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耳掃除で子犬と格闘しないため…早い時期からしておきたいコトとは?!【NG例も紹介!】

   2018/09/26

愛犬の耳掃除、したことはありますか?耳から臭いがしたり、耳を痒がったり、ベタベタしたり、そんなトラブルを起こす前に、耳掃除をしてあげたいな、と思っている人もいるでしょう。動物病院でももちろん耳掃除をしてもらうことはできますが、できれば自宅でも愛犬の耳のケア、してあげたいですよね。でも、いざ耳掃除をしよう!と思っても、「耳掃除」が苦手な犬が多いことも事実です。ところが実は、子犬の頃から「あること」をしておくことで、愛犬の耳掃除や耳のお手入れがぐっと楽になるのです。ここでは、子犬を耳掃除嫌いにしないためにしておきたい、「あること」を、NG例とともにご紹介します。

子犬が耳掃除嫌いになるかも…NG行為の例

耳の病気になって初めて子犬の耳を触る

耳がかゆく、耳掃除が必要な犬

子犬がよく見せる、耳の病気が疑われる症状には、

  • 耳をよく掻く
  • 頭をよく振る
  • 頭を傾けるしぐさを頻繁にする
  • 耳が臭い

などがあります。

こんな症状がみられるときには子犬の耳の中を確認しておきたいところ。でも、病変のある耳を触られることは、子犬にとって痛みやストレスを伴います。
人間だって、ケガしている部分を触られるのは怖くて嫌ですよね。そのため、耳に異常があるかもしれない…と思ったときにはじめて子犬の耳を触ることはおすすめしません。

「痛い耳をさわられた!」という記憶が強く残ってしまうと、子犬が耳に触れられるのを嫌がるようになってしまいますし、その後の耳掃除や耳の治療も難しくなってしまいます。

子犬の耳掃除を、無理やり行う

子犬の耳を清潔にしておこうとするあまり、無理やり耳掃除をしてはいませんか?
耳を触られることは、子犬にとってあまり気持ちのいいものではありません。お手入れだからといって、嫌がる子犬に無理やり耳掃除をしていると、耳掃除がトラウマになって耳を触られること自体を嫌がるようになってしまうかも。

また、子犬が嫌がる行為を無理やりしてしまう飼い主のことを子犬は好きになってくれるでしょうか?子犬との関係を維持するためにも、嫌がる子犬に無理やり耳掃除をするようなことはしないでください。

たれ耳で耳掃除が難しい犬

さらに、耳掃除のしすぎは外耳道を傷つける原因になることもあります。
健康な犬の場合、立ち耳の犬種であれば、本格的な耳掃除は多くても月に1~2回程度で大丈夫。たれ耳の犬種の場合はもう少し頻繁な耳掃除をしたほうがいいこともありますが、それでも多くの場合は、週1回程度の耳掃除で十分です。

※病気の治療をするために獣医師の指示で耳掃除を行うときには、獣医師の指示に従いましょう。その場合も、できるだけ子犬に優しい方法で行うようにしてくださいね。

子犬の耳掃除にチャレンジする前、早い時期からコレを!

耳掃除にチャレンジする前に、子犬の頃から「耳を触る練習」を!

耳掃除の練習を終えて安心して眠る犬

耳掃除がスムーズにできる犬になるためには、子犬の頃から耳に触られることになれておくことが大切。自宅で本格的な耳掃除をするのは、必ず子犬が「耳に触られる」ことに抵抗がなくなってからにしてください。

犬は口や足、しっぽ、耳などの体の末端を触られるのが苦手。でも、子犬の頃から体中を触る練習をして、犬が本来触られるのが苦手な部分であっても、「触られても平気」な状態にしておけば、普段のグルーミングもしやすくなりますし、病気になった時の診察もスムーズです。
もっと言えば、「体中触られるのが大好き!」そんな状態になっておくのが理想的。自宅でスキンシップを楽しむこともできますし、健康チェックがとてもしやすくなりますよ。
これは、「耳」についてもいえること。できるだけ早い時期から子犬の耳を触る練習をすることで「耳を触られるのが好き!」な状態にして、耳掃除に対するハードルを低くしましょう。

耳掃除の前に!子犬の耳を触る練習の方法

子犬の耳を触る練習

1.まずは子犬の体中を触る練習から。
いきなり子犬が苦手な場所を触る練習をしてしまうと、子犬が触られること自体を嫌いになってしまうかもしれません。子犬が触られてうれしい場所からスタートして、手をスライドさせるように体中を触る練習をしましょう。

2.それができたら、耳にもチャレンジ
最初はほんの1秒、子犬の耳を触ることからスタートです。少しずつ触る時間を長くしていきましょう。耳の外側からはじめていき、少しずつステップアップ。耳をめくったり、耳の内側を指でなぞったりまでできるとgood!

3.最後に、子犬が触られるのが好きな場所を触ってあげて、練習終了!
練習を良い印象で終えるために大切なこと。ぜひ最後に子犬が触られて喜ぶ場所を触って終わりにしてください。そしてもう一度、大げさなくらいほめてあげましょう。体を触られることとうれしいことが結びつけば、耳を含め、体に触られることが好きになってくれるはずですよ。

子犬が嫌がることを練習するときには、食べ物を何粒か用意しておいて、片方の手で少しずつかじらせながら練習することがおすすめです。
もちろん、誉め言葉をやさしくかけ続けることもお忘れなく。途中で子犬が触られるのを嫌がったら、食べ物で気をひきつつ、少しずつ練習していきましょう。

本格的な耳掃除は、耳を触られることに慣れてから!

子犬の耳掃除、普段は見えている汚れをふきとるだけでもOK

毎日のスキンシップの一貫として、子犬の耳の中を観察してみましょう。
子犬が耳を触られるのにまだ抵抗があるようならば無理はしないで。片方の耳だけ確認して、反対側は翌日にしてもかまいません。

耳掃除をしたあとの犬

子犬の耳の中に汚れや耳垢が見られれば、コットンに耳洗浄用のローションを浸して、やさしく拭きとります。指が届く範囲だけで大丈夫。
ローションがなければ、水で湿らせたコットンでもOK。あらかじめローションが浸してある『耳掃除シート』もお手軽でおすすめです。
人間が使うような綿棒は、耳道の粘膜を傷つけてしまったり、耳垢を奥に押し込んでしまったりすることもあるので、おすすめしません。

たれ耳の犬種であれば、耳を裏返して、新鮮な空気を入れてあげましょう。ずっとふさがれたままにしておくと、湿気がこもり、菌が繁殖する原因にもなります。

もしも子犬の耳に赤みや傷をみつけたら、動物病院に連れて行ってあげましょう。奥の方に耳垢が見えて気になるときも、無理をせず、動物病院でとってもらうと安心です。

子犬の耳掃除は「できて当たり前」ではない!

犬の耳は、耳道が5cm~10cmと長く、L字型に曲がっています。そのため、通気が悪く、菌が繁殖しやすい傾向にあり、外耳炎などの耳のトラブルを起こしやすくなっています。
ただでさえ触られることが苦手な犬が多い犬の耳ですが、このような複雑な構造をしているために、犬の耳掃除はかなりハードルの高いケアであることを忘れないようにしてください。「できて当たり前」ではないのです。

耳掃除が比較的しやすい犬の耳

犬の本格的な耳掃除には、イヤークリーナー(洗浄液)を直接耳に入れて掃除する方法があります。くり返しになりますが、無理やり耳掃除をしてトラウマを与えないように、必ず、子犬が耳を触られることに慣れてから耳掃除をはじめてください。
犬が嫌がらない耳掃除には、子犬が不快に感じないように人肌に温めたイヤークリーナーを使うなど、いくつかのコツがあります。はじめは動物病院で指導を受けることをお勧めします。

子犬の耳掃除で格闘しないため、少しずつ練習を!

子犬の耳を健康に保つためにも、子犬との関係を悪化させないようにするためにも、子犬が嫌がる「いきなり、むりやり、耳掃除」は絶対NG。トラウマを与えず、耳掃除嫌いにならないようにすることが大切です。「耳を触られることは怖くない」「耳を触ってもらうと気持ちがいい」と子犬に感じてもらえるように、日ごろから少しずつ練習していきましょう
子犬の体の色々な部位を触る練習については こいぬすてっぷ3か月編で紹介しています。ぜひ、お問合せくださいね。

こいぬすてっぷに所属している獣医師チーム。臨床経験が豊富な獣医師により構成されています。獣医療の知識や経験を生かし、子犬育て、しつけに関わる正しい知識をわかりやすくお届けしていきます。

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