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犬が吠える…理由を知って対策すればむやみに吠えない犬になる!

   2019/05/09

愛犬が吠えて困る…というのは多くの方が抱えている悩みのひとつ。 でも、犬が吠えるのは自然なこと。 吠えるのには理由があります。あなたの愛犬が吠える理由、わかっていますか?家庭で暮らす犬がむやみに吠えると、それは「騒音」とされ、「無駄吠え」なんていわれてしまうことも。でも、飼い主がその理由を考えて、適切な対応をすれば、暮らしの中で困ってしまうような「吠え」は防げます。愛犬に「うるさい」と言ってしまう前に、犬が吠える理由を考えて、対応してあげましょう。ここでは犬が吠える理由と対処法をご紹介します。

犬が吠える理由は「何かを訴えたいから」

犬が吠える理由は「何かを訴えたい」から

犬が吠えるとき、ついつい「うるさい!静かにして!」などと言っていませんか?近所への迷惑、やりたいことに集中できない、テレビの音が聞こえない…色々と言いたいことはあるかもしれませんが、そこはぐっとこらえて。「うるさい!」という前に、犬が吠える理由を考えてみてください。

犬がコミュニケーションをとる方法は主に次の3つ。

  •  匂い
  •  態度や表情 (しっぽを挙げる、毛を逆立てる、あおむけになるなど)
  •  声  (吠える、うなるなど)

つまり、「吠える」ことは犬にとっては大事なコミュニケーション方法のひとつ。吠えている犬は必ず何か訴えたいことがあるのです

ですから、吠える犬に「うるさい」などと言って叱ることを繰り返すのは正解とはいえません。それどころか、問題を悪化させてしまうこともあるのです。

吠えることで犬が訴えたい内容は?

吠えることで犬が訴えたい内容を読み取ろう

犬が吠える理由となる訴えは、「要求」と「警戒」のどちらかであることが多いでしょう。

何かを要求して吠える場合

飼い主を困らせるほどに吠える犬によくあるのが、「一緒に遊ぼうよ」、「こっちを見てよ」「かまってよ」「外に出してよ」といった要求です。

バタバタと忙しく夕食の用意をする飼い主の足元にまとわりつきながらキャンキャン吠える、ずっとサークルの中にいて退屈してしまった時にワンワン吠える、などといった吠えがこのパターンです。

「もー静かにしてー」などと言った飼い主の声により、喜んでもらえた、かまってもらえたと犬が認識してしまっているかもしれません。また、うるさいからとりあえず…と要求にこたえるようにしてたことで、吠えたことに対する報酬を得たことになり、要求吠えが激しくなってしまっているケースもよくあります。

何かを警戒して吠える場合

一方、何かを警戒して激しく吠える犬も多いものです。

「何だ?」、「あやしいぞ!」、「あっちに行け!」「こっちに来るな!」といったところでしょうか。インターホンが鳴ったらワンワン吠える、救急車などのサイレンの音がしたら吠える、お客さんが部屋に入ってきたらギャンギャン吠える、といったパターンです。

多くの場合、警戒する対象と嫌な経験が結びついてしまった子犬の時期に十分慣れることができなかった、といったことが理由でこういった警戒吠えをしやすくなる傾向があります。また、吠えたタイミングでたまたまお客さんが出て行ったことにより、「吠えることで追い払うことができた!」という成功体験になってしまい、ますます吠えがひどくなってしまっているケースもよくあります。

あなたの愛犬が吠える理由を見つけよう

犬が吠える理由は犬のおかれた状況によって異なります。大事なのは、今あなたを困らせている愛犬の吠えの理由を正確にとらえたうえで対策をとることです。

残念ながらどんな犬にも万能な吠え対策はありません。「うるさい!」と頭ごなしに叱りつけるなどはもってのほか。その瞬間だけびっくりした愛犬が吠えることをやめるかもしれません。でも、犬の訴えを聞こうとしないままでは、次に同じ状況になった時にまた同じように愛犬は吠えることになるのです。

そのため、まずはとにかく愛犬が吠える理由を見つけ出しましょう。愛犬が吠えるときの様子や環境、時間帯などを観察して、細かく記録する方法がおすすめ。そうすることで、愛犬が吠えている理由が見えてきます。

時には愛犬が吠える理由はひとつではなく複数あるかもしれません。そのひとつひとつに対して、丁寧に対応していくことが必要となるため、愛犬の吠え対策には根気と忍耐が必要であることは覚悟しておきましょう。

愛犬自身が吠える理由と犬の気持ちをくみとることができたら、「吠えなくてもいいよ、きちんと伝わっているよ」と愛犬に丁寧に地道に伝えていきましょう。愛犬が吠える理由を見抜き、その理由にあわせた対策をすることで、やがて愛犬はむやみに吠えなくてすむようになっていくのです。

※愛犬の吠える声に現れる気持ちについてはこちらの記事でご紹介しています。
この吠え声はどんな意味??愛犬の気持ちを理解しよう!

吠える理由がわかれば対策できる!

犬が吠える理由がわかってしまえば、個々の犬の理由によって必要な対策が見えてきます。ここでは、よくある犬の吠えへの対策の例をご紹介します。

ケース1 インターホンが鳴ったら吠える!

インターホンに反応して吠える犬の話は非常によく聞きます。
こういった吠えは「誰かきたよ!怖い!」や「誰だ?あっちへ行け!」などといった警戒の気持ちからの吠え(警戒吠え)と考えられます。

もしかしたら、インターホンがなって知らない人が家に入ってきて驚いた、怖かった、などの経験が重なり、犬は「インターホン=怖い!」と学習してしまったのかもしれません。もしくは、犬が吠えたあと、タイミングよく来客が帰っていった経験があり、「吠えることで知らない人を追い払うことができた!」という成功体験となっているのかもしれません。

こんな時は、インターホンが鳴った時の警戒心や恐怖心を和らげてあげる必要があります。

ただでさえ、インターホンが鳴って警戒している犬に「うるさい!」などと叱るのは好ましい対応とはいえません。
インターホンが鳴った時に警戒してしまう犬の気持ちを受け入れ、愛犬に「大丈夫だよ」などと優しく声をかけて安心させましょう。また、おやつなどで気をそらしてあげるのもひとつの方法です。

そのうえで、少しずつインターホンへの警戒心を解くトレーニングを重ねましょう。「インターホン=怖くない!吠えなくても大丈夫!」と学習するような練習です。

犬が吠える理由がインターホンを警戒しているからであれば、警戒心をとく練習をする

具体的には、インターホンが鳴ると同時に、愛犬が喜ぶおやつをあげたり、おもちゃを与えたりという練習を繰り返します。また、インターホンの直後に遊んであげたり、撫でてあげたりといった、愛犬が好きなことと「インターホン」をセットにする練習を積むのもひとつの方法。
繰り返しているうちに、だんだんとインターホンに対する警戒心が和らぎ、インターホンが鳴るたびに吠えるような「警戒吠え」は解決していくはずですよ。もちろん、吠えずにいられたときに心から褒めてあげることもお忘れなく。

※インターホンへの吠えへの対策はこちらの記事で詳しく解説しています。
インターホンに犬が吠える…毎日使う3つのグッズでトレーニング!

※「こいぬすてっぷ」生後6ヶ月編では、インターホンをきっかけに吠える犬への対策、さらに飼い主さんが来客への応対から戻ってくるまでハウスで待っていられるようにする練習方法もご紹介しています。

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ケース2 夕食の準備をはじめると吠える!

飼い主さんが食事の支度をし始めると、吠える犬も少なくありません。これはいわゆる「要求吠え」であることが多いでしょう。

愛犬は「早くごはんをちょうだい!」と飼い主さんに訴えて吠えるのかもしれません。もしくは、バタバタと忙しくしている飼い主さんに対して、「もっと遊んで!」「一人にしないで!」などという要求を通すために犬が吠えるような場合もあるでしょう。

このように犬が何かを要求して吠えるのをやめさせたいからと、吠えるたびに犬の要求に応えて、ごはんをあげたり、遊んであげたりしてしてはいませんか?
それでは「吠える=飼い主さんがかまってくれる、要求に応えてくれる」と犬が学習してしまい、要求があるときの吠えがエスカレートてしまうことも。

犬が吠えるのをやめ、落ち着いてからごはんをあげるなど、飼い主さんは要求に応えるタイミングを考えなくてはいけません。

吠えるのをやめ、落ち着いてから要求に応える

また、いつも夕食を作ろうとするタイミングで「遊んで!」と吠えるのであれば、愛犬が吠える前に要求を満たしてしまうのがとても効果的な方法です。
具体的には、夕食づくりの前に、愛犬と散歩に出たりじっくり遊んだりする時間を設けてみてはいかがでしょう。飼い主さんが夕食を作らなくてはいけない時間帯に犬が心身ともに満足している状態になっていれば、困ってしまうほどの吠えに悩まされることはなくなるでしょう。

吠える犬への対策。決め手は「先回り」

吠える犬への対策は、先回りして吠える状況と作らないようにしてしまうことに尽きます。そのためにも、愛犬が飼い主さんを困らせるほどに吠える理由を正確に知っておくことがとにかく大切なのです。

先回りして愛犬のニーズを満たしておく

吠える犬への対策を考える際には、犬の毎日の生活をふりかえり、充足した環境が作れているか、犬のニーズは満たされているかをこまめに見直すことは必須です。

犬のニーズが満たされているかをこまめに見直すことが吠え対策になる

運動は足りているでしょうか、飼い主さんと一緒に遊ぶ時間は十分でしょうか。愛犬の健康管理はしっかりできているでしょうか。

こういった、「犬が求める基本的なこと」をあらかじめ満たしておくだけでも「困った吠え」はずいぶん減るはずなのです。

避けられない状況でもできるだけ吠えさせない

愛犬が吠える理由を把握して、吠える状況を作らないように…といっても、避けられないものは必ずあります。そんなときも、できるだけ先に対応して、できるだけ吠えさせないことを心がけましょう。

たとえばサイレン。サイレンが鳴ったら吠えることがわかっているのであれば、サイレンが鳴ったらできるだけすぐにおもちゃや知育玩具などを与えて気をまぎらわしてあげましょう。

サイレンが鳴ったらおもちゃを与えて吠えないですむようにする

犬が吠える理由さえわかっていれば、あらかじめその理由にあった準備をしておくことで、吠えないように、また、吠えたとしても短時間で吠えるのをやめられるようにすることができるはずです。

さらに吠えずにいられた、もしくはすぐに吠えるのをやめたら、そのことをしっかりと褒めてあげましょう。そうすることで、だんだんと悩まされるような吠えは減っていくのです。

※しつけの効果がUPする褒め方のコツは?詳細はこちらの記事でご紹介しています。
愛犬の上手な褒め方のコツ5つ!ハッピーでイキイキした愛犬に育てよう!

犬が吠える前に出しているサインに気付いて吠えさせない

犬の吠える理由を把握して、どんなに準備をしていても、常に完璧に吠えない状況を作り出すことは不可能に近いでしょう。そんなときのため、愛犬が吠える前に出すサインに敏感になっておくことも大切です。

「要求吠え」や「警戒吠え」への対策として必要なのは吠える前に気持ちを察して対応し、吠えずにすむようにしてあげること。愛犬をよく観察している方なら、犬が吠える前に出すサインに思い当たるものがあるはずです。

音のしたほうを警戒した様子でじっと見ている」「おすわりしてじっと飼い主さんを見つめている」や、「飼い主さんの足にまとわりついてウロウロする」など、「何かこわいことがあるのかな?」「何かしてほしいことがあるのかな?」などと思うことはありませんか。

犬が吠える前に出しているサインを見逃さずに要求に応えることで吠え対策になる

「あ、吠えそう」という瞬間に犬が出すサインに気づいたら、ぜひそのタイミングで愛犬に声をかけて警戒している対象から気をそらせてあげたり、要求に応えてあげたりしてください。

そうしてあげるだけで、犬は吠えなくてすむのです。忘れてはならないのは、そこで吠えなかったことを褒めてあげること。これを繰り返すことで、犬は「吠えなくても飼い主さんはわかってくれる!」ということを学び、吠える以外のアピール方法で飼い主さんに訴えてきてくれるようになりますよ。

※犬の気持ちを知るためのヒントはこちらの記事でご紹介しています。
愛犬のしぐさから気持ちを読む達人になる方法は?
犬の気持ちを読むポイント大特集!「しっぽを振る=嬉しい」だけじゃない?!

吠えた犬を「うるさい!」と叱ることは絶対NG

犬が吠えるのには理由があるのですから、吠えてしまった犬を叱ることは、決してしてはいけません。
犬が吠えたあとにすることは、吠えた理由が何なのかを考えること。

今、あなたの愛犬が吠えてしまったことは、しかたのないこと。次は吠えさせないようにすることを考えましょう

※吠える犬への対策についてはこちらでもご紹介しています。
【無駄吠え】子犬に優しく、効果的な対策とは?

吠えることは犬にとって大事な意思伝達

「吠える」ことが犬に本来備わった、大切なコミュニケーション方法である以上、犬と生活する中で、「吠える」という行動を完全になくすことは難しいことを理解しておきましょう。犬と心から幸せに暮らしためには、折り合いをつけていくことも大切。生活の支障となるような不必要な吠えや執拗な吠えをなくすことを目指して、根気よく吠え対策に取り組んでいきましょう。「吠えない」ことは決して当たり前ではありません。「吠えない犬」の多くは、人間社会で一緒に生きていくために、人間社会でのルールを覚え、「吠える」という行動を抑えているだけなのです。愛犬のことをわかってあげられるのは飼い主さんです。いつもは吠えるような状況で愛犬が吠えずにいられた時には、「吠えなかったね、いい子だね、ありがとう」心からそう思い、しっかりと褒めてあげることも大切なことです。

こいぬすてっぷ」生後6ヶ月編では、愛犬の吠え対策についてより詳しくご紹介しています。犬の吠え対策は子犬期を過ぎてからでも実施できます。成長してしまったから、とあきらめずに是非本書をご参考に吠え対策をしてみて、愛犬との暮らしをより快適なものにしてくださいね。

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