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子犬を迎えたら知っておきたい、子犬の低血糖症とは?【獣医師監修】

   2020/01/13

子犬を家族に迎えてすぐの時期に起こしやすい病気のひとつに低血糖症があります。子犬の低血糖症は、発症した場合には速やかな対応が必要ですので、是非知っておいてくださいね。

子犬の低血糖症とは…

低血糖症とは、その名の通り何らかの原因で血糖値が極端に低くなった状態です。多くの場合、低血糖状態によって元気がなくなり、ふらつきや痙攣、ひどい時には昏睡といった症状を起こしてしまうことで気がつきます。成犬でも病気が原因で低血糖症を起こすことはあります。でも、子犬、特に生後3ヶ月齢までの子犬の場合には、これといった大きな病気をかかえていない子犬であっても低血糖を起こしてしまうことがあるのです。

これは、生後間もない子犬では「グリコーゲン」といわれる肝臓内に蓄えられている、いわば「予備」の栄養分が十分でないことが原因。食が細かったり、また、体が冷えてしまったりといったことが引き金になって、低血糖症が起こるのです。

子犬が低血糖症を起こすとどうなるの?

子犬が低血糖症を起こすと、はじめはなんとなく元気がない様子になります。速やかに処置をしないと、子犬はどんどん動きたがらなくなっていきます。やがてほとんど寝たきりになり、ぐったりした様子になってきます。

意識がぼんやりしてくるとともに、全身がけいれんする場合もあり、やがて昏睡状態となります。そして、そのまま処置が行われなかったり、処置が遅れたりすると死亡してしまいます。

子犬の低血糖症は、数時間のうちにみるみる状態が深刻なものになってしまいますので、とにかく速やかに応急処置をしなくてはなりません。

子犬を迎えて間もない時期は特に注意

子犬を自宅に迎えて間もない時期は、生活環境の急激な変化も影響して、ごはんをしっかり食べてくれなかったり、嘔吐や下痢をしやすかったりします。そういったことがきっかけとなって、体に必要なだけの血糖値を維持することができなくなった結果、元気をなくしたり、痙攣したりといった低血糖症による症状を起こすのです。

低血糖症はどんな犬種にも起こる可能性がある

子犬の低血糖症は基本的にどの犬種でも発症する可能性はあります。中でも、チワワをはじめとした超小型犬や小型犬の子犬では、特に注意をしておきましょう。

子犬の低血糖症の治療は?

子犬が意識を失ったり、けいれんを起こしたりしている原因が低血糖症と考えられる場合には、緊急処置としてブドウ糖を加えた点滴を行ないます。血糖値が回復すればすぐに意識を取り戻して、ケロリとしていることもよくあります。その一方、低血糖が非常に重度であったり、低血糖状態が非常に長く続いていたりする場合には、残念ながら救命できないケースもあります。

また、軽症で意識がしっかりしている場合には、応急処置としてブドウ糖液を飲ませる処置を行なうこともよくあります。食欲が出て、子犬が自力でごはんを食べられるようになれば、退院もできますが、帰宅したあとは、こまめに食事を与えたり、体を冷やさないようにしたりといった丁寧なケアが欠かせません。

子犬の低血糖症は予防が大事

子犬が低血糖症を起こさないためには、飼い主さんが「子犬は低血糖症を起こすことがある」ということを知っておき、予防に努めることが大事です。

まず、子犬の食欲には特に注意をしておかなくてはなりません。子犬を迎えてすぐの時期は、環境の変化にとまどって、ごはんをあまり食べてくれない…ということはよくあります。そういった場合もそのままにはせず、少しずつでも構いませんので、1時間や2時間毎を目安にこまめに食事を与えましょう。

月齢や個体差もありますが、子犬は半日ほど何も食べない状態が続くと低血糖症を起こしてしまうことがあります。子犬に食欲不振、下痢、嘔吐といった症状がある時には、早めに動物病院を受診しておくことを強くおすすめします。

また、子犬が過ごす場所の温度管理も大切です。冬場はブランケットや湯たんぽ、ペットヒーターなどを活用して、子犬が自由に暖をとれるようにしてあげましょう。

子犬の低血糖症かな?と思ったら…

「子犬がぼんやりして動こうとしない…、そういえば今日はごはんを食べていない…」生後3か月くらいの子犬に低血糖によると思われる症状が見られた時は、動物病院を受診しなくてはなりません。まずは動物病院に連絡のうえ応急処置についての指示を仰ぎましょう。

飼い主さんがその場に一人しかいないような場合、病院に連絡をとって指示を受ける前に自宅でできる応急処置もあります。子犬に意識があれば、濃い砂糖水を指で口の中の上あごの粘膜に塗ってあげてください。飲み込めずに気管に入ると危険なので、くれぐれも無理やり飲ませないでください。この濃い砂糖水を上あごの粘膜部分に塗り付けるという応急処置だけで、子犬が元気を取り戻してくれる場合もあります。元気を取り戻したように見えた場合も、状態が変わらない場合も、その後すぐに動物病院に連絡のして指示を仰ぎましょう。

子犬に意識がない、痙攣している、といった時は、とにかく一刻を争います。速やかに動物病院に連絡をとり、受診してください。

低血糖症の予防にはこまめな食事と丁寧なケア

子犬の低血糖症は、多くの場合は一過性のもので、適切な処置を受ければ、その後問題なく健やかに育ってくれることも少なくありません。その一方で、処置が遅れると命に係わることもありますので、子犬をおうちに迎えた方は、子犬の様子について毎日丁寧に観察し、ケアしてあげるようにしてくださいね。また、きちんと食事をとっているのに子犬が低血糖症を繰り返す場合は、病気が隠れているかもしれませあん。応急処置で症状が改善したとしても、必ず動物病院に連絡して、その後の指示を仰ぐようにしてくださいね。

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