
犬に納豆を与えても大丈夫なの?与えるときの注意とは?【獣医師監修】
納豆は栄養豊富で健やかな体作りに役立つとして、人気が高い食品です。健康のために好んで食べているという方も多いのではないで…
健康な犬であればりんごを食べても特に問題はありません。現代では、りんごは年中手に入るフルーツですが、旬を迎えたりんごは甘みが増して、普段よりもいっそうおいしくなります。犬とのりんごを楽しみ方をチェックしてみましょう。
犬にりんごを与えるときは、皮をむき、種や芯を取り除いたあとのおいしい果肉部分を小さく切るか、すりおろしてあげるのがおすすめです。大きいりんごのほうが歯ごたえがあっておいしそうと思われるかもしれませんが、小さく切ってあげるほうが、犬は安全に食べられます。
与える前にしっかりと洗っておけば、りんごの皮を犬が食べたからと言ってすぐに何らかの問題が起こるわけではありません。無農薬でワックスを使用していないりんごであれば、皮ごとであっても犬に与えやすいでしょう。消化器への負担を軽減するため、小さく切るか、皮も実の部分と一緒にすりおろして与えましょう。
りんごは、香りが良く甘みもあるため、愛犬の食欲が落ちているときや水分摂取をサポートしたい時にも使いやすい食材です。すりおろしてあげたり、ミキサーでジュース状にしたものをフードにトッピングしたり、水に混ぜたりといった方法も。
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ドライにしたリンゴチップも愛犬用のおやつとして人気があります。市販の人間用のリンゴチップは、調味されていたり砂糖漬けになっていたりする場合があるため、犬には与えないようにしましょう。
リンゴチップは手作りもできます。フレッシュなりんごとは異なるパリパリという食感が楽しめますよ。
りんごを与えるときは少量をたまに、ドッグフードのトッピングにする程度がおすすめです。
主食として総合栄養食であるドッグフードを与えている場合は、ドッグフードと水だけで犬の体に必要な栄養が補給できるようになっています。りんごを食べすぎて肝心のドッグフードが十分量食べられなくなり、せっかくフードで保たれていた栄養のバランスが崩れてしまうことがないようにしなくてはなりません。
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りんごは必ず、犬が確実に飲み込めるサイズに切るか、すりおろして与えてください。
犬は、ある程度の大きさの食材であれば丸飲みしようとすることがあります。 大きなサイズのりんごを犬に与えてしまうと、丸飲みしようとしてのどに詰まり、窒息することも考えられます。短頭種のようにのどの狭い犬種や、飲みこむ力が弱い子犬や高齢犬では、特に注意をしてください。
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りんごを犬に与えるときには、りんごの芯や種、茎、葉などは与えないようにしましょう。特に、種を大量に食べてしまったときには、健康上の問題が出る可能性があるといわれています。
りんごの芯や種を愛犬が誤食しないよう、りんごをむいたあとは、すぐに芯や種は犬の届かない場所に捨ててください。万一、種を含む芯の部分をたくさん食べてしまったようならば、できるだけはやく動物病院へ。
アップルパイに使うようなりんごを甘く煮たものは、犬には与えないようにしましょう。甘く煮たものは糖分が高く、犬にはハイカロリーすぎるものが大半です。
また、アップルパイのフィリングは、調理過程でバターを使用するものもあります。犬にとって非常に消化に負担がかかるうえ、必要以上の脂肪分は命にかかわる膵炎の引き金になります。
犬にりんごを与えるときは、調理していないフレッシュなものが基本です。
りんごジュースは手軽にりんごの栄養が取れる便利なアイテム。りんごをジュースで与えたい場合は、砂糖が添加されていないものを使ってください。
可能なら、あら絞りでも良いので、飼い主さんがりんごを絞って与えるとよいですね。飼い主さんの手作りなら、愛犬もフレッシュでおいしいりんごジュースが楽しめますよ。
愛犬にりんごを与えるときには、食後に、いつもと変わった様子がないか見守ってあげてくださいね。初めて与えるときは少量で様子を見るようにし、万が一症状が現れても動物病院が受診できるよう、平日の午前など動物病院の外来時間に与えることをおすすめします。
過去にバラ科(いちごや梨、桃、サクランボなど)でアレルギーを起こしたことがある場合は、りんごも同じグループに入るため与えないほうが無難です。
厚生労働省がアレルギー物質を含む食品に関する表示で、表示を義務付けている特定原材料等のなかにりんごが含まれていることからも分かるように、りんごはアレルギー反応を起こしたという報告例が多い食べ物です。犬でもりんごでアレルギーを起こさないとは限りませんので、ご注意ください。
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病気療養中の犬の場合は、りんごを犬に与える前にかかりつけの動物病院で確認を。特に、糖尿病で血糖値のコントロールを行っている犬やアレルギー疾患の犬、普段療法食を食べている犬の場合は、愛犬にりんごを食べさせてもよいかどうか、必ず確認してください。
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愛犬とりんごを楽しむときには、安全に食べさせてあげられるよう、大きさや与える部分に注意しましょう。愛犬に与えるりんごは、少量をたまに与える程度にとどめることをおすすめします。おいしいりんごを愛犬と安全に楽しんでくださいね!
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こいぬすてっぷに所属している獣医師チーム。臨床経験が豊富な獣医師により構成されています。獣医療の知識や経験を生かし、子犬育て、しつけに関わる正しい知識をわかりやすくお届けしていきます。
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