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ハウスを警戒して中に入らない犬へのNG対応4つ【獣医師監修】

   2022/09/02

愛犬は抵抗なくクレートに「ハウス」ができますか?子犬のうちは難なく入っていたのに、成長とともにだんだん警戒心が強くなり、「ハウス」を嫌がるようになった…というのはよくあること。クレートにすんなり「ハウス」ができ、そこで落ち着いて過ごせることは犬との暮らしでとても大切。対応を誤ると、犬はますます「ハウス」を嫌がるようになってしまいます。今回はクレートを警戒して「ハウス」を嫌がる愛犬にしてはいけないことをご紹介します。

①お尻を押して無理やり「ハウス」をさせる

嫌がっている犬のお尻をぎゅうぎゅう押したり、ズルズル腕を引っ張ったりして無理やりクレートに入れようとするのはNGです。犬にとってクレートがますます嫌な場所になり、「ハウス」をしたがらなくなってしまいます。

②犬が「ハウス」をするたびにクレートの扉を閉める

ハウスをした時に扉を閉められた犬

犬がクレートに入った時、毎回扉を閉めていませんか?そうすると、犬にとってクレートは閉じ込められる場所となってしまい、クレートに対して良い印象を持つことはできません。

クレートは外出する時だけに使うのではなく、室内でのリラックスタイムにも活用するようにしましょう。リビングなどの家族が集まるスペースで扉を開けっぱなしにしておき、犬が自由に出入りできるようにしておくのがポイントです。

ひとりで静かにリラックスしたくなった犬が、自らクレートに入ってのんびりできるような状態を目指しましょう。

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③「ハウス」をした時に犬をひとりにする

ハウスをしたらひとりにされた犬

愛犬がクレートに完全に慣れていない間は、クレートに入った犬を残してひとりきりにすることがないようにしましょう。クレートに入ることに不安を感じてしまうようになるからです。

どんな時でもクレートで安心して過ごせるようになるまでは、飼い主さんの足元にクレートを置くなどして必ずそばにいてあげてください。クレートの中に頻繁にご褒美を入れてあげて、クレートの中でリラックスするのはよいことだ、と教えてあげるとよいでしょう。

④クレートを罰として使う

犬が飼い主さんを困らせるような行動をとったときの罰としてクレートに閉じ込めることは絶対NGです。クレートに対していやなイメージを持ってしまいます。お仕置きとして閉じ込められている場所に自ら入りたくなんてないですよね。

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犬が自ら「ハウス」をしたくなるようにしよう!

大好きなフードを使ってクレートへの警戒を解いていこう

ハウスを好きになる練習をしている犬

一度クレートを警戒するようになってしまったら、その警戒を解くのは容易ではありません。毎日少しずつ時間をかけてクレートへの警戒心をゆるめていくようにしましょう。

そんな時に役立つのがお気に入りのフード。クレートの奥にフードを入れて、扉を開けたままでしばらく放っておき、犬が自分から入るのを待ちましょう。「中にいいものがある!」と気づけば、少しずつ自らクレートに入っていけるようになるはずです。

ここで大事なことは、練習中にクレートの扉を決してしめないこと。何かの拍子にパタンと閉まってしまうことのないように、扉は外してしまった方がよいでしょう。

入らないようなら…犬の目の前で好物をハウスの中に入れる

好物を使ってハウスの練習をする犬

クレートの奥にフードを置いただけでは中に入ろうとしないかもしれません。そんな時は、愛犬の目の前でフードをクレートの中に入れましょう。フードを置く場所を少しずつクレートの奥へと移動させていくことで、愛犬はクレートの奥まで入ることにだんだんと慣れていくはずです。

安心してハウスで過ごせるようになったら扉を閉める練習

ハウスの扉を閉める練習をする犬

扉を開けっぱなしにしたクレートの中で、ゆったり過ごせるようになってきたら、たまに扉をしめてみる練習を取り入れてみましょう。とっておきのおやつやフードを詰めたおもちゃに夢中になっている間に扉をしめて、すぐあけてあげる、という練習を積み重ねていきましょう。

「開けて!」と吠え始める前に扉を開けることと、毎回扉を閉めるのではなく、10回に1回くらい、ごくたまに扉を閉める程度にするのがポイントです。

時間をかけて「ハウス」の練習を

犬との暮らしの中でクレートを使わざるを得ない場面はどうしても出てきます。そんな時にクレートの中で興奮して暴れ続けて疲れてしまう、熱中症になる、ケガをする…などということを防ぐためにも、ぜひクレートでの「ハウス」を練習しておき、落ち着いて過ごすことができるように練習をしておきましょう。

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