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犬がノミに感染したら…症状は?人にも影響がある?【獣医師監修】

   2020/04/30

愛犬との暮らしで気になるノミの問題。ノミの存在は知っていても、その生態やノミが犬に寄生したときに現れる症状をよく知っているという飼い主さんはあまり多くないかもしれません。犬のノミは犬だけでなく人間にも症状を起こすこともあり、「たかがノミ」と放っておくのは危険です。犬にノミが寄生した時の症状や予防についてご紹介します。

犬に寄生するノミとは…

ノミはマダニに代表されるようなダニの仲間と思われがちですが、ノミは昆虫でダニはクモの仲間。全く異なる生き物です。ノミはなんと身長の150倍ほどの高さまでジャンプすることが可能。ピョンピョンと飛んで移動することで、寄生する宿主を自由に探し回ります。

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ノミの繁殖力は超強力!

ノミは犬や猫に寄生して、宿主の血液を吸って生きています。繁殖力が非常に高く、卵から生まれて数時間すると吸血し、数日後には産卵をはじめます。

ノミの成虫は1日に30~40個ほどの卵を産むとされており、ひとたびノミに寄生されると、あっという間に数が増えてしまいます。成虫だけでなく、卵や幼虫、さなぎが時間差で次々と成虫になっていくので、シャンプーだけで完全に駆除することはきわめて難しいと考えなくてはいけません。

ノミはどこにいる?

ノミは暗くて湿気が溜まりやすく、暖かな場所を好みます。屋外であれば犬小屋の下や草むら、軒下、室内であればケージやカーペットの下、ソファ、部屋の隅、そして愛犬の毛の中に潜り込んでいます。

多湿になる梅雨時、高温多湿になる真夏はもちろんのこと、暖房で快適な冬の室内も要注意。ノミが繁殖する危険性は年中続いているといっても過言ではありません。

ノミが犬に寄生した時の症状は…

ノミが犬に寄生すると、吸血された時のノミの唾液に反応して患部が赤くなったり、かゆみの症状がでたりします。でも、ノミの寄生による症状はそればかりではありません。ノミの寄生をきっかけに深刻な病気になってしまうこともあるのです。ノミが寄生したときの病気や症状をチェックしておきましょう。

「皮膚のかゆみ」は犬にとって大きなストレス!

ノミが寄生し犬の血を吸うと、患部が赤くなり強いかゆみの症状がでます。犬が体の一部を懸命に舐めたり、皮膚を軽く噛んだりといった仕草を見かけたことはありませんか?もしそのような姿を見かけたら、それはノミが寄生しているかもしれません。ノミの寄生によるかゆみは、犬に強いストレスを与えます。かゆみで眠れなかったり、睡眠の質が低下してしまったりすることもあるほどです。

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ノミの大量寄生で「貧血」になってしまうことも

1匹ずつは小さなノミですが、ノミの厄介なところは大量寄生するケースがあるという点。一斉に卵がかえると犬は大量に吸血され、貧血を起こしてしまうことがあります。犬の貧血症状は分かりにくく、発見したときにはかなり貧血が進んでいる場合も少なくありません。特に体の小さな子犬では深刻な状態になってしまうことがあります。

掻きむしりから「細菌感染」の危険性

ノミに吸血されて起こる非常に強いかゆみのため、犬がかきむしって皮膚に傷ができ、そこから細菌感染を起こしてしまう危険性もあります。特に、抵抗力の弱い子犬やシニア犬、病気で治療中の犬では要注意。

全身の皮膚でこのような細菌感染が起こってしまった場合には、適切に治療を行わないと重篤な症状へと移行してしまう危険もあります。

ノミから「消化管の寄生虫」に感染することも!

ノミは瓜実条虫、いわゆるサナダムシの幼虫を体内にもっていることがあります。かゆみの症状を和らげようと、犬が患部を舐めている時にノミを飲みこんでしまって体内に入ることで、犬は瓜実条虫に感染します。

瓜実条虫が寄生すると、犬が下痢や嘔吐などの症状を起こしたり、うまく栄養が吸収できなくなったりします。ノミが寄生していた犬の体重が減ってくる場合や、子犬の体重が思うように増えない場合、瓜実条虫が原因かもしれません。

「ノミアレルギー性皮膚炎」は深刻なかゆみと皮膚症状の原因

ノミの唾液がアレルゲンとなり、ノミアレルギー性皮膚炎になることがあります。ノミアレルギー性皮膚炎にかかると、強いかゆみや湿疹といった皮膚症状や脱毛を起こします。お尻から足回り、尾の付け根にかけてが症状が出やすい場所です。

愛犬に感染したノミから人間にも被害が及ぶことも…!

かゆみ

ノミに吸血されるとその唾液から患部が赤くなり、強いかゆみの症状が出るのは犬も人も同じ。さらに、犬と同様に、人もノミに噛まれることでノミの唾液がアレルゲンとなるアレルギー症状がでることがあります。患部に細菌感染が起きると、症状はいっそう重くなります。

猫ひっかき病

猫ひっかき病、またはバルトネラ症と呼ばれる病害もあります。これは、ノミが媒介するバルトネラ菌によるもので、炎症でリンパ節が腫れたり、発熱したりといった症状が現れることがあります。その名の通り、バルトネラ菌をもったノミが猫の爪や口周りに付着し、その爪で引っかかれたり、噛まれたりした際に人に感染するケースがほとんどですが、犬に寄生したノミから感染する可能性もありますのでご注意を。

ノミがいるかも!犬の体に黒っぽい粒を発見したら要注意!

愛犬がノミに寄生されないように、日ごろから予防をしておくことは基本中の基本。でも、万一ノミに感染してしまった場合には、早期発見し、すぐに駆除、その後の再感染を予防するのが大切です。ノミの被害を深刻なものにしないために、ノミの見つけ方を知っておきましょう。

ノミの寄生があるときによく見つかるのはノミの糞

成虫の個体はノミ全体の5%程度。 そのうえノミの成虫は動きが素早いため、見つけることは難しいものです。よほどの大量寄生でない限りは、ノミの寄生があるときに圧倒的に見つけやすいのはノミの糞や卵です。犬の毛の中にコショウのような粒を見つけたら要注意!ノミの糞かもしれません。

ノミ取りグシでチェックしてみて

犬の体にノミが寄生していないかチェックしたいときは、市販のノミ取りグシが便利です。ノミ取りグシを使用して犬の毛をすいてみましょう。赤黒い粒が見られたら、水に濡らしたティッシュに取ってみてください。赤い色が付くようならば、ノミの糞に含まれた血液の可能性大!ノミの寄生が疑われます。

愛犬にノミの寄生が見られたら動物病院へ

ノミの繁殖力は非常に高く、逃げ足も速いので、家庭でシャンプーしてあげる程度では完全に駆除することはほぼ不可能です。また、ノミの寄生によって起こる強いかゆみの症状は犬にとって、とてもつらいもの。動物病院では、ノミの駆除を行うと同時にかゆみを抑えるお薬を処方してもらえることもあります。ノミの寄生が疑われるときは、迷わず受診しましょう。

ノミの予防は必ず動物病院で処方された「動物用医薬品」で

愛犬とご家族にノミによる被害を出さないためには、予防が不可欠。ノミの予防や駆除には、動物病院で処方される「動物用医薬品」を使うことをおすすめします。「ノミ取り首輪」や一般的に市販されている「医薬部外品」のノミ対策グッズでは十分な効果は得られません。

動物病院で処方されるノミ対策の動物用医薬品には、錠剤タイプやスポットタイプ、スプレータイプなどさまざまなタイプの薬があります。中にはノミだけでなく、マダニやフィラリア症対策が同時にできるものもあります。使用にあたっては細かな注意があるため、自己判断での使用は控えましょう。ノミの予防は必ず動物病院でノミ駆除薬の処方を受け、使用方法を守って使ってください。

ノミの対策を万全に、健康に気持ちよく過ごしましょう

高温多湿になると途端に増える犬のノミ被害。ノミが寄生してしまうと、愛犬も飼い主さんもつらい思いをします。ノミの病害を大きくさせないためにも、定期的に動物病院で健康診断を受け、ノミの予防のためのノミ駆除薬の処方を受けましょう。室内で暮らす愛犬でも、年間を通してノミ対策を行っておくと安心です。健康で気持ちよく暮らすためにも、日ごろのケアを大切にしましょう。

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