
犬へのスイカの与え方と注意点【獣医師監修】
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健康状態に問題のない犬であれば、様々な種類の肉を食べることができます。今回は、犬が食べてもいい肉の種類を、健康のために守るべき注意点とともにご紹介します。
健康状態に問題がなければ、犬は様々な種類の肉を食べられます。ただし、どの種類の肉を選ぶ場合でも、骨付きのものや脂肪の多い部分は避け、赤身のものを選びましょう。また、当然ですが、新鮮な肉を選んで与えてください。
犬に肉を与えるときにはしっかり加熱をしてください。のどにつまらせないように、指先ほどにカットしたものかミンチがよいでしょう。
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アレルギーをはじめとして、何らかの病気で療養中の犬、普段療法食を食べている犬の場合は、食べさせてもいい肉に制限がある可能性があります。あらかじめかかりつけの動物病院で確認のうえ、指示に従うようにしてください。
犬に与える肉として適しているのは、脂肪分の少ない赤身の肉。犬が食べてもよい種類の肉であっても、たくさん脂肪のついた肉はあたえないでください。過剰な脂肪分は消化不良の原因となりますし、命にかかわる病気である膵炎を引き起こすこともあり、危険です。
また、犬には骨を取り除いた肉を与えてください。特に鶏の骨には要注意。内部が空洞になっているために硬く鋭い形に割れることがあり、喉や消化管を傷つけるおそれがあります。大変危険ですので、犬には骨付きの鶏肉は与えないでください。
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どんな種類の肉でも、犬に肉を与えるときには、中心部までしっかりと加熱したものを与えてください。生のままの肉を与えると、食中毒を起こす可能性があるだけでなく、寄生虫への感染リスクもあります。
上述のように、健康な犬は色々な種類の肉を食べられます。でも、それはいずれも、少量を「たまに」であればOKということ。どんなに栄養豊富な肉でも、肉を毎日の主食にすることはできません。肉は少量をたまに与える程度にとどめましょう。
そもそも犬の主食は、総合栄養食と記載された、信頼できるメーカーのドッグフードにするのが最も手軽で栄養面からも確実です。総合栄養食とは、水と適量のドッグフードのみを与えていれば、その犬に必要な栄養素を過不足なくとることができるように作られているもの。ですから、きちんとドッグフードを食べている犬に積極的に肉を与える必要はありません。それどころか、ドッグフードにたくさんの肉を加えると、せっかく調節された栄養バランスは崩れてしまいます。カロリーオーバーにもなります。そのような食事が毎日続くことは、体調不良や肥満につながります。
あくまでも主食はドッグフード。そこに肉を加えるのであれば、ごく少量のトッピングとし、その分ドッグフードの量を減らすようにしてください。それも、毎日ではなく、たまのおたのしみにすることをおすすめします。
犬に食べさせる肉に味付けは不要です。犬の体に必要な塩分やミネラルは、総合栄養食であるドッグフードを食べていれば、それで必要十分。それ以上に与える必要はありません。また、調味料の中には、ニンニクを使用しているなど犬の健康を害するものもあります。犬に肉を与える場合も、塩コショウはもちろんのこと、タレで味付けしたりもしないでください。
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肉は嗜好性が高く、喜んで食べることの多い食材。さまざまなフードや愛犬用のおやつにも取り入れられています。日常的に私たちが口にする牛、豚、鶏以外の食材も目にすることが多いでしょう。犬が大好きな食材だからこそ、たまのご褒美や、ちょっと食欲が落ちたかな?という時のトッピングとして活用するのがおすすめ。健康を損なわないよう注意しながら楽しんでくださいね!
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