
犬への鹿肉の与え方と重要な注意事項【獣医師監修】
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健康に問題のない犬は、納豆を食べても問題ありません。ただし、犬に納豆をあげるときにはいくつか注意しておきたいポイントがあります。この記事では、犬に納豆を与えるときの注意点や、食べさせやすい与え方をご紹介します。
持病のない健康な犬であれば、犬が納豆を食べても問題はありません。納豆は大豆が原料であり、大豆たんぱく質という良質な植物性たんぱく質を摂取できるほか、整腸作用なども期待できます。
納豆を犬に与えたい場合は、少量をたまのおやつやドッグフードへのトッピング程度にしておくことをおすすめします。
犬に健康上の問題がなく、毎日の主食として総合栄養食と記載のあるドッグフードを与えているのであれば、栄養を補う目的で積極的に納豆を与える必要はありません。「総合栄養食」と記載のあるドッグフードには、各ライフステージにおいて犬の健康に必要な栄養がすべて過不足なく含まれているからです。食事に加えて納豆を毎日たくさん与えていると、たんぱく質を過剰に摂取するなど、栄養に偏りが出てしまうことになります。
一方、納豆を用いた手作り食を与えたい場合には、納豆以外の食品とのバランスを考え、必要な栄養素を計算したうえで食事の内容を決定する必要があります。
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納豆のネバネバが気になる、食べたあとのお手入れを少しでも楽にしたいといったときは、一度納豆をお湯に通してネバネバを落とす方法があります。
犬用のフリーズドライの納豆を活用するという方法もおすすめです。ふりかけとしてだけでなく、おやつやしつけのご褒美として手から与えることもできます。与える量の調節がしやすいうえ、保存もしやすく大変便利です。
ただし、人間用の味付けされたフリーズドライの納豆は、犬には不向きですので与えないでください。
納豆が消化しきれずにそのまま犬の便に出てくることも考えられます。ひきわり納豆を選んだり、つぶしてあげたりして、消化しやすくするのもひとつの方法です。
ネギ類は犬に命にかかわる中毒を起こします。ネギを混ぜた納豆を犬に与えてはならないことはもちろんのこと、一度ネギを混ぜた納豆から、犬用にネギを取り除いて与えることも絶対にしないでください。
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犬に納豆を与える場合、味付けはしないでください。塩分は主食である総合栄養食で必要な量を摂取できます。それ以上とる必要はありません。
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犬が大豆アレルギーと診断されている場合には、当然、納豆を与えることはできません。
また、大豆アレルギーとの診断をうけていない場合であっても、はじめて犬に納豆を与える時は、ごく少量から様子を見ることをおすすめします。納豆を食べたあとに、皮膚をかゆがる、口の周りや目が赤くなる、下痢をするなど普段と異なる症状がでた場合には、速やかにかかりつけの動物病院で診察を受けてください。
病気で治療中の愛犬に納豆を与えたい場合は、かかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。
特に、アレルギー疾患、心臓や腎臓の病気などで治療中の犬や、療法食を食べている犬の場合は、必ずかかりつけの獣医師に相談してから納豆を与えてください。
一般的に納豆は、犬の体に問題を起こす食品ではありません。納豆が大好きな犬も多く、フリーズドライの納豆であれば、しつけのごほうびやコミュニケーションとしても使えます。注意点を守って、安全においしく楽しみましょう。
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こいぬすてっぷに所属している獣医師チーム。臨床経験が豊富な獣医師により構成されています。獣医療の知識や経験を生かし、子犬育て、しつけに関わる正しい知識をわかりやすくお届けしていきます。
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