
犬に必要なブラッシングの頻度は?【獣医師監修】
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犬にも毎日の歯磨きは必要です。今回は、犬の歯磨きを毎日ストレスなく行えるような習慣にするため、いつから歯磨きを始めるのがよいかについてご紹介します。
「いつから子犬の歯磨きをしたらいい?」という疑問に対する答えは「子犬が歯磨きを受け入れられる状態になったら。」指にまいたガーゼでの歯磨きの練習をスタート。徐々に歯ブラシでの歯磨きとレベルアップしていきましょう。必ず、子犬が口の中を自由に触らせてくれる状態になってから歯磨きの練習を開始してください。
逆に子犬が口に触られることを嫌がるようなら、絶対に無理やり歯磨きを始めないでください。無理強いすると、歯磨きが嫌いになり、嫌がる愛犬に毎日歯磨きしなくてはならなくなってしまいます。時には飼い主さんが怪我をすることもあるかもしれません。これは子犬にとっても、飼い主にとっても大きなストレスとなってしまいます。
歯磨きは、子犬の歯が生え変わる前の乳歯の時期から練習を始めておき、少しずつ慣れていくことが重要です。永久歯になってから初めて歯磨きをしようとすると、警戒心も強くなっており、歯磨きに慣れるのが難しくなってしまうことがほとんどです。
これは、乳歯のうちに、歯ブラシを使って完全に綺麗にするような歯磨きをマスターしておくということではありません。歯磨きの練習は長い時間をかけて、ゆっくりと進めたい練習のひとつ。乳歯のうちは、少なくとも口の中を触られることを快く受け入れられる状態にまではしておきましょう。できれば、指に巻いたガーゼなどで歯の汚れを拭きとることができ、それが毎日の習慣となっているとよいですね。
乳歯は、生後4~6ヶ月齢にかけて生え変わります。ですから、 生後4~6ヶ月齢の時期を目安に、少しずつ練習を進めていきましょう。
「歯磨き」を上手に行うために、子犬に口元を触られることが楽しいことだと感じてもらうことが必須です。少しずつ練習していきましょう。大好きなフードを食べさせつつ優しく褒めながら、少しずつ触る練習をしてください。
まずは、顔回りを触られるのを嫌がらなくなったら、口周りを触る練習。子犬の口に触れるようになったら、次は唇をめくるステップへ進むことができます。
子犬が頑張ったと感じたら、すぐに「いいね!」と声がけして、ご褒美をあげましょう。
子犬の口に触れるようになっても、まだ歯ブラシは使用しません。次は唇をめくって、歯に触る練習です。これを嫌がるようだと、歯磨き中に子犬が飼い主の指を噛む可能性があるので、丁寧に慎重に取り組みましょう。
多くの場合、子犬は、歯に触られることに最初はかなり抵抗します。「いいね、上手だね。」と声がけし、落ち着かせながら、唇をめくり、少しだけ歯をなでてみましょう。最初はなでるだけ、一瞬触れるだけで充分です。できたら、すぐにご褒美をあげましょう。
最初は前の歯が練習しやすいでしょう。左右の上唇をめくってみて、子犬の歯に触ってみます。いきなり奥歯に手を突っ込むことのないように。
次は子犬の下唇をめくって、下の歯に触ってみます。触られることに抵抗しないようになったら、奥歯に触れていきます。ほんの少し触れるだけです。できたらすぐにご褒美をあげましょう。
最初はガーゼを濡らしてから指に巻いて、歯に触る練習。まだ磨く必要はありません。ガーゼを気にするようなら、知育玩具に詰めたフードをかじらせながら練習です。これは、歯をガーゼで触られることに慣れる練習でもあるので、大好きなフードを食べながらで問題ありません。
ガーゼを巻いた指で歯に触れられることに慣れたら、次はガーゼで優しく歯をぬぐうことまで練習しておきましょう。
ガーゼで歯を拭くことができるようになれば、歯ブラシのように歯の隙間の細かな汚れがとれないまでも、おおまかに歯垢や汚れを落とすことはできますよ。
こんなにゆっくりとしたペースで進めていっていいの?と思うかもしれませんが、焦らず進めてこそ、歯磨きを嫌がらない、毎日継続できる犬に育つのです。少しずつ慣らしていき、子犬の準備ができたタイミングが、歯ブラシを使った歯磨きの始め時です。歯磨きは最初が肝心だということをしっかり認識して、ぜひまだ乳歯のうちから、少しずつ歯磨きのトレーニングを積み重ねていってください。
こいぬすてっぷに所属している獣医師チーム。臨床経験が豊富な獣医師により構成されています。獣医療の知識や経験を生かし、子犬育て、しつけに関わる正しい知識をわかりやすくお届けしていきます。
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