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視力の衰えた愛犬が安心して楽しく暮らすためにできること【獣医師監修】

 

加齢に伴う変化や病気で視力が衰えたり、視力を失ったりした愛犬との生活をより暮らしやすいものにするには、飼い主さんのサポートが欠かせません。犬は嗅覚がとても発達しているので、視力が衰えていても飼い主さんのサポートによってご機嫌な暮らしを送れている愛犬はたくさんいます。ここでは、視力が衰えてしまった愛犬が楽しく暮らすためにできることについてです。

①家具の配置は変えずに室内を整備する

犬は住み慣れた部屋の家具の配置であれば、感覚として覚えてしまっていることが多いようです。ですから、家具の配置はできるだけ急に変えないようにしてあげましょう。

そのうえで、安全対策として赤ちゃん用の家具のコーナークッションやベビーゲートの設置までしてあげたいところ。ぶつかったり転落したりといった事故から愛犬を守りましょう。留守番をさせなくてはならない場合は、サークルの活用を。

また、普段愛犬が過ごしている床の上に、踏んだり口にしたりしたら危険なものを放置しないようにしてください。

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②体調がよければ積極的に外に出よう

体調がよければ、優しく声をかけながらゆっくり散歩を楽しみましょう。外の世界のにおいや感覚を楽しむことは愛犬にとってとてもよい刺激になります。

当然リードは必須です。家の外は不安だと感じてうまく歩けないようならば、優しく声掛けをしたりフードをご褒美として上手に使ったりしながらゆっくり練習を。 視力の衰えた愛犬にとって、家の外は不安で緊張して当たり前です。飼い主さんが黙ったまま散歩をするのではなく、こまめに声掛けをして飼い主さんの存在を感じさせてあげ、安心させてあげましょう。難しければ抱っこで外に出て、公園のベンチで時間を過ごすのもよいでしょう。

愛犬が外でもうまく歩けるようならば、「いくよ」や「ストップ」を教えておくとよいですね。そもそも、リードをグイっと引っ張る行為は犬に不快感を与えるし危険ですのでNG。そのうえ、視力の衰えている愛犬にとっては突然リードをひかれることは大変怖いことでもあります。「いくよ」や「ストップ」といった声掛けを習慣にしておき、愛犬が安心して歩くお手伝いをしてあげましょう。

愛犬との散歩を有意義なものにするためのポイントは、飼い主さんと一緒なら安心!楽しい!と思えて、愛犬の心が満たされるような散歩をさせてあげること。特に、外の世界での「においかぎ」は愛犬にとって本能を満たすことのできるとても貴重な時間となります。安全に気を付けて、存分ににおいかぎを楽しませてあげましょう。愛犬が安全な場所でにおいかぎに集中しているときには、邪魔せず見守ってあげることも大事なことですよ。

また、どうしても歩くのが難しい…という場合には、抱っこやカートで家の外に出て、色々な音やにおい、風を感じさせてあげると、気持ちよさそうにしてくれますよ。

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③急に触らない

視力が衰えている愛犬にとって、急に体を触れられることは非常にこわいこと。優しく撫でてあげるつもりであっても、びっくりしてしまいます。愛犬に触るときには、「触るよ」などとやさしく声掛けをし、できるだけびっくりさせないようにそっと触り始めるように配慮しましょう。

④愛犬の行動の変化に注目

視力の衰えてきた愛犬との散歩では、朝や日中は歩くけど夕方は歩かなくなってきた…などの変化が見られることがあります。これは、視力がさらに衰えてきているサインかもしれません。

犬は視力が衰えていたとしても、慣れている場所や明るい場所では特に不自由なく過ごせているように見えることが多いため、視力の低下に気づきにくい傾向があります。

白内障のような徐々に視力が低下していく病気の場合は、病気の進行のサインにいち早く気づいてあげることが大切です。これは、病気の進行具合によって治療の内容が変わることがあるからです。視力の低下が進んでいるかもしれない…と感じたら早めに動物病院を受診できるように、愛犬の様子に気をつけておきましょう。明るい時と薄暗い時の愛犬の行動の差に注目しておくことをおすすめします。

⑤目が赤い、目ヤニが増えたなどの変化に注意

愛犬の目の様子のチェックはこまめに行いましょう。もともとの病気による影響や、目が見えないことにより何かにぶつけてしまったなどで目に何かしらの症状が出ることが考えられます。

特に、目が赤い、目ヤニや涙が急に増えた、目を開きづらそうにしているなどの様子があるときは要注意。できるだけ早く動物病院を受診してください。

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視力の衰えた愛犬との暮らし、上手にサポートしてあげよう

視力の衰えた愛犬との暮らしでは、不安を和らげ、事故を防ぐためのサポートが大切です。視力が衰えた原因によっては、頻繁な点眼が必要になるなど、ほかのサポートも必要になるかもしれません。これまで通りとはいかないことも出てくるかもしれませんが、愛犬が少しでも機嫌よく過ごしていけるようにしてあげたいものですね。

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