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【嫌がる理由別】犬のブラッシング克服法

 

痛い思いをした、長時間拘束された…など様々な理由でブラッシングが苦手な犬は多いもの。でも、ブラッシングをしないで毛玉ができてしまっては、また次のブラッシングで痛い思いをし、拘束され、さらにブラッシングがイヤになるという悪循環になりがち。そこで今回は、嫌がる理由別、愛犬がブラッシングを快く受け入れられるようになるための練習方法についてです。

①そもそも触られるのがイヤ

触られることすら嫌がっている状態では、ブラッシングすることなどできません。まずは、体を触られることを大好きになる練習からスタートです。

毎日、ごはん1回分を体を触る練習に活用しよう!

たくさん遊んで一緒にくつろいでいる時間帯、ちょっと眠そうかな、という時間帯に、片手でフードを与えながら、優しく言葉をかけて背中を撫でてあげたり、頭を撫でてあげたりしてあげてください。

毎日の食事のうち1食分をこの体を触る練習に費やしてしまってください。一気にフードを食べようとしてしまう愛犬におすすめの方法は、ドライフードをぐっと握り、親指と人差し指の隙間から少しずつ食べさせるようにしながら、もう片方の手で愛犬の体を触る練習方法。手からフードを食べさせるのがうまくいかないようならば、コングのような知育玩具を活用してもよいでしょう。

体を触られても気にしないでフードに夢中になっていられるようになったら、触られるのが苦手な部分にもチャレンジです。

  • 緊張してビクッとして体を硬くする
  • 顔をそむけたり、振りかえって触られているところを見ようとする
  • 足を引っ込めようとする
  • 触っている手に噛みつこうとする(甘噛みを含む)

これらは、 「嫌がっているサイン」です。こういった様子があるときには、すぐに触るのをやめ、愛犬が触られても気にしない場所や触られて喜ぶ場所を撫でてあげたうえでその日の練習はおしまいにしましょう。

毎日少しずつ、嫌な思いをさせないように、そして愛犬が気持ちいいと感じるように練習を積み重ねていくと、やがてご褒美の食べ物なしでも体を触られることを快く受け入れてくれるようになります。それどころか、体を触られること自体が大好きになってくれます。ほんの少しの時間でいいので、ぜひ毎日、この練習を続けてみてくださいね。

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触られるのに慣れたらブラッシング練習

ブラッシングの練習で大事なことは、嫌がる愛犬と格闘しないこと。また、嫌がるそぶりがあった時に「ささっと終わらせてしまおう!」と無理やり済ませようとしないこと。犬に痛い思いや嫌な思いをさせてしまうと、せっかく頑張って練習して触られることに慣れたのに、また元の状態に戻ってしまいます。焦らず、とにかく嫌な思いをさせないように練習を続けましょう。

ここでも、遊びや運動で心身ともに満足している状態で練習をしてください。そのほうが、ブラッシングを受け入れやすくなるからです。体を触る練習と同じように、フードを少しずつ食べさせながら練習です。全身をくまなく行うのではなく、背中だけ、チョンチョン、とブラシをかけて今日はおしまい!でもOKです。

毎日のごはんの1回分をこのブラッシングの練習に活用するのですから、少しずつの積み重ねでブラッシングできる範囲はどんどん広がっていくのでご心配なく。とにかく大事なことは、「犬に嫌な気持ちを起こさせないこと」です。必ず嫌な気持ちになる前に切り上げてしまってください。

ブラッシングに慣れてきたら、苦手な場所にも挑戦です。毛のもつれは必ずブラッシング前に手で軽くほどいておいてください。手に握るか、知育玩具に入れたお気に入りのフードを食べている間に、少しブラッシングしてみてください。その後、愛犬が嫌がらない場所をブラッシングして終了です。「いい子だったね」と褒め、残りのフードを食べさせてあげましょう。ブラッシングを嫌な印象で追えないことが、明日のブラッシングも快く受け入れてもらえることにつながります。

このようにして、ブラッシングに嫌な印象を残すことなく「上手にブラッシングができた!」という経験を毎日少しずつ積み重ねていきましょう。そうすれば、少しずつ犬のブラッシングに対する印象はよくなっていき、リラックスしてブラッシングをさせてくれるようになっていくはずですよ。

②ブラッシングの道具が怖い

体を触られるのは大丈夫だけど、ブラッシングの道具が怖くてブラッシングを嫌がるというケースもあります。道具を近づけようとすると、顔をそむけたり、緊張して体を硬くしたり、などするケースがありますので、様子をよく見てみましょう。

まずはブラッシングの道具に慣れてから

ブラッシングに使う道具が愛犬にとって恐怖の対象ではないことを教えてあげましょう。道具を怖がっている間は、その道具を使って無理やりブラッシングはしないようにしてください。

数日間、ブラシなどの道具を愛犬の近くに置いたままにしてみたり、においをかがせてあげたりしてみてください。この間、もつれなどが気にいなる時は、手ぐしや指で軽くブラッシングをするようにしましょう。

道具に慣れてきたら、片手や知育玩具でフードを食べさせながらブラシをさりげなく体に当てるだけからスタート。愛犬の視界に入らないように、後ろからそっとブラシを当ててみましょう。それもできるようになったら、少しずつブラッシングを練習してみてくださいね。

③毛玉の部分をほぐされるのがイヤ

毛玉の部分のブラッシングを犬が嫌がるのは当たり前です。毛玉ができると、それだけで動くたびに皮膚が引っ張られて愛犬は痛い思いをしています。そこにブラシをかけようとすると、さらに強く皮膚が引っ張られることになるのでものすごく痛いはずです。また、一部分だけ頑固な毛玉になっている時は、その下に皮膚炎や傷が隠れていることがあり、それが嫌がる原因になっていることも。

一度プロに任せて毛玉のない状態にしよう

特にまだブラッシングの練習中のうちは、十分にブラッシングができずに、毛玉ができてしまうことがあるかもしれません。できれば、頑固な毛玉になる前に手で軽くほどき、手ぐしをかけてあげておくことが大切。手で優しくほぐしてみてもほぐせないようならば、毛玉はすでにかなり固まっている状態です。そんなときはペットサロンなどでプロに任せることをおすすめします。無理にほぐそうとすると、愛犬がケガをしたり、痛い思いをして、またブラッシングを嫌がるようになったりするからです。

プロの手で一度ほぐしてもらったら、翌日からは特に気を付けて毛玉になった部分に手ぐしをかけてあげるようにし、毛玉のない状態をキープしましょう。もちろんブラシを嫌がらないようならブラシでもOK。毛玉のできやすい場所を覚えておき、その部分は特に丁寧に手櫛をかけて毛玉を防ぐことがとても大事です。もしもすでに触られたりブラシをかけられたりするのを嫌がるようになっているなら、ここで紹介したフードを使った方法で毎日少しずつ練習しましょう。

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ブラッシング嫌い克服は時間をかけて!

ブラッシング嫌いの克服には、毎日、少しずつ練習していくことが必要です。大好きなごはんを1食分まるまる活用して、無理せず、楽しく慣らしていくことがポイント。気持ちよかった!楽しかった!という経験が毎日積み重なれば、やがてブラッシングが好きになってくれるはず。焦らず時間をかけて練習しましょう。

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