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子犬の無駄吠えへの効果的な対策。信頼関係を損なわずに解決しよう

   2019/12/09

子犬との暮らしで気になる問題の一つ、吠える声。「無駄吠え」とも言われてしまうこの問題で悩んでいる人も多いでしょう。でも、犬にとって「吠えること」は大切なコミュニケーションであり、無駄なことではありません。しつけや訓練で吠えることを完全にゼロにすることは不可能ですし、吠えることを一切禁じられることは子犬にとっても辛いこと。適切に対処しなければ、子犬と飼い主さんの関係が悪化することにつながります。とはいえ、一緒に暮らすうえで困ってしまうほどに吠えるようでは、飼い主さん自身も笑顔で過ごすことはできなくなってしまいますよね。今回は、子犬の吠える声でお困りの飼い主さんのため、子犬との関係を損なわないように、子犬に優しく、しかも効果的な吠え対策についてご紹介します。

「無駄吠え」と言われるけれど…

子犬がしきりに鳴く「わんわん!」という声。「吠えてほしくない時に犬が吠える声=無駄吠え」と言われてしまいます。

でも、この「吠えてほしくない時」というのは人間の都合。「無駄吠え」はあくまでも人間目線での「無駄」であって、子犬目線だと「必要」な吠えです。子犬が意味もなく、「無駄に」吠えることは決してありません。

無駄吠えと感じるほど吠える犬

「無駄吠え」とひとくくりにしないで、耳を傾けることから!

静かにしてほしい…と思っている飼い主にとってはいつもと同じ「無駄吠え」に聞こえるかもしれません。でも、一度落ち着いて子犬の声に耳を傾けてください。

子犬の訴えが何なのかを考えずに、「また吠えてる、うるさいなあ…」という気持ちで無視していませんか?「静かにしなさい!」「吠えちゃダメ!」などと叱りつけたり体罰をしたいるするなどもってのほかです。

「無駄吠え」と思わずに、愛犬が吠える理由を把握しよう

子犬は吠えることで、必死に自分の気持ちを訴えています。吠える理由は犬によってさまざま。
もしかすると不満やストレスのサインかもしれません。また、警戒心から吠えているのかもしれません。

吠える理由を見つけて、吠える前に対策を

無駄吠えはせず静かな犬

子犬に不必要に吠えさせないために最も大切なことは、「先回りして吠えなくて済むようにしてあげること」。吠えてからの対策より、吠える前の対策が大事なのです。ですから、無駄吠えで悩んでいる方がまずはじめにしなくてはいけないことは、「愛犬が吠える理由」を見つけてあげることなのです。

「静かにしなさい!」と叱るのではなく、吠える理由、つまり、何が不満なのかを考え、改善しないままでは、子犬は明日もまた吠えてしまうでしょう。

吠える声がひとつのヒントになることも

無駄吠えと言われてしまう犬

鼻にかかったような高い声で吠えている時は、多くの場合、飼い主と遊びたい、かまってほしいというサインです。一方、高く短い悲鳴のような吠え方をした時は、どこか痛めてしまっていて、飼い主に伝えたいのかもしれません。
「また無駄吠え…」とイライラしてしまうかもしれませんが、そこはぐっとこらえて。子犬の鳴き方やシチュエーション、また、その時の子犬の動き、ジェスチャーをよく観察して、子犬のことを理解してあげましょう。

※犬の吠える声についてはこちらでもご紹介しています。
この吠え声はどんな意味??愛犬の気持ちを理解しよう!

【無駄吠えではなく】要求があって吠えているケース

子犬が吠える原因のひとつとして、飼い主に何かを「要求」していることが考えられます。

散歩や遊びといったスキンシップ、コミュニケーションは不足していませんか?
食事や飲み水が不足していたり、トイレが汚れたままだったりということはありませんか?

子犬が生活環境に不満があって吠えることは、非常によくあること。子犬の生活環境が子犬にとって満足いくものに整えることは「しつけ」以前の問題です。

要求があって吠える犬への対策~明日は吠えなくてすむように~

生活環境が子犬にとって満足いくものならば、子犬は要求を理由にしつこく吠える必要などないはずです。もしも子犬が何かを要求して吠えた場合には、叱るのではなく、何を要求しているのかをしっかり見極めましょう。

「子犬が『無駄吠え』しているからだまらせよう!」は絶対NG。
コミュニケーション不足が思い当たるようならば、子犬との時間をしっかり確保してあげて存分に甘えさせてあげて。
また、散歩や外での運動でストレス発散させる機会を増やしてみることも非常に有効な対策です。

満足していて無駄吠えしない子犬

食事や水などの基本的な生活環境についても一度見直して、問題があるようならば改善していきましょう。
また、万一子犬がどこかを痛めているようなら、すぐに動物病院を受診してください。

今日吠えてしまったことは、もう仕方がありません。叱るなどは決してせずに、「今日はなぜ吠えたのか」「明日は吠えないようにするには何が必要なのか」を考えましょう。

子犬にとっての要求を十分満たしてあげてもなお、何かを要求して吠え続けてしまう場合には、「静かに」と冷静に一言。それ以上は相手をしないようにしてください。

【無駄吠えではなく】警戒して吠えているケース

恐怖や不安を感じた時、ここは自分の縄張りだと主張したい時、子犬は「警戒」して吠えます。子犬が警戒する対象が何なのか、子犬をよく観察して理解してあげてください。ここでも、すでに吠えてしまった子犬を「無駄吠えした」などと言って叱ることはNGです。

警戒して吠える犬への対策~吠えなくて済む環境を用意する~

まずは愛犬が警戒してしまう対象を知ることから。
外を通る人影を感じるたびに吠えるのであれば、その刺激を取り除いてあげましょう。屋内犬であれば、カーテンを閉めることが効果的。屋外犬の場合は、玄関から離れた場所に犬小屋を配置するなどの工夫ができます。

また、掃除機が苦手ならば、無理に慣れさせる必要はありません。強引にすると子犬にストレスをかけることになってしまいます。可能であれば、散歩に出ている間にパートナーに掃除機をかけてもらうといった方法も。

警戒して吠える犬への対策~吠えなくても大丈夫、と教えてあげる~

子犬が警戒する対象を避けるようにしていても、何かをきっかけに吠えはじめることはあるでしょう。吠えている様子から、何かにおびえている、何かを警戒している、ということを飼い主さんなら感じ取れるはずです。何かにおびえたり、警戒したりしてすでに吠えてしまっている子犬を叱りつけるなどということは決してしないでください。

吠えている対象やきっかけを理解したうえで「怖くないよ」「吠えなくても大丈夫だよ」と優しく教えてあげつつ、警戒の対象からうまく気をそらしてあげることが必要です。お気に入りのおもちゃを使ってもいいでしょう。食べ物を使って気をそらせてもOKです。

愛犬の名前を呼んで気持ちを落ち着かせてあげることも効果的。呼びかける声のトーンも大切です。「また無駄吠え…」とイライラした声をかけるのではなく、子犬を安心させられるように、落ち着いて、優しく愛犬の名前を呼んであげるようにしてください。

吠えるのをやめることができたら、愛犬のことをしっかり褒めてあげてくださいね。

落ち着いていて無駄吠えしない子犬

チャイムの音への吠えには、「チャイム=楽しい♪」のトレーニング

チャイムが鳴ったら吠える癖がついている場合は、チャイム音を変える、チャイムが鳴らないようにするという方法もあります。

でも、時に犬はチャイムの音そのものが嫌というわけではないことがあります。
つまり、「チャイムの飼い主がいなくなる→飼い主がいなくなる→知らない人が家に入ってくる」という一連の流れを経験して、「チャイムが鳴るといつもと違うことが起きる」という学習をしている場合があるのです。

そのため、「チャイムの音はこわくない!楽しいこと!」と、改めて理解してもらうトレーニングが効果的です。

  • チャイムが鳴ったタイミングですぐに誉め言葉をかけ、おやつを与えることを繰り返す
  • チャイムの音がすると飼い主のほうを向くようになれば、チャイムの音と同時に知育トイなどを与える
  • 子犬が知育トイに熱中している間に玄関に向かい、すぐに戻るという流れを練習する

これができれば、次は「チャイム」=「ハウスの合図」と教えていくこともできるようになりますので、来客の場合に役立ちますよ。

※チャイムへの吠えへの対策はこちらの記事で解説しています。
インターホンに犬が吠える…毎日使う3つのグッズでトレーニング!

チャイムが鳴っても無駄に吠えない子犬

※犬が吠える理由とその対策について、具体的なケースとともにこちらの記事でもご紹介しています。
【吠える犬への対策】犬はなぜ吠える?「うるさい!」と言う前に知っておいてほしいこと

愛犬に吠える癖をつけないための対策

犬の「吠え問題」は、場合によっては専門家による治療が必要となります。子犬のうちは「深刻な無駄吠え」とまで感じていない場合であっても、吠える癖がついてしまっていると成長とともに吠えるようになることもあります。

すでに吠える声で悩んでいる方も、少し気になるかな…という程度の方も、犬がそもそも「吠える」という手段をとらなくても済むように、飼い主が先回りすることを常に心がけてください。

「吠えなくてもわかってあげられるんだよ」ということを愛犬に示していくことがポイントです。

子犬が吠える前のサインを知っておこう!

吠える前の犬
  • 耳をピンと立ててじっと音のした方を見ている
  • 飼い主をじっと見てお座りする

子犬のそんな仕草、思い当たりませんか?
警戒している様子や、ソワソワしている様子に対して アンテナを張り巡らせましょう。
「無駄吠え」と感じてしまうような不必要な吠えへの対策は、いかに吠える前に先回りできるかにかかっています。

「あ、吠えそう」のタイミングが大事。吠える前に対応!

吠えたから遊ぶ、吠えたからおやつをあげる、吠えたから散歩に連れて行くということをしていると、犬は吠えたことに対する報酬として要望が叶った!と学習をしてしまいます。

ですから「あ、吠えそう!」と思ったタイミングを逃さないでください。「吠える前」に発しているサインを感じ取って、要求を満たす、子犬が警戒している対象から気をそらすことをぜひ繰り返してください。
そういったことを積み重ねて「吠えなくても飼い主はわかってくれる!」ということを子犬に理解させることが大切なのです。

そうすることで、犬は訴えたいことがある時に、吠えるという方法をとるのではなく、それ以外のしぐさなどのアピール方法をとってくれることが増えていくはずです。

とにかく「吠える前に対応する」ことで、「また無駄吠え…」と感じてしまうような吠えは減っていくのです。

無駄吠えをしないでよいと理解している犬

吠えなくてもわかってあげられる飼い主になろう

無駄吠えはしないようにしつけなくては!と意気込む前に、まずは立ち止まって子犬の立場で考えましょう。「子犬が吠える=すべて同じ無駄吠え」と、ひとくくりにしてはいけません。必ず吠える理由を考えて対応してあげ、不満やストレスのサインには、できるだけ的確に応えてあげてください。吠えてしまったものはしかたありません。できることは、次は吠えなくてすむようにすること。子犬の気持ちに気づき、できることはしっかり対応する。子犬に「吠えなくてもわかってもらえる」と感じてもらうこと。それが飼い主と愛犬の健全な信頼関係につながります。粘り強く、我慢強く、しっかりと愛犬と向き合ってあげてください。あなたの愛情は必ず伝わっていきます。

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