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愛犬にぴったりのごはんの量を見つける1番簡単な方法とは?【獣医師監修】

   2019/02/26

愛犬のごはんの量、どのようにして決めていますか?多くの方がフードのパッケージに記載されている量を目安にしているかと思いますが、「もっと与えてもいいんじゃないかな?」とか「うちの子には多すぎる気がする…」などと感じることはありませんか?人と同じで、犬も、年齢や体格、その子の消化能力、そして一日の運動量によって適切なごはんの量は異なります。体重や年齢性別、運動量や健康状態などから、必要なカロリーを計算して…というのもひとつの方法。愛犬の健康管理をするうえでは、確実でとても丁寧な方法です。でも、カロリーの計算は少々難しく、なかなか自宅で簡単に、というわけにはいきませんよね。そこで今回は、自宅で簡単にできる、犬のごはんの量の簡易的なチェック方法についてお伝えします。

大前提は愛犬に適切なごはんを選んでいること

犬のごはんとして適切な総合栄養食

犬のごはんを選ぶときには、パッケージに「総合栄養食」と書かれているものを選ぶとよいでしょう。総合栄養食は、適切な量を与えることで、各ライフステージに必要なエネルギーと栄養素を過不足なく与えられることが確認されているものです。

また、人と同様、犬もライフステージによって必要な栄養バランスは異なります。
パピー用、成犬用、シニア用などとフードに記載されている場合には、愛犬のライフステージにあったものを選びましょう。

そのほか、愛犬が病気療養中で食事治療を行っている場合には、指示どおりの「療法食」を与えるようにしてください。

※愛犬のためのごはんの選び方については、こちらの記事でご紹介しています。
子犬のためのドッグフード選びのポイントとおすすめ5選【獣医師目線】
子犬には、良いフードを食べさせたい!子犬のためのドッグフード、何を選べばいいの?

ごはんの量が適切かのチェックは「便のかたさ」で!

愛犬にとって、ごはんの量が適切かどうかを判断する基準として、もっとも簡単なのは「便のかたさ」です。

まずはフードのパッケージの記載と愛犬の体重から、おおよその目安のごはんの量を知っておきましょう。次にその量を目安に与えたときに便のかたさをチェックし、ごはんの量を加減していくことで、愛犬にぴったりの量を見つけてあげましょう。

適切な量のごはんを食べている犬

理想的な便の硬さってどのくらい?

きちんと形のあるうんちをして、紙でうんちをふんわりとつかんでも簡単には崩れず、ペットシーツに少しだけうんちのあとが残るくらいのかたさが理想的。

このようなうんちが出ているようならば、食事の量としては適切です。

このとき、優しくつかんだうんちが簡単にグチャッとつぶれてしまったり、うんちをつかむことができなかったりするようならば、うんちが柔らかくなっている状態です。逆に、コロコロしたうんちで、ペットシーツにも跡が残らないようならば硬いうんちといえるでしょう。

便がやわらかすぎる時にはごはんの量が多すぎるかも!

うんちがやわらかくなっている時には、ごはんの量が多くて消化不良を起こしている可能性があります。
次のごはんの時間には、1回で与えるごはんの量を少し減らしてみて様子を見てみましょう。

ごはんの量を少し減らしてみて、うんちのかたさが正常になるようならば問題なし。ちょうどいい便の状態がキープできるようなごはんの量を維持しましょう。

1食にあたえる量を減らして、食事の回数を増やしてみてもOK。この方法は特に子犬でおすすめの方法です。

食事を減らしてもやわかい便や下痢が続くようなら、病気が原因の可能性もあります。必ず動物病院を受診しましょう。

コロコロかたいうんちが少量の時はごはんの量が足りないのかも。

愛犬がコロコロしたかたいうんちをしているようならば、少しごはんの量が足りないかもしれません。便の様子をみながら、少しずつごはんの量を増やしてみるとよいでしょう。

また、飲む水の量が少ないことで、便秘のような状態になっている可能性もあります。飲み水はいつでも自由に飲める状態にしてあげ、飲んでいる量が少ないかなと感じたら、ドライフードに少し水をかけてふやかすなどしてみてもよいでしょう。

ごはんの適量がわかったらきちんと計量しておこう

愛犬のフードの量をはかっているところ

うんちの様子から愛犬にとってのごはんの適量がわかったら、その状態をキープできるように、ごはんの量を計量しておきましょう。

「なんとなく、袋から目分量でザーッとお皿に…」といった与え方は、愛犬の健康管理上すすめられません。
毎日きちんと決まった量のごはんを与えることで、体重のコントロールがしやすくなるだけでなく、愛犬の食欲の変化にも気づきやすくなりますよ。

定期的な体重測定ももちろん大切

ごはんの量の確認のために定期的な体重測定をしている犬

愛犬の健康管理の一環として、定期的な体重測定をしておくことをおすすめします。もしもきちんと計量したごはんの量を守って与えているにも関わらず、体重が増えすぎてしまうのであれば、ダイエットが必要になってくるかもしれません。

運動量を増やしたり、おやつを見直してみたり、時には、ダイエット用のフードを利用したりして、適正体重を維持するようにしてください。

きちんとした体重管理のためには、やはり一日に必要なカロリーの計算が必要になってきます。ダイエットが必要かもしれない、と感じた時には、一度動物病院で相談することをおすすめします。

※気になる愛犬の肥満については、こちらの記事でご紹介しています。
犬の肥満チェック法。「肥満かも?」と思った時にするべきことは?【獣医師監修】
犬のダイエット。成功するための5つのポイントとは?【獣医師監修】

愛犬の健康のため、ごはんの量は適切に

犬にとって適切なごはんの量は、成長過程、年齢、季節、運動量、体調などによって変化します。愛犬の便の状態、そして愛犬の食欲などをよく観察しながら、臨機応変に対応してあげてくださいね。時には、適切と思う量を与えているつもりでも「すぐにたいらげてしまう」「いつまでもお皿をなめている」「いつも食べきれない」なんてこともあるかもしれません。最近では、満腹感の得やすいものや、逆に少量で栄養価の高いものなど、様々な種類のフードが販売されていますので、動物病院や店舗で相談して、愛犬にあったものを選択してあげてください。また、便の様子や食欲をよく観察することは、愛犬の病気をいち早く見つけることにもつながります。気になることがある時は、動物病院で相談するようにしてください。

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