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犬が食糞する4つの理由【獣医師監修】

   2019/10/02

犬の食糞は、実はそんなに珍しいことではありません。とはいっても、愛犬のそんな行動はできれば見たくないもの。なんでうんちなんて食べるのだろう…と思ってしまいますよね。今回は犬が食糞する理由についてご紹介します。食糞問題解決のヒントが見つかるかもしれませんよ。

①食事に問題があるから

食糞の原因のひとつであるドッグフード

成犬であれ、子犬であれ、犬の食事に問題があると、食糞することがあります。

食事の量が少なすぎる場合

まずは、食事の量が足りず、空腹をごまかすためにうんちを食べるというパターン。とてもよくあるのが、子犬が成長してもっとたくさんの食事が必要であるにもかかわらず、いつまでも小さかった頃と同じ食事量しか与えられていない、というケースです。子犬の成長はあっという間。子犬が食糞をする時には、まずは子犬の月齢や体重にあった量、質の食事を与えているかを確認しましょう。

もちろん成犬の場合であっても、愛犬の体重に対して、食事の量が本当に適正かどうか、フードは愛犬に適した良質なものかを見直すことは大切です。

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食事の量が多すぎる場合

逆に、食事の量が多すぎて食糞するというパターンも。食べたものの一部が未消化のままうんちとして排出されるため、食事のにおいが残っていて食べてしまうことも考えられます。

②「これは何?」好奇心から

好奇心から食糞してしまう犬の行動は自然なこと

特に子犬で多いのが好奇心による食糞。子犬にとっては、うんちを食べることは自然な行動で、すぐにやめさせるべき行動とも言い切れない側面があります。うんちを食べる子犬を叱ってやめさせるなんてもってのほか。

子犬にとっては、身の回りのあらゆることが新鮮で刺激的であり、お勉強の材料です。赤ちゃんがなんでも触ってみようとするのと同じで、子犬はなんでも口に入れて「これは何?」と確認しようとするのです。ですから、強い匂いのするうんちを口に入れてしまうことは、自然な行動なのです。

とはいえ、うんちを食べるのを見るのは気持ちのいいことではありませんよね。子犬がうんちを食べないように、うんちをしたら黙ってすぐに片付け、食べる機会を与えないようにしましょう。においをかいでいるだけならそっと見守り、タイミングを見て口に入れる前にささっと片付けましょう。うんちを口に入れているところを発見しても、大きな声を出して脅かしたり、叱りつけたりはしないで、無反応で残ったうんちを片づけてくださいね。

健康な子犬の食糞は、通常、成長するにつれておさまります。気づいたら、うんちに興味を持たなくなっていた、ということがほとんどですので、神経質になりすぎず、おおらかな気持ちでいてあげましょう。

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③犬が「したいこと」が満たされていない

散歩が足りない、遊びが足りない、留守番が多く寂しい、といったように、犬が自分のしたいことを十分に叶えてもらえていないことから、そのはけ口としてうんちを食べていることも考えられます。

「ストレス」と一言で片づけるのではなく、必ず愛犬にとって何が足りていないのかを考えるようにしてください。愛犬との散歩の時間を増やす、体を使った遊びや頭を使った遊びをバランスよく行う、愛犬とじっくり過ごす時間を積極的に作るなどして、愛犬の心と体を満たしてあげると、うそのように食糞癖がおさまることもありますよ。

難しいのが留守番中の食糞。留守番中は思い切り運動させることができないですし、すぐにうんちを片付けることもできませんよね。そんなときは、留守番中の食事をコングなどの知育玩具に詰めて与えてみるのはいかがでしょう。頭を使った遊びを楽しむことができるうえ、ごはんを食べるのに時間がかかるようになるのでおすすめです。ごはんを食べようと試行錯誤しているうちに留守番時間が経過し、食糞しないですむかもしれません。

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④健康状態に問題があるから

健康状態に問題があって食糞することもあります。 子犬でも成犬でも、食糞がどうしても収まらない時には、病気の可能性を考えなくてはなりません。 犬が食糞する時には、健康チェックをしっかりと行いましょう。

犬が食糞してしまう病気のひとつに消化管寄生虫への感染があります。寄生虫感染により栄養不足となり、不足した栄養を補おうとしていることがあるのです。また、病気によって食欲が異常に亢進して食糞したり、投与されている薬の副作用により本来の食べ物以外のものを口にしたがる「異嗜」とよばれる状態になったりということもあります。

食糞が続く場合は動物病院に相談を

食糞の原因を探り、対策してもどうしてもおさまらないようならば、早めに動物病院を受診してください。体調に異常がある場合はもちろんのこと、はっきりした健康上の問題が見つけられない場合であっても、食糞が続くのであれば早めの受診をおすすめします。

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犬の食糞には必ず理由がある。叱らず対応しよう

犬が食糞をするのには、必ず理由があります。いやがらせなどではありません。うんちをすぐに片付けるのが大原則ではありますが、必ず食糞の理由を考えた対応をしていきましょう。特に成犬では、病気が原因となっていることもありますので、おかしいと感じるようなら早めに動物病院を受診しましょう。

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