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犬のストレス、気づいていますか?サインを見抜き、上手に解消してあげよう!

   2019/02/26

犬のストレス解消法=運動というイメージがありますが、果たして本当にそうなのでしょうか。人それぞれ苦手なことが違うように、犬のストレスの原因も様々です。犬は当然散歩に行きたいだろうと思っていたら、実は今日の愛犬は散歩に行きたくないと思っていた、なんてことも有り得なくはないのです。言葉を話すことができない犬は、人間にわかるように声に出して伝えることができません。しかし、その代わりにたくさんの行動やしぐさで伝えようとしてくれています。犬の行動から気持ちを読み取り、ストレスをケアしてあげましょう!

犬がストレスを感じた時にとる行動10選

ストレスで熟睡できない犬

犬はストレスを感じると、様々な行動やしぐさでサインを出してくれます。どんなサインがあるのかチェックしておきましょう。

犬のストレスサインの例

①ソワソワと落ち着きがない
②病気でないのに嘔吐、下痢を頻繁にする
③熟睡できない
④食欲がない
⑤人を噛もうとしたり、攻撃的になる
⑥唸ったり、小さな物音にも反応してすぐ吠える
⑦前足を執拗に舐める
⑧ハァハァと荒い息をする
⑨足の裏が湿っている
⑩自分の尻尾を追いかけて回る

これらは犬がストレスを感じているときに現れるとされる兆候のごく一部。これ以外にも、愛犬がストレスを感じているときに出す行動やしぐさなどはいくつもあります。
また、いくつかの兆候が同時に現れることもありますし、一つしか現れないこともありますし、犬が感じているストレスの種類によっても現れるサインは異なります。

愛犬の様子に気になるところはありませんか…?

ストレスから食欲がなくなる犬

①〜⑤は比較的わかりやすいサインなので、犬と毎日一緒に過ごしている飼い主ならすぐに気づくことができるのではないでしょうか。
一方で、⑥〜⑩は日頃からしっかり観察していないと気づけなかったり、ストレスによるサインではないと思って見過ごしていたりするかもしれません。

こういった犬が見せるサインに敏感になるためにも、日々、愛犬の健康状態や行動をチェックしておくことが大切です。

また、元気や食欲がない、下痢や嘔吐の原因がストレスではなく、病気からくるものである可能性があることも忘れずに。体調不良が続くようならば早めに診察を受けておくことをおすすめします。

ストレスかな?と思ったら、すぐに原因を探ろう!

上記のストレスサインの中に一つでも当てはまるものがあったら、すぐにストレスの原因を探り、苦痛や不安な気持ちを取り除いであげましょう。

ストレスの原因、ヒントは「アニマルウェルフェアの『5つの自由』」

「アニマルウェルフェア」という言葉をご存知でしょうか。「アニマルウェルフェア」とは、簡単に言うと「動物が恐怖や不満を感じることなく、幸せに過ごせている状態」を指す言葉。つまり、「愛犬がストレスを感じることなく過ごせている状態」ともいえるでしょう。このアニマルウェルフェアを実現させるための基準となるのが、以下の「5つの自由」です。

犬がストレスを感じているときには、「何がストレスなんだろうー?」とただぼんやり考えるのではなく、「次の『5つの自由』が脅かされているのかも?」という観点を持って考える習慣をつけるとよいでしょう。

①飢えや渇きからの自由(解放):バランスのとれた食事と新鮮な水を与える
②不快からの自由(解放):快適な生活環境を整える
③苦痛・疾病・怪我からの自由(解放):病気やケガを予防し、必要に応じて獣医師の診察を受ける
④恐れや苦悩からの自由(解放):恐怖や「いやなこと」を避ける
⑤生得的行動(生まれつき備わっている行動)を発現する自由:散歩や運動、遊び、匂い嗅ぎなどを存分に
ストレスなく暮らせている犬

どれも当たり前のことのように思ったのではないでしょうか?

ところが、言葉が話せない犬の気持ちを100%理解するのは難しいもの。良かれと思ってやっていたことが、犬にとってはストレスになっている可能性もあります。中でも、④と⑤は、人間の勘違いや思い込みで、ストレスの元となる状況を作ってしまう場合が多々あるので要注意。
大切な愛犬の幸せを守るためにも、常に犬のこと、そして愛犬のことを理解しようとする姿勢を持ち、この5つの自由を守るよう努めていきたいですね。

ストレスの原因がわかったら、すぐに解消してあげよう!

「犬の日課の散歩」は、確かにストレス解消のために有効ですし、一切散歩をしなければ、ストレスをためてしまう愛犬は多いでしょう。
しかし、いくら運動しても遊んであげてもストレスが解消されていないと感じる場合は、そもそもの原因を見誤っている可能性があります。

犬がストレスサインを出している理由は、単なる運動不足ではなく、小さなストレスの積み重ねかもしれません。日々の行動をよく観察し、ひとつひとつ解消してあげましょう。特に、以下の2つは人間の勘違いで起こりやすいストレスです。一度日々の行動を見直してみることをおすすめします。

見落としがちなポイント①散歩で匂い嗅ぎ、できてますか?

犬の生得的行動である「匂い嗅ぎ」。散歩は運動のためだけにするものと思っていると、匂い嗅ぎを思う存分させてあげられていない可能性があります。

犬が匂いを嗅ぐのは、私たちが色々な物を見て楽しむのと同じで、犬にとって大きな楽しみのひとつ。これができないと、犬はとても大きなストレスを感じることになります。
心当たりがある人は、いつもよりゆっくりと散歩をし、思う存分匂い嗅ぎをさせてあげてみてください。

散歩でにおいかぎができてストレスがなくなった犬

見落としがちなポイント②実は苦手なことを我慢させているかも?

同じ人間でも得意、不得意が人によって違うように、犬もそれぞれ苦手なことが違います。
他の犬が怖かったり、ドッグカフェが苦手な犬もいます。もしかしたら、新しいドッグフードが苦手な味だった、なんてこともあるかもしれません。さらには、実は撫でられるのが苦手…という犬もいるでしょう。

犬は〇〇が好きに違いない…などという思い込みは捨て、愛犬の好きなこと、苦手なことをしっかりと理解してあげるようにしてくださいね、

SOSの前に、犬が感じるストレスを軽くするのがベスト

人と同じで犬も、「ちょっと嫌だな…」と思うことも、犬自身に余裕があるうちは我慢することで対応します。ですから、犬が感じているストレスに飼い主ができるだけ早いタイミングで気づいてあげなくてはなりません。

そのまま我慢をさせていると、徐々にストレスが積み重なり、やがて犬からのSOSとして、私たちが困ってしまうような激しいストレスサインを出すようになったり、体調不良を起こしたりすることも。

そうならないためにも、日頃から愛犬の様子をしっかりと観察して、行動や表情など小さな変化といった、ちょっとしたストレスサインにすぐに気づいてあげられるようにする必要があります。また、飼い主が困ってしまうような行動を犬が始めたときに、それがストレスサインだとすぐに気づけるようにするためにも、日頃からしつけをきちんとしておくことも大事なことです。

ストレスからのSOSで人をかもうとする犬

理想は犬がストレスサインを出さずに済むこと

もっとも理想的なのは、そもそも犬がストレスサインを出す必要がないように、事前に環境を整えてあげること。
そのためにもやはり、日々犬とコミュニケーションをたくさんとっておくことが大切です。愛犬の好き嫌い、愛犬のストレスの元をしっかり把握しておけるように、普段から意識して対策してあげましょう。

愛犬の個性を見極めて、ストレスフリーな生活を

人間と同じように、犬にも一匹ずつ個性があります。「犬はこういう生き物だから」「うちの犬種はこういう性格だから」という思い込みは一番危険です。もしかしたら飼い主のそんな勘違いによって、愛犬が苦しい思いをしているかもしれません。また、同じ犬でも、その日の気分や体調によってストレスの原因が変わることもあります。言葉を話せない犬の気持ちをすぐに理解してあげられるよう、犬と過ごす時間をできる限り作り、犬の行動やしぐさをじっくりと観察しましょう。そして、ストレスサインの原因を解消し、快適で幸せな暮らしができるようにしてあげてください。「最近犬の様子が少し変だな」と感じることがあったら、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね!

※犬の気持ちをよく知るためのポイントはこちらの記事でご紹介しています。
犬の気持ちを読むポイント大特集!「しっぽを振る=嬉しい」だけじゃない?!

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