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犬のいたずらへの3つの対策。「無視」以外の方法とは?

   2019/05/07

犬のいたずら、かわいい愛犬とはいえ悩みの種ですよね。「いたずらしてるのを見つけても無視しましょう」と言われるのを聞いたことのある飼い主さんも多いでしょう。犬のイタズラを発見した時に「無視をする」のはひとつの方法。でも実は、愛犬のいたずらは無視だけでは絶対に解決しません。そこで今回は犬のイタズラに困っている人にすぐに実践してもらいたい、愛犬のイタズラ対策を3つご紹介します。

犬のいたずら対策①犬の欲求を満たす

愛犬がイタズラする理由、わかっていますか?犬がイタズラする理由を考えずにひたすら無視をしたところで、イタズラの解決にはつながりません。犬がイタズラをする時には、必ず理由があります。犬は何かの欲求を満たすために、スリッパをかじったり、バッグをかじったり、ペットシーツをびりびりにしたりするのです。理由のないいやがらせなどでは決してないのです。

イタズラをする犬の持つ欲求を考えることがイタズラ対策には必要

そもそも、こういった行動を「いたずら」と呼ぶのは「人間がされて困ること」だからであり、人間側の都合。犬にとっては自然で本能的な欲求に従った行動であることがほとんどです。それを無視したり無理やりやめさせようとしたところで、犬は別の方法で(もしかしたら、もっと困ってしまうような行動で)その欲求を満たそうとすることになるだけです。

ですから、犬がイタズラする理由、つまり犬が満たそうとしている欲求を知っておき、その欲求をあらかじめ満たしておくか、別の方法で満たしてあげることが、犬のイタズラ対策には絶対に必要なことなのです。

犬のイタズラの理由:飼い主さんともっと遊びたい!

愛犬がイタズラをしがちな時間帯を振り返ってみてください。
飼い主さんが夕飯の準備などで忙しい時間帯にイタズラをしてはいませんか?犬がかまってもらえていない時にイタズラしてはいませんか?

そういった場合のイタズラは、愛犬のもっと遊んで!というサインかもしれません。日中、お留守番をしていて、夕方、飼い主さんが帰ってきたと思ったら、夕飯の支度でバタバタ…。「遊んでもらえるのかと思ったのに、相手をしてもらえないじゃないか!」と思った犬がイタズラを始めるパターンはよくあります。

忙しい時に…と思うかもしれませんが、そこをこらえて、いつもイタズラしてしまう時間帯より少し早い時間帯にしっかり遊んで愛犬の気持ちを満たしてあげましょう。

イタズラする時間より少し早い時間帯に先に一緒に遊ぶことで犬のイタズラ対策になる

たとえば、夕飯の支度の時にいつもイタズラする愛犬なら、夕方の時間帯に少し時間を作ってあげて。散歩を楽しむのもよいですし、室内で遊んであげるのもよいでしょう。散歩から帰ってきて少しの間マッサージをしてあげてもいいでしょう。

ほどよく疲れる程度に運動させ、心ゆくまで甘えさせてあげることで、愛犬はいつもイタズラしていた時間帯をリラックスしてまったりと過ごしてくれることでしょう。そうすることで、結果的にはスムーズに、そして心穏やかに夕方から夜の時間を送れることになるはずですよ。

※愛犬との遊び方のバリエーションを増やしませんか?こちらをご覧ください。
犬が喜ぶおもちゃの遊び方!遊び上手な飼い主はココが違う!
しつけもできる♪犬との室内遊び3選と注意点まとめ【番外編あり】

犬がイタズラをする理由:(子犬の場合)成長に必要な行動

子犬の歯の生え変わり時期に色々なものをかじるタイプの「イタズラ」は、歯がかゆいからかもしれません。また、子犬が色々なものを噛むことは、周囲にあるものについて学習をする大切な行動のひとつでもあります。

とはいえ、何でもかんでもかじられては困ってしまいます。そんなときは、噛み応えのあるおもちゃを与えることで対応しましょう。ここで使い古しのスリッパなどを与えたり、手をかじらせたりするのはNGです。「日用品や人の体はかじってはいけないもの。噛んでいいのはおもちゃだけ。」ということをきちんと理解させるためにも、必ずおもちゃをかじらせるようにしてくださいね。

子犬には噛んで楽しめるおもちゃを色々与えることでイタズラ対策になる

ちなみに、犬によって好きな素材や硬さはそれぞれです。お気に入りの素材のものを見つけてあげてくださいね。

※子犬の甘噛みについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
子犬の甘噛み対策。愛犬なりの理由を知って解決しよう!
子犬の甘噛みはいつまでにしつけるべき?対処方法は?

犬がイタズラをする理由:運動不足や遊びの不足

運動不足やストレスがたまることによる欲求不満からのイタズラは、やんちゃな子犬やエネルギーみなぎる若い犬にはよくあること。特に雨の日が続いたり、寒さ、暑さなどで思うように散歩に出られなかったりする時のイタズラは、ストレスの現れかもしれません。

運動をすることは犬のイタズラ対策に必須

散歩が足りていないかも、遊びが足りていないかも、と感じるようならばぜひ積極的に運動を取り入れましょう。さらに、走り回って遊ぶだけでなく、知育玩具を使った「頭を使った遊び」もどんどん取り入れるのが、イタズラ対策としては効果的。体だけでなく、頭も使うことで意外なほどに満足して落ち着いて過ごすようになってくれますよ。

とはいえ、ずっと愛犬と一緒に遊ぶことは難しいですよね。そんなときは、長時間熱中して遊べるような知育玩具を積極的に活用しましょう。

※知育玩具として有名な「コング」。上手に使えてますか?コングの活用術と飽きさせない使い方のコツはこちらでご紹介しています。
【子犬用もあります!】コングは子犬との遊びやしつけに大活躍の知育玩具。その活用術7選!
愛犬がコングに飽きずに夢中になる!その使い方とは?

大事なことは、愛犬を精神的にも、身体的にも満足させてあげること。ひとり遊びの時間と飼い主さんも一緒に遊びを楽しむ時間を上手に組み合わせて、愛犬にとって充実した時間を過ごさせてあげてください。
たくさん遊んで、ほどよく疲れて、イタズラする暇を与えないようにすることもポイントです。

※愛犬は上手に一人遊びができますか…?イタズラ対策にもなる一人遊びについては、こちらの記事で解説しています。
愛犬が一人遊び上手だとメリットいっぱい!【注意点とコツ、オススメの一人遊び4選】

犬のいたずら対策②イタズラできない環境にする

犬にとってイタズラしたくなるものが犬の手に届くところに置きっぱなしにはなっていませんか。愛犬のイタズラに悩んでいる場合は、犬がイタズラするようなものを犬の届くところには一切置かないようにしてください。

イタズラするものは犬の届かないことに置くことでイタズラをさせないようにする

まずはごみ箱は蓋つきにする、バッグ、リモコンやスマホなどは犬の届かないところにしまう、といったことを徹底しましょう。他にも、ティッシュの箱やペットシーツの袋など、愛犬がいたずらしがちなものはすべて犬の手の届かないところに移動させておきましょう。そもそもイタズラするものがなければ、犬がイタズラをすることがないはずです。

また、家具の脚のように、動かせないものの場合は「ビターアップル」のような、舐めると苦味を感じるものを塗っておくのもひとつの方法です。

これにはご家族の協力が欠かせませんが、愛犬も家族の一員。イタズラによる事故を防ぐためにも、「イタズラできない環境」を整えることを徹底しましょう。

※イタズラ中の万が一…絶対に避けなくてはいけない「誤飲」についてはこちらの記事で解説しています。
犬の誤飲…対処法と症状の例、家庭内で気を付けたい8つのもの【獣医師監修】

犬のいたずら対策③イタズラしてない時の行動を見直す

イタズラをした犬に「こらー!」などと反応すると犬にとってご褒美になるから、「犬がイタズラをしても無視をしましょう」とはよく言われていることですよね。(※もちろん、誤食の危険がある場合には、口にしているものを離すように導くことは必要です。)でも実は、犬のイタズラ対策は、犬がイタズラをした時の対応だけでなく、いたずらをしていない時の対応が非常に大切だということをご存知でしょうか。

犬は、「ある行動をしている時に褒められた」などの良いことがあると、その行動の頻度は増えていきます。ですから、飼い主がしてほしいこと、つまり、「いたずらをしないで上手に遊んでいる」という行動を増やすためには、イタズラをしていない時に褒めてあげることが必要なのです。

「おもちゃで」遊んでいる時の声がけがポイント!

犬が自分のおもちゃで一生懸命遊んでいる時、「静かに遊んでいるし、そっとしておこう…」なんて思うかもしれませんが、この、「自分のおもちゃで遊んでいる時」に褒めたり、声がけしたりすることこそが、イタズラ解決につながります。どうしてもいたずらをしている時の愛犬に目がいってしまいがちですが、いたずらをしていない時の行動をしっかり認めて、褒めてあげることを繰り返しましょう。

イタズラをしていない時の行動を褒めることが犬のイタズラ対策には必要

かじってはいけない日用品ではなく、愛犬が噛んでもいいおもちゃを噛んでいる時に「偉いね!」「いい子!」「上手に遊んでるね」などと褒めてあげましょう。さらに、「そのおもちゃ、かわいいなー、ちょうだいー!」などと言って、さりげなく飼い主さんも一緒に混ざって遊んであげると効果的!犬は、おもちゃで遊んでいたら構ってくれた!と学習します。

これを日常的に心がけておくことで、犬は進んでおもちゃで遊ぶようになり、飼い主さんに構ってほしくて日用品で遊ぶようなイタズラすることはなくなっていくのです。

犬のイタズラは飼い主の行動次第で解決できる!

愛犬がイタズラをした時に無視をするのはひとつの対策。でも、それだけではイタズラは絶対に解決しません。してしまったことは、しかたのないこと。次に必要なことは、愛犬がイタズラをしたい気持ちにならないようにしてあげることなのです。イタズラをすることで愛犬が何を訴えているのかをきちんと考え、イタズラという方法で意思表示する前にその訴えを満たしてあげることが必要です。犬と暮らす中では、多少困ったことがあるのは覚悟しておかなくてはなりません。でも、イタズラばかりでは、愛犬との暮らしが心から楽しいものにはならいでしょう。愛犬と笑顔で暮らしていくためにも、まずは日々の暮らしの中で、愛犬の心が満たされているかどうかに目を向けるようにしてくださいね。

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