるものなのか、判断が難しくなる原因のひとつと言えるでしょう。

愛犬の毛が抜ける…病気を見分ける5つのポイント

自然な換毛ではなく病気が原因で毛が抜ける場合は、一刻も早く治療してあげたいですよね。
愛犬の毛が抜けるのが病気によるものか、それとも心配ないのか、見分けるポイントをご紹介します。

毛が大量に抜ける犬

1.犬の毛が抜ける部位

換毛期によって犬の毛が抜ける場合、首もお腹も背中も、とにかく体全体の毛が抜けます。
一方、「体の一部分だけの毛が抜ける」、「全身の毛が抜けているが、中でも体の特定の部分だけがたくさん抜ける」、といった傾向がある場合は、何らかの病気の可能性があります。

たとえば、真菌(カビ)が皮膚に感染して炎症を起こす「皮膚糸状菌症」の場合は、顔周りや耳、脚などで、フケとともに毛が抜けることがよくあります。
また、「甲状腺機能低下症」と呼ばれるホルモンの異常の場合は、全身的に毛が抜けるすることが多いのですが、特に尻尾の脱毛が顕著で、ネズミのしっぽ(ラットテイル)のようになることがあります。

2.毛が抜ける部分の皮膚の状態

換毛期で毛が抜ける場合は、必ず新たな毛が生えてきています。そのため、たくさんの毛が抜けることで皮膚が露出した状態になることはまずありません。

一方、病気によって毛が抜ける場合、新たな毛が生える前に抜けてしまったり、毛が途中で切れてしまったりすることで、皮膚が露出し、いわゆる「はげて」しまった状態になることがあります。
さらに、その皮膚が赤くなったり、湿疹ができたりといった、何らかの症状が見られることもよくあります。湿疹や赤みは、皮膚炎を起こしている場合によくみられる症状です。

たとえばノミが寄生して「ノミアレルギー性皮膚炎」を起こした場合には、ノミが寄生しやすい腰から尻尾の付け根の毛が抜け、たくさんの湿疹ができることがあります。また、細菌感染が原因で脱毛や湿疹を伴う皮膚炎を起こすこともあります。

3.毛が抜ける時のかゆみの有無

毛が抜けるとともにかゆみのある犬

皮膚炎などの病気で皮膚に症状が現れた場合、毛が抜けると同時にかゆみが生じることも多くあります。
毛が抜けるだけでなく、足で頻繁に体を掻いたり、噛んだり、壁や床に体をこすりつけるなどの行動が多く見られる場合は、何らかの病気にかかっている可能性があります。

※愛犬がかゆがっている原因については、こちらの記事でも紹介しています。
【原因リスト】犬が痒がるのは病気のせい?理由と対処法まとめ

4.日常生活の変化

犬の毛が抜けることに気づいたときには、普段の生活に何か変わったところがないかを確認することも大切です。
食欲はいつも通りあるか、水をちゃんと飲んでいるか、運動量が低下していないかなど、注意深く観察しましょう。

特に、毛が抜ける以外に皮膚に何も異常が見られない場合、ストレスによる抜け毛の可能性も。
大切な愛犬が、心身ともに健康的な生活が送れる環境が整っているか、今一度チェックしましょう。

ストレスで毛が抜ける犬

5.犬の毛が抜ける時期

犬の毛が抜ける時期も判断材料のひとつになります。
犬の換毛期は、春と秋の年2回と言われています。環境や犬種によって個体差があるほか、換毛期がはっきりしないことも多いため判断が難しいのですが、換毛期と全く関係ない季節に毛が大量に抜ける場合は注意が必要です。

犬の毛が抜ける時にしてあげたい3つのケア

犬の毛が抜けるのが気になりだした時にしてあげたいケアを3つご紹介します。

1.ブラッシング

抜け毛があるのでブラッシングしている犬

ブラッシングは、普段から毎日してあげたいケアですが、毛が抜ける時には特に重要です。

抜け毛をブラッシングでできる限り取り除いてあげ、愛犬の皮膚と被毛を清潔な状態に保ちましょう。
また、ブラッシングをするときには、同時に皮膚に毛が抜ける意外の異常がないかチェックしてください。
愛犬のお気に入りのブラシを使って、コミュニケーションを取りながらこまめに行いましょう。

※ブラッシングが苦手な愛犬のためのブラッシング克服についてはこちらでご紹介しています。
「そこは嫌…!」ブラッシングを嫌がる犬、苦手部位の克服方法とは?

2.シャンプー

毛が抜けるのでシャンプーしている犬

ブラッシングで取り切れない抜け毛をシャンプーできれいにして、皮膚と被毛を清潔に保ちましょう。
この時、お湯の温度は35度〜38度くらいのぬるま湯にしましょう。犬の皮膚は薄いため、熱いお湯は絶対にNGです。
シャンプー後はタオルでしっかりと水分を拭き、ドライヤーを使って完全に乾かします。

3.ノミ・マダニ対策

毛が抜けるのを防ぐため、動物病院でノミ駆虫をする犬

ノミ・マダニ対策をきちんと行っていることは大前提。
万一、動物病院で処方された薬による定期駆虫を行っていない場合は、すみやかに動物病院で処方してもらいましょう。
特に辛い痒みを引き起こすノミには要注意。きちんと駆虫することで辛い皮膚症状から解放されますので、愛犬のノミダニ対策を一度見直してみましょう。

犬の毛が抜ける時こそいつもより丁寧なケアが大切!

換毛期のある犬種で、毛が抜ける以外の症状が特に見られず健康に見える場合は、換毛期による抜け毛かもしれません。しかし、換毛期には個体差があり、判断は難しいもの。愛犬の毛が抜けるときには、いつもより丁寧にケアをして清潔を保ち、犬の様子をしっかりと観察をしてください。少しでも気になる症状がある時は、自己判断せずに早めに動物病院を受診しましょう。

※愛犬のフケが気になる…そんな時はこちらの記事もご覧ください。
犬のフケの原因…病気のこともある?チェックすべき点は?【自宅でできる対策も】

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