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子犬の混合ワクチンのまとめ。時期と回数を守って効果を確実に!【獣医師監修】

   2020/06/02

混合ワクチン接種に来た子犬

子犬への混合ワクチン接種は済んでいますか?小さな子犬に注射なんてかわいそう…と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、ワクチンは子犬の体に免疫をつくり、感染症から守ってくれる“正義の味方”です。今回は、子犬を迎えた飼い主さんに知っておいてもらいたい、混合ワクチンの内容や接種の時期、気をつけたいことについてご紹介します。

子犬への混合ワクチン、なぜ大切なの?

混合ワクチンを接種した子犬

犬と暮らすうえで気を付けておきたい感染症には、嘔吐や下痢、血便などを起こす「犬パルボウイルス感染症」のように、子犬で特に症状が悪化しやすいものや、発熱から始まり神経の障害を起こす「犬ジステンパー」のように、1歳未満の子犬の発症率、そして死亡率が高いものもあります。その他にも、腸炎や肝炎、呼吸器疾患を起こすもの、人と動物の共通感染症など、リスクが大きく死亡率が高い感染症は複数存在します。

実は、生まれて間もない子犬がこれらの感染症にかかることはほとんどありません。それは、初乳と呼ばれる生後約24時間以内の母乳を飲んだ子犬の体は、初乳に高濃度に含まれる免疫物質である「抗体(移行抗体)」に守られているから。ところが、この移行抗体による免疫は生後2〜4ヶ月で消失し、子犬は感染症のリスクに晒されてしまうようになるのです。

しかし、これらの感染症から子犬を守る方法があるので、ご安心を!それが、子犬への混合ワクチン接種です。

全ての感染症が予防できるわけではありませんが、混合ワクチンの接種によって、いくつかの特に怖い感染症の予防は可能です。ワクチンを適切な時期に適切な回数接種することで、子犬の体に新たな免疫抗体をつくるのです。そうすることで、万が一危険な感染症に暴露されても発症せずに済んだり、感染しても軽症で済んだりするようになるのです。

子犬の混合ワクチンは、時期と回数が大切!

混合ワクチン接種前の子犬

子犬の混合ワクチン接種は、通常、生後6~8週頃に初回ワクチンを接種し、以後2〜4週間ごとに、15〜18週までの計3回接種し、そこから半年~1年のタイミングで追加接種を行います。

子犬の時期に複数回ワクチンを接種するのは、母乳由来の免疫が子犬の体に残っているとワクチンの効果が十分に得られないから。母乳からの免疫が消失する時期には個体差があり、正確に知ることはできません。ですから、多くの子犬で母乳からの免疫が消失し始める生後8週から混合ワクチン接種をスタートし、生後15~18週齢頃を超えるまで複数回投与することで、混合ワクチンによる免疫が確実につけられるよう設計されているのです。

何らかの事情で子犬が初乳を飲んでいなかったり、子犬が初乳を飲んでいるかどうかわからなかったりする場合には、より早くからワクチン接種をすることが勧められますので、動物病院で相談しましょう。

この3回の混合ワクチン接種は、子犬期の「ワクチンプログラム(ワクチネーションプログラム)」と呼ばれることがあります。これに、「狂犬病」のワクチンを加えた子犬の「ワクチンプログラム」のスケジュールは、かかりつけの動物病院で作成してもらえます。

ワクチンの効果を確実なものにするためには、時期と回数をきちんと守って接種することがとにかく大切。接種する時期がわからなくなってしまわないように、子犬を迎えて最初に健康診断で受診した際に、獣医師に相談しておきましょう。
なお、「狂犬病」のワクチンは、子犬が生後3ヶ月を過ぎると、狂犬病予防法で接種が義務づけられているので、こちらも忘れずに接種してください。

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子犬の混合ワクチン、どんな病気が予防できる?

混合ワクチンを接種しおえた子犬

ワクチンプログラムで一般的に使用されることが多い混合ワクチンは、5〜8種の混合ワクチンです。

予防できる感染症の組み合わせはワクチンメーカーやワクチンの種類によって少しずつ異なりますが、一般的なほとんどの5種混合ワクチンでは「犬ジステンパー」「犬パルボウイルス感染症」「犬伝染性肝炎(犬アデノウイルス1型感染症)」「犬アデノウイルスⅡ型感染症」「犬パラインフルエンザ症」が予防できます。さらにこれらに「レプトスピラ症(2種)」「犬コロナウイルス感染症」の予防を加えた8種混合ワクチンもあります。

ちなみにこれらのワクチンで予防できる病気のうち、「犬ジステンパー」「犬パルボウイルス感染症」「犬伝染性肝炎(犬アデノウイルス1型感染症)」「犬アデノウイルスⅡ型感染症」のワクチンは、「コアワクチン」とも呼ばれ、国際的なガイドラインですべての犬が接種すべきワクチンとされています。それは、これらの感染症が、きわめて感染力が強く、また、深刻な症状を引き起こすことが知られているためです。

コアワクチン以外のワクチン(ノンコアワクチン)については、飼育環境や地域によって予防が必要となる感染症が異なります。愛犬にとってどの混合ワクチンが適切かは必ずかかりつけの獣医師と相談しましょう。

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子犬の混合ワクチン接種は健康な時に!

混合ワクチンの接種時に子犬が健康であることは、ワクチンの効果を十分に得るためにとても大切です。子犬が混合ワクチンを接種する前には、必ず獣医師による検診を受けましょう。もし子犬に発熱や下痢、寄生虫感染をはじめとした体調不良があれば、無理はせずに接種を見合わせ、症状が完治してから接種します。

ワクチンを受けた日は子犬をゆっくり休ませてあげて

混合ワクチンを受けた子犬

混合ワクチンの接種後は、まれに愛犬がアレルギー反応や、時にはより重篤なアナフィラキシーショックを起こすことがあります。ワクチン接種後は、動物病院からすぐに帰宅せず、病院の近くに待機して30分ほど愛犬の様子をよく観察しましょう。もし、愛犬に痒みやじんましん、目の充血、ふらつきなどの異常が見られたら、すぐに動物病院を受診してください。万一に備えて、混合ワクチン接種は午前中の診察時間内に受けることをおすすめします。

また、愛犬に一度でもアレルギー反応が出てしまった場合、次回以降の予防接種の際には、必ず獣医師に伝えましょう。

ワクチン接種の当日は、激しい運動やシャンプーを避け、ゆったりすごしましょう。子犬に熱が出たり、子犬が注射した部位を痛がったりし、そのために子犬が震えていたり、いつもより元気がないと感じることがあるかもしれません。そういった症状は、通常は1〜2日で回復するので、飼い主さんがしっかりと愛犬の様子を観察してあげましょう。子犬が食事もとろうとしないなど、あまりにも様子がおかしいと感じる場合には、念のため受診することをお勧めします。

また、動物病院に行ってワクチンをうけた子犬は、緊張からとても疲れてしまっているかもしれません。無理に遊びに誘ったりかまったりはせず、ゆっくりと休ませてあげましょう。

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きちんとワクチンを接種して、愛犬の健康を守りましょう

愛犬の健康をおびやかす感染症のリスクは身近に存在します。愛犬をケガや病気から守るのは、飼い主さんの大事な役割。ワクチンをきちんと接種して、予防できる感染症はきちんと予防しましょう。ワクチンをきちんと接種しておけば、愛犬の行動範囲はとても広がります。きちんと混合ワクチンを接種しておくことは、愛犬とこれから出会うほかの犬とが様々なコミュニケーションをとるのにとても大切なことです。ぜひ子犬へ混合ワクチンを接種させて子犬の健康を守り、安心して楽しい毎日をすごしてくださいね。

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