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犬の鼻血に気づいたら必ず動物病院へ。考えられる病気は?【獣医師監修】

   2019/12/09

犬が鼻血を出した時は様子見せずに、すぐに動物病院を受診しましょう。それは、犬が鼻血を出すときは、何らかの治療が必要な状態であることがほとんどだから。犬の鼻血は、深刻な病気のサインであることも多々あります。今回は犬の鼻血の原因となる病気についてまとめました。

重度の歯周病による鼻血

歯周病で鼻血?と思った方も多いかもしれませんが、犬が鼻血を出す原因として多いのが、重度の歯周病です。

歯周病が悪化し、歯根部と呼ばれる歯の根っこの部分での炎症が進行すると、歯のまわりにある骨がどんどん溶けていきます。するとやがて、口と鼻を隔てている骨も溶け、口と鼻の間に穴が開いてつながった状態になります。犬の上の歯で起こった重度の歯周病は、やがて鼻の中へと到達し、どんどん広がっていくのです。その結果、くしゃみや鼻水が増え、鼻血も出るようになってしまいます。

愛犬がこのような状態になってしまったら、全身麻酔下での手術が必要です。麻酔下での歯石の除去をはじめとした歯科処置はもちろんのこと、原因となっている歯を抜いたうえで、口と鼻の間にあいている穴を塞ぐ手術をしなくてはなりません。

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鼻腔内腫瘍による鼻血

犬の鼻の中にできた腫瘍も繰り返す鼻血の原因のひとつです。時にはなかなか止まらないような大量の出血をすることも。いびきやくしゃみが増えたり、犬がくしゃみをした拍子に、血や血が混ざった鼻水が飛んだり…ということも。病気が進行してきて腫瘍が大きくなってくると、顔面が変形したり、やがて呼吸困難を起こしたりする、大変深刻な病気です。

治療は腫瘍の種類によってさまざまです。手術による治療のほか、抗がん剤による治療、放射線療法などを組み合わせることもありますが、完治が難しいことも少なくありません。

鼻炎や副鼻腔炎による鼻血

様々な原因で起こる鼻炎も犬の鼻血の原因となります。鼻の周辺の骨に囲まれた空洞部分である副鼻腔にまで炎症が広がると、副鼻腔炎と呼ばれます。多くの場合、鼻水やくしゃみが同時に見られます。

犬の鼻炎や副鼻腔炎には、前述した歯周病や腫瘍が原因のもの以外に、細菌やウイルスへの感染、アレルギーなどによるものなどがあります。また、時には、とげとげした「ノギ」と呼ばれる植物のかけらを鼻から異物を吸い込んだことが原因となるケースも。

治療は鼻炎や副鼻腔炎を起こしている原因によって異なります。副鼻腔炎が重度の場合には、外科手術を行って副鼻腔を洗浄することもあります。

血が止まりにくくなる病気による鼻血

犬が血液がとまりにくくなる病気にかかっている場合にも、鼻血がでることがあります。血液の病気をはじめとして、血液が止まりにくくなる病態はいくつかありますが、いずれも大変深刻です。速やかに動物病院を受診しましょう。

肺水腫による鼻血

鼻血が薄いピンク色の泡のような状態で、呼吸が速く苦しそうな時は、大至急動物病院へ。肺水腫といって、肺に多量の液体がたまった状態になり、呼吸困難を起こしている可能性があります。

犬の肺水腫はほとんどの場合、心臓疾患などの他の病気が原因となって起こっています。鼻から血まじりの薄ピンク色の泡のような液体が出るようなときは、かなり深刻な状態。速やかに動物病院で診察、治療を受けましょう。

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愛犬が鼻血を出したら、様子見せずに病院へ

どこかにぶつけた、交通事故にあったなどの外傷が原因で鼻血が出るケースもある一方、犬の鼻血は心配な病気のサインであることが少なくありません。愛犬の鼻血に気づいたら、必ず動物病院を受診して、適切な治療を受けましょう。

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