
無視してもムダ?愛犬のいたずらへの本気の対策3つ
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愛犬は抵抗なくクレートに「ハウス」ができますか?子犬のうちは難なく入っていたのに、成長とともにだんだん警戒心が強くなり、「ハウス」を嫌がるようになった…というのはよくあること。クレートにすんなり「ハウス」ができ、そこで落ち着いて過ごせることは犬との暮らしでとても大切。対応を誤ると、犬はますます「ハウス」を嫌がるようになってしまいます。今回はクレートを警戒して「ハウス」を嫌がる愛犬にしてはいけないことをご紹介します。
嫌がっている犬のお尻をぎゅうぎゅう押したり、ズルズル腕を引っ張ったりして無理やりクレートに入れようとするのはNGです。犬にとってクレートがますます嫌な場所になり、「ハウス」をしたがらなくなってしまいます。
犬がクレートに入った時、毎回扉を閉めていませんか?そうすると、犬にとってクレートは閉じ込められる場所となってしまい、クレートに対して良い印象を持つことはできません。
クレートは外出する時だけに使うのではなく、室内でのリラックスタイムにも活用するようにしましょう。リビングなどの家族が集まるスペースで扉を開けっぱなしにしておき、犬が自由に出入りできるようにしておくのがポイントです。
ひとりで静かにリラックスしたくなった犬が、自らクレートに入ってのんびりできるような状態を目指しましょう。
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愛犬がクレートに完全に慣れていない間は、クレートに入った犬を残してひとりきりにすることがないようにしましょう。クレートに入ることに不安を感じてしまうようになるからです。
どんな時でもクレートで安心して過ごせるようになるまでは、飼い主さんの足元にクレートを置くなどして必ずそばにいてあげてください。クレートの中に頻繁にご褒美を入れてあげて、クレートの中でリラックスするのはよいことだ、と教えてあげるとよいでしょう。
犬が飼い主さんを困らせるような行動をとったときの罰としてクレートに閉じ込めることは絶対NGです。クレートに対していやなイメージを持ってしまいます。お仕置きとして閉じ込められている場所に自ら入りたくなんてないですよね。
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一度クレートを警戒するようになってしまったら、その警戒を解くのは容易ではありません。毎日少しずつ時間をかけてクレートへの警戒心をゆるめていくようにしましょう。
そんな時に役立つのがお気に入りのフード。クレートの奥にフードを入れて、扉を開けたままでしばらく放っておき、犬が自分から入るのを待ちましょう。「中にいいものがある!」と気づけば、少しずつ自らクレートに入っていけるようになるはずです。
ここで大事なことは、練習中にクレートの扉を決してしめないこと。何かの拍子にパタンと閉まってしまうことのないように、扉は外してしまった方がよいでしょう。
クレートの奥にフードを置いただけでは中に入ろうとしないかもしれません。そんな時は、愛犬の目の前でフードをクレートの中に入れましょう。フードを置く場所を少しずつクレートの奥へと移動させていくことで、愛犬はクレートの奥まで入ることにだんだんと慣れていくはずです。
扉を開けっぱなしにしたクレートの中で、ゆったり過ごせるようになってきたら、たまに扉をしめてみる練習を取り入れてみましょう。とっておきのおやつやフードを詰めたおもちゃに夢中になっている間に扉をしめて、すぐあけてあげる、という練習を積み重ねていきましょう。
「開けて!」と吠え始める前に扉を開けることと、毎回扉を閉めるのではなく、10回に1回くらい、ごくたまに扉を閉める程度にするのがポイントです。
犬との暮らしの中でクレートを使わざるを得ない場面はどうしても出てきます。そんな時にクレートの中で興奮して暴れ続けて疲れてしまう、熱中症になる、ケガをする…などということを防ぐためにも、ぜひクレートでの「ハウス」を練習しておき、落ち着いて過ごすことができるように練習をしておきましょう。
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東京大学農学部 獣医学専修を卒業後、大阪の高度獣医二次診療病院に勤務の後、渡米しミシガン州立大学、カリフォルニア大学 ディビス校にて、整形外科・再生医療の研究などに携わる。帰国後は、アメリカでの経験を活かし、神奈川県大和市にある山口獣医科病院の院長として、より良い地域医療の普及に邁進中。
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