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カリカリのごはんを嫌がる犬への対策5選【獣医師監修】

   2020/01/24

カリカリのごはんが苦手な犬

病気というわけではないのに、愛犬がカリカリのごはんだと食べてくれない…そんなことはありませんか?総合栄養食と書かれているごはんを選んでいれば、ウェットフードでも必要な栄養をとることはできます。でも、保存や保管がしにくかったり、コストがかかったり…という欠点も。ここでは、愛犬にもっとカリカリのごはんを食べてもらいたい!と思った時にできる対策についてご紹介します。

①適度な運動をし、食事の間隔を伸ばしてみる

カリカリを食べるために運動している犬

食事の時間、空腹であればあるほど、カリカリでも「待ってました!」とばかりに食いついてくれるはず。ですから、食事の間隔を伸ばすようにしてみるのがひとつの方法です。

1回あたりのおやつの量を少し減らしてみたり、適度に体を動かす運動を取り入れたりすることも有効ですよ。

②カリカリを水やぬるま湯でふやかす

水をカリカリのフードにかけてラップをした状態でしばらくおいておきます。ドライフードをふやかすことで、カリカリした食感をなくしてしまいましょう。犬によって好みのかたさが違いますので、愛犬の様子を見ながら、水分量を調節してあげるとよいでしょう。水ではなく、ぬるま湯を使うと、香りも立ちやすく、さらに食いつきはUPしますよ。やけどをさせないようにご注意ください。

水分を含んだフードは傷みやすくなりますので、1回で食べきるようにして、毎食ごとにカリカリのフードをふやかすようにしましょう。

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カリカリを砕いてしまうという方法もありますが…

カリカリを少し砕いてからお水をかけると、より短時間でペースト状にすることができます。ただし、砕いたあとのカリカリのフードは酸化が進みやすくなりますので、必ず食べきれる量ずつ、1回ごとに砕く必要があります。

ポリ袋に入れたフードを毎食めん棒などでつぶすとなるとなかなか大変。時間はかかりますが、ふやかしたフードをつぶしてペースト状にする方がよいかもしれませんね。

③出し汁でふやかす

②の応用編です。野菜のゆで汁や、脂肪分のほとんとない鶏むね肉のゆで汁を少し加えて、カリカリをふやかしつつ、風味もつけてしまうという方法もあります。これであれば、余分なカロリーをとりぎる心配や、栄養素の偏りが起こる心配も少なくてすみます。

とはいえ、普段私たちが口にする食材の中には、犬が食べられない食材もあります。たとえば玉ねぎは、たとえゆで汁だとしても犬にはNG。食材の選択にはくれぐれもご注意ください。また、アレルギーや持病で治療中の愛犬の場合は、かかりつけの動物病院の先生に相談のうえ行ってください。

出し汁は、清潔な製氷皿などを用いてキューブ状にして冷凍しておくという方法が便利です。ふやかしたあとのフードは傷みやすいので、毎食ごとにふやかすようにしてください。

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④トッピングをカリカリに「混ぜこむ」

ウェットフードやふりかけ、ゆでた野菜などのトッピングをドライフードに乗せるだけだと、上に乗ってるトッピングだけ食べてごちそうさま…になることが多いもの。トッピングをしたいときには、ただ乗せるだけではなく、しっかりとカリカリのフードに絡めて混ぜ込んでしまいましょう。

このとき気を付けなくてはならない点は、カロリーの取りすぎと栄養バランス。本来、総合栄養食のドッグフードは、それと水のみで必要な栄養が過不足なくとれるように配合されています。ですから、トッピングをする場合には、その分カリカリの量を減らしておかなくてはなりません。また、同じ食材ばかり毎食毎食トッピングしていると、やがて特定の栄養素の取りすぎを招くおそれがあります。食材はいくつかのものをローテーションさせてほうがよいでしょう。

当然ですが、犬が食べられない食材は選ばないようにし、持病のある犬の場合はあらかじめかかりつけの動物病院で相談のうえ行ってください。

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⑤フードを置く位置を少し高くする

特に高齢の犬の場合、筋力や体力の衰えとともに床に置いたフードを食べることが負担になってくることがあります。少しでも楽な姿勢で食べられるように、フードを置く位置を少しだけ高くしてあげると、食べてくれるようになることがありますよ。②~④の方法と組み合わせるのもよいですね。

急にドライフードを嫌がるようになった時は動物病院へ

今までなんともなかったのに、急にドライフードを嫌がるようになった…というときは、病気が原因で食欲が落ちていたり、どこかに痛みがあって食べにくくなっている可能性も考えられます。元気なように見えるし、ただのわがままじゃないかな…などとは考えず、念のため一度動物病院で診察を受けておくことをおすすめします。

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